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大人へ絵本memo ~カバーをしまったら数年後 嬉しい💕~

読み聞かせを始める方に簡単な説明をさせて頂きます。その中で
「聞いて良かった~」と言われることを1つお話します☺


絵本のカバーは外す💕

文庫本は
カバーを外すと地味な表紙が出てきますよね😂
絵本は
カバーを外しても同じ絵が出てくるのがほとんどです。


こんな風に⤵

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⤴ 上が中身の本で 下がカバーです。
わかりずらくてごめんなさい。
中身の方が年季が入っているのがおわかり頂けるかしら。

読み聞かせに使う時もそうなのですが、普段から
カバーを外しておくと良いと思います。

綺麗を保ちたいのでカバーは外さないと言う方がいらっしゃいます。けれどカバーってペラペラとして気になりますよね。丁寧に扱うことを子どもに教えるのは、絵本だけではなく何に対してもそうなのですが、大切に扱うばかりに楽しめなくなってしまうことがあるんですよね。大人でも破かないように扱うのは難しいものです。

おもちゃを適正の年齢で与えるのと同じような感じです。小さな部品のあるおもちゃを口に入れてはダメだよと言いながら遊ばせるのは危険です。小さな部品は仕舞っておくのが賢明でしょう。

絵本も出来るだけ不安要素を取り除いてあげて、好きなように読ませてあげるのが親切だと思います。

売る際に中の本が傷まないようにと言う理由でカバーをかけて売られているようです。海外ではカバーのない本がたくさん売られているので、日本の出版社は丁寧で素晴らしいですね。たかがカバーなのに表紙と同じ絵を付けて綺麗な紙を使用しているのですから。ついそのまま使いたくなります。


日本と言えば・・
私の好きな風の子さんはドイツにお住まいながら日本の絵本をたくさんの紹介して下さっています。自身と重ね合わせて絵本を味わっているところがとってもステキ💕ドイツの人達にも絵本の魅力が伝わっていると思う💕ステキな絵本ばかりで、どうやって手に入れているのかしら?日本から送ったのかな?ドイツにはどんな絵本があるのかな?なんて想像を膨らませて読ませて頂いています☺いつもありがとうございます☺


カバーの話に戻りますね・・・

子どもが読んでいる間 気になって ちょっとめくれてしまうと「あ~あ」って言ってしまい、破れてしまったからテープで留めたら更に剥がれたり。そんな方は、ぜひ外してみて下さいね。

親子共々 ノンストレスの絵本ライフになります☺

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外したカバー達がこちら⤴


外したカバーはどうする?

我が家の場合は読まなくなった絵本を誰かに譲る事が多いです。その時にカバーを付けて渡したいので保管してあります。⤵それがこれです。

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1つの袋に入れて、いつでも出せる場所に置いてあります。

カバーが破けちゃっていると差し上げるのは申し訳ないと思っちゃうけれど、綺麗なカバーをかければ、ちょっとくたびれた絵本でも見た目が新品になるので譲る気持ちが上がります☆彡

どこに譲る?

知り合いの小さな子や近所の小児科・銀行や図書館ももらってくれますね。
それから地域の児童館や小さな図書室・小学校などにも寄贈出来たりしますので募集をしていなくても、ぜひ聞いてみて下さい。

読書環境に関わる 

私の場合、子ども4人の小学校生活が通算18年でした。その年月で子ども達の読書環境もいろいろと変わりました。この地域の場合18年前には読書時間がありませんでした。私は娘のクラスで絵本を読みたいですと先生にお願いしました。朝の時間に読ませて頂けることになり、そのうち他のクラスでも読めるように絵本ボランティアが立ち上がりました。

毎週木曜日の朝に読み聞かせが入るようになり、朝読書も年々時間が増えていき、今では集会のある日以外の毎日になりました。

子ども達は読書する本を家から持って行くようになりました。
家に読みたい本がない場合は図書室で借りておいた本を読みます。

そこで気になってくるのは 図書室に行かない子です。

学校の蔵書を見てみよう

学校での読書時間が増えたのがとても嬉しかった私は、今度は子ども達が
読書したい本を読めているか。家に本がない子は読書の時間を持て余していないかを観察しました。それでわかったのは廊下や教室にも本棚があってそこからも選べるということでした。
学年用の本棚と言う感じです。

これならば、休み時間は外で遊びたくて、普段は図書室を利用しない子でも
ささっと手に取ることが出来ます。良かった☺

けれど・・・

その本棚にあるのは図書室からあぶれた古い本や市の図書館から譲り受けた、やっぱり相当年季の入った児童書でした。黄ばんでいるものも多くて、何年も誰もめくっていないような本もあります。

中身は名著かもしれないけれどこれでは・・・💦

聞くと学校では図書室に置く本を毎年購入します。我が小学校では司書さんが先生方に相談したり子どもにアンケートを取って決めていました。予算はそんなに多くないので図書室に置く本をまかなうだけで手がいっぱいです。

私は学校の司書さんとお話をして学年の本棚に置けるように絵本の寄付をしました。翌年には学校から保護者宛にお手紙を出して、必要なくなった児童書を募集してくれました。

真新しい綺麗な絵本がたくさん集りました☆ミ

子ども達の読書時間はどんどん豊かになっていきました。

読書が好きな子なら、本がボロボロでも、そこに活字があれば嬉しいかもしれませんが、普段読書をしない子にとってのそれは、読む本がないに等しくて、やっぱり新しい感じの本を揃えてあげるのって大切だねとみんなで話しました。

手に取りやすい場所に魅力的な本があると読書量が増えます。

今では読書推進校として他の地域からも見学に来るようになりました。


学校がやってくれることが増えると嬉しいけれど、お任せするだけではなくて、先生が出来ない事を助けたり、環境を整えるって、○○委員とかじゃなくても出来るんだな。家にあった絵本だけれど活用してもらえるって嬉しいな。そんな風に感じながら関わってきた小学校生活でした。


公共施設に寄付をすると
カバーと本体の絵本をカバーシールで覆って保護してくれる事が多いです。我が家の絵本も仕舞っておいたカバーを付けて差し上げると、シールで覆ってくれるので見違えたようになります。

どうか不要になった本を資源に出してしまわないように。。


読み終えた
絵本の次のステージは
カバーをかけて
未来の子達へ・・🏃💨


読んで頂きありがとうございました☺

では・・・💭💕

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