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「最初は休むつもりがなかった」「浦島太郎になるのが怖かった」「予定より長く休んだ」産休・育休メンバー座談会【前編】

こんにちは。1500名以上が47都道府県でフルリモートワークをする株式会社キャスターのPRチーム(広報)モリ&ツボイです。

2022年10月から、従来の育児休業とは別に、男性が子の生後8週間以内に4週間まで休業を取得できる「出生時育児休業(産後パパ育休・男性版育休)」制度も導入されましたね。

#男性育休 が話題となる昨今ですが、キャスターでは、以前から育休を取る男性メンバーがいました。
また、メンバーが1500名以上もいると、常に産休・育休取得中のメンバーは何名かいます。

今回は、産休・育休を取得した4人のメンバーに集まってもらい、取得前後の会社での様子や仕事に対する気持ちの変化について聞いてみました!
リアルな声を2回に分けてお届けします!

須田 綾乃さん:マーケティング部所属。2021年3月〜2022年4月に産休・育休を取得。

布施 朋美さん:マーケティング部所属。2021年8月〜2022年10月に産休・育休を取得。

三田村 忠仁さん:CASTER BIZ Contactのセールス担当。2020年4月〜8月に半育休を取得。

平塚 正人さん:CASTER BIZのCS担当。2022年7月〜9月に育休を取得。

(五十音順)

「最初は休むつもりがなかった」「浦島太郎になることが怖かった」「予定より長く休んだ」それぞれの産休・育休事情

ーーまず、皆さん、どのように産休・育休期間を決めたのでしょうか?

平塚:自分は、実は育休を取得するつもりはなかったんです。
でも、マネージャーから「育休を取ってくださいね〜」と言われまして。
取るとしたら、1ヶ月もあれば十分かなと思い、「それでは、1ヶ月ほど取らせていただきます」と返事をしました。

そしたら、「1ヶ月で何ができるんですか!?3ヶ月は取らないと、なかなか役に立てないんじゃないでしょうか」と部署の皆さんにアドバイスをもらいました。
それで、3ヶ月取りますということになりました。

今、振り返ると、3ヶ月にして本当によかったと思います。
アドバイスをいただいた皆さんに心から感謝しています。

三田村:僕は、5ヶ月間の育休を取りました。
実は、キャスターに内定をもらった翌日に妻の妊娠が分かりまして…!
入社して半年後に育休を取ることになったんです。

入社したばかりですし、悩みましたが、社内に男性育休を取ったことがある先輩がいたので相談にのってもらい、「キャスターは育休を取っても大丈夫だよ」と背中を押してもらって、育休を取得することにしました。

ただ、育休後に会社の話題についていけなくなるような「浦島太郎の状態」になりたくなかったので、半育休(育児休業中に一時的・臨時的に就業すること)にしました。

須田:私は出産予定日が3月27日だったので、3月生まれだったら育休を取れる期間が変わってきたのですが、4月2日に息子が生まれたので丸1年育休を取得しました。

妊娠が分かったすぐ後に、代表取締役CEOの中川さんと会う機会があり、妊娠報告をすると「めいっぱい、休みなよ!」と言ってもらえて、安心して休みに入ろうと思えました。

とはいえ、私も浦島太郎になるのが怖くて、半育休という形にしてもらいました。
仕事がゼロになるというのが社会人になって初めてのことで想像できず、月40時間の副業もしていました。

布施:私は、妊娠期間中につわりがほぼなく、とても元気だったんです。
もともと仕事大好き人間なので、自ら希望して、産休スタートを一般的な予定日の6週前から3週間遅らせ、正産期の開始前日まで働いていました。
そのことについてはnoteに書いたので、よかったら見てください。

育休期間もできるだけ短くしたいと思っていたので、予定日の9月から半年後の4月には仕事復帰したいと考えていました。当時は、6ヶ月の育休すら長いと感じていたんです。

でも、実際に娘との暮らしが始まると、心境の変化が次々と起こり、最終的には、1年間の育休を取得しました。
さらに、もうすぐ消滅してしまう有休があることを会社から教えてもらい、最終的に1年2ヶ月の産休・育休・有休期間を経て仕事に復帰しました。
あれほど仕事が好きで、社会から取り残されたくないという気持ちがあったのに、結果的に421日も休暇を取りました。

「休み方」もいろいろ。「半育休」もいろいろ。

ーー産休・育休明けに、「浦島太郎状態になるのが怖かった」というお話に皆さん頷いてらっしゃいましたね。

須田:会社と薄くでもつながりを持っている状態でいたいと思っていたんですよね。

平塚:そうそう、会社とのつながりがあることで安心感を感じられました。

須田:私は、上司にお願いして、月1程度で1on1をしてもらっていました。
堅いものではなく、会社の近況を教えてもらったり、上司が「息子さんどう?」とかいろいろ話を聞いてくれました。
人によっては、育休中に上司と話すことを求めていない人もいると思うんですが、私の場合は、この雑談の時間にかなり救われました。
息子の相談を一番していたのは、上司だったかもしれません(笑)。

三田村:たぶん、2パターンに分かれるのかなと思います。
会社の情報をシャットダウンしてしっかり休みたい人と、半育休をとるなりして会社の情報を取り続けたいと思う人と。

ーー私(モリ)は産休・育休時には仕事のことをほぼ忘れて過ごしていました...

会社とつながりを持っていたかったということですが、会社のSNS発信なども日常的に見ていたんでしょうか?

三田村:僕は半育休だったので、情報はSNSというよりは会社の中から取得してました。
もちろん、SNSから分かることもあるんですが、社内の具体的な情報はSNSでは見えませんし、中途半端に会社の情報を見ると逆に寂しくなってしまうタイプで…。
外から会社を知るのではなく、会社の中にいられる半育休という形をとることにしたんです。

須田:私は、Twitterは見ていましたけど、サラーっと見る程度でした。
どちらかというと、フォローしあっている会社のメンバーの個人インスタグラムを主に見ていて、プライベートな投稿にいいねをしたりして、会社の人とつながりを持っていました。

ーーなるほど。半育休といっても、会社とどうつながっていたいかは人それぞれってことですね。

「育休を取るの?」と誰も驚かない。“普通に”休める風土。

ーー産休・育休に入る際、チームメンバーの反応はどうでしたか?

三田村:僕が印象に残っているのは、「え?なんで育休を取るの?」と一切言われなかったことですね。

私が育休をとった2020年当時は、男性で育休を取る人が世の中的にまだ少なかったので、男性が育休を取ることについて驚かれたり、遠回しに「家庭と仕事どっちを取るのか?」と問われてもおかしくない場合もあったと思います。でも、そういうことは誰からも何も言われなくて。
なので、“普通に”育休を受け入れてくれたのは、キャスターらしいなと思いました。

平塚:部署にママさんが多くいるので、育休中にやるべきことを事細かに教えてくれました。

育休1ヶ月目は、教えられた通りありとあらゆることを必死でやりました。
もともと家事はしていたので、これまでやっていた家事に赤ちゃんのことが加わるだけだし、やる前は「余裕だろうな」と思っていたんですね。
滅多にない長期休暇中ですし、やるべきことをやった上で、サーフィンしたり、キャンプに行ったり、DIYをしたりしようと思っていました。

…でも、甘かったですね。
実際は、趣味にかまけている時間などなかったです。

先輩ママにいろいろ教えてもらっておいて、本当に助かりました。

ーー産休・育休時の会社の対応はどうでしたか?

布施:労務担当者がとても親切だったのが印象的でした。
産休・育休の手続きを丁寧に教えてくれたり、産休の開始日を遅らせる際もじっくり相談にのってくれました。

育休・産休の仕組みや制度についてよく理解できていなかったんですが、疑問が出るたびに気軽にチャットで相談できたので、安心感がありました。

育休の後半には、労務から連絡が来るとほっこりしてしまうほどでした。
娘の成長を報告したりと、そこまでつながりのなかった労務担当者との新しいつながりができたことが嬉しかったです。

須田:私も会社の労務担当者には感謝の気持ちでいっぱいですね。
産休前も復帰後も本当に丁寧に対応してもらいました。
個人のケースに合わせて、取得できる制度を教えてくれたのは本当に助かりました。
自分で調べていたらすごく時間がかかっていたと思います。

平塚:自分のところにも育休中に「保育園決まりましたか?育休の延長を希望しますか?」と聞いてきてくれて、気遣いを感じましたね。

ーー皆さん、本音でお話しいただきありがとうございました!

産休・育休事情は人それぞれ。休みたい人は普通に休めて、働きたい人は働ける(半育休ができる)、そんなところがキャスターらしさかもしれません。

次回は、休み前の引き継ぎや、復帰後についての座談会をお届けします。
また覗きにきていただけると嬉しいです!



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