見出し画像

産休開始を予定日6週→3週間前にした元気妊婦の話

こんにちは!現在、第一子を妊娠中、明日(!!)が予定日のふせです👶

私は妊娠発覚から今日まで、つわりや体調不良がほぼなくとにかく元気で。

会社がフルリモートワーク、基本的に仕事が好き! なのもあり、産休スタートを一般的な"予定日の6週前"から3週間遅らせ、生産期の開始前日まで働いていました。

産休開始を遅らせたいと思い始めた時、参考になる話がほぼなかったので、私の体験を残してみようと思います。

妊婦さんの体調は個人差が大きく、そもそもつわりは軽い方が稀です。このnoteはあくまで私個人、今回のはじめての妊娠(1子目と2子目で体調違う場合もあると聞きます)の体調・状況・考えをもとにした体験談です。

わたしの働き方と妊娠後の体調

まず、前提として私の働き方を。

働き方
・正社員
- フルリモートワーク
- フルフレックス
- 残業は基本なし

・終業後、土日の空き時間を中心に副業ちょこちょこ

正社員の(株)キャスターでフルリモートワーク4年目、副業も基本リモートです。所属していたbosyuチームでは、TwitterやSlackと向き合う時間が長く、スマホ完結の仕事も1/3くらいありました。

妊娠後の体調について

続いて、個人差が大きい体調。

私は元から超健康という訳でなく、天気が悪いと体調も下り坂、そうでない時も胃薬や頭痛薬を持ち歩いているタイプ。不調な自分との付き合いにも慣れていて、つわり由来の「少しだるい」に鈍感だった気もします。

妊娠してからの体調
・妊娠初期:食べづわり
- 「空腹だと気持ち悪い」軽い食べづわりあり
→7割満腹をキープでOK→リモートワークなのでちょこちょこ食べで解決(体重管理は超気をつけた)

・妊娠中期:基本元気
- 腰痛あり。骨盤ベルトを巻けばOK

妹はつわりがひどく、母も切迫流産の恐れで私と妹の2回入院しているので、何がおこるかわからない、つわり辛いだろう…と覚悟を決めていたものの、まさかの一度の吐き気もなく妊娠初期は過ぎました。

夫に「私のつわりの軽さは超レアだから、妊婦さんはこんなものだと思っちゃだめだよ」と言ったくらいです。(彼もレアなのはわかっていた)

ただ、つわりが終わるといわれる15週くらい。急に頭がすっきり身体が軽くなった瞬間があったので、それ以前は(気づいてなかったけど)多少つわりでだるかったのかも。

産休開始を遅らせたかった理由

そんな感じで「妊娠で一番つらい」イメージがあったつわり期を平和に過ごした上、妊娠中期にはいると、何なら妊娠前より元気なのでは?レベルで心身ともに調子が良くて。

働く環境的にも、フルフレックス、柔軟に調整できる仕事内容、チームの「体調や家族優先で」という雰囲気。事前に相談しておけば、検診が2週に1回になっても問題なく働けるイメージがわきました。

また、もともと夫と家事を分担しており、体調が悪い時は遠慮せずに伝え合い、無理しないスタイルが定着していたのも大きいです。

さらに、これといった趣味がなく、美味しいご飯を食べたり友人とわいわいすることと仕事が好き…みたいなタイプ。6週間前からの産休をイメージすると、暇を持て余してしまいそうと思い、産休開始の繰り下げを考えるようになりました。

産休中の副業については、産休に入って得た収益分、出産手当から減額されるようです。(育休中は、条件の範囲なら副業可)

そもそも産休開始の繰り下げは可能?

産休の知識はゼロだったので、調べてみると…

【産前休暇とは】
出産前の産前休暇は事業主に申請して取得します。原則として、出産予定日の6週間前(42日間)から[中略…] 取得可能です。本人の申請によって取得する休暇なので、希望すれば出産直前まで働くことも可能です。
出典元:duda

やはり!! 産前休暇をはじめるタイミングは調整できそうです🙆‍♀️

次に考えるべきは、産休開始の希望をいつにするのかということ。

妊娠ははじめてだし、まわりに産休開始を遅らせた人もいなくて、いつまで働くのが妥当なのかわかりません。さすがに予定日直前まで働くイメージはわかず、どこかで区切って数週間、開始を繰り下げたいなぁと。

そんなことを頭の片隅に、妊娠カレンダーを見ていると、妊娠37週〜41週は「生産期」と呼ばれ、ざっくりいうと赤ちゃんの産まれる準備が整う時期。約90%の赤ちゃんはそこで産まれると知りました。そして、予定日の3週間前から「生産期」にはいります。

一般的な産休開始は6週間前なので、生産期に入る直前まで働くのはどうだろう、と思うようになりました。

夫、お医者さん、会社に相談

まず夫に相談すると、私の日々の様子や働く環境を知っているので、無理をしない前提で「お医者さんと会社に相談してみたら?」と言ってくれました。

次に、検診でお医者さんに相談。正直「フルリモートワーク・フルフレックスの働き方」がピンときていない感じでしたが、生産期前まで働くことは、無理せずに様子を見ながら働ける環境なら…と。

最後は会社に相談です。

まずは、チームのボスにSlackのDMで相談。基本的にOKなので、会社の産前面談でその旨を相談してほしいとのことでした。

そして、ついに会社の産前面談。前例がないかもと思ったので、事前に「産休開始を繰り上げ、生産期前のO月O日まで働きたい」と希望を伝えておいたため、その前提でスムーズに面談がすすみました。

しかも「もし体調などで産休開始日を再度変更したい時は、遠慮なく相談してくださいね」とやさしいコメントまで! この一言があるだけでも気持ちが楽になります🥺

このような流れで、私は「産休開始を3週間繰り上げ、予定日前の3週間を産前休暇」として取得することになりました。

実際の妊娠後期の体調

妊娠中期から、腰痛で歩く時は骨盤ベルトが手放せないのと、たまに胃がきもちわるい位(はじめは後期つわりかと思いましたが、エアコンで冷えると毎年胃の調子が悪いのでそっちかも)。特にマイナートラブルもなく、私が知っている中で一番元気な妊婦さん=自分というくらい。

ただ、すご〜く疲れやすくなったのには驚きました。妊娠後期が真夏なのも相まって、少しの外出でも一日ショッピングで歩き回ったかのような疲労感。頭もいつも以上に働きにくくなっているような気も…。予定は1日1つまでと決めてから、無理なく過ごせるようになりました。

そして、何より「聞いてなかった〜」と思ったのが、赤ちゃんの胎動の元気さ👶🏻はじめはポコポコっとかわいかった胎動も、徐々に元気に激しくなり。

胎動は24時間赤ちゃんのペース。胎動がはじまると、集中力がとぎれてしまい仕事が中断することもしばしば。また、胎動がアクティブ過ぎて眠れなかったり、夜中に目覚める日もあります。赤ちゃんが元気なのはうれしいけれど、ここまでは予想外でした。(お腹の内側から、小さなかかとでお腹をぐぐぐぐ〜と押しながらスライドされると場所によっては痛い)

産休を3週間遅らせて正解だった?

予定日を明日に控えた今、このnoteを書いている位に私は、元気。赤ちゃんも順調です。ただ、産休に入って仕事スイッチがオフになったのか、余計に集中力がもたず、このnoteを書くのに何日も費やしています。笑

今回の妊娠中、ほぼ緊急事態宣言下で外出もままならない状況でした。人と会ったり新しい場所へ行くのが好きな私にとって、気分転換のきっかけがなかなかなくて。しかも、はじめての出産に不安や恐怖がないと言ったら嘘になります。

(早く産まれる可能性もあり)予定日前日に生まれていない今だから言えますが、この時勢で6週間休みだと考える時間が増え、不安が募ってメンタル的につらかったかも…。赤ちゃんを迎える準備も、お家時間がたっぷりあり、産休前にほぼ完了したし、私の場合は産休開始を遅らせてよかったというのが感想です。

産休開始繰り上げを周りにもすすめるか?

個人差が大きいので体調第一に状況、考えによるけれど、基本的には普通に取得するのが良い気がしました。2つの理由は下記。産休開始に関する法律は長年変わっていないので、もう少し早く産休開始できるよう見直されるべき、という意見があるのもうなずけます。

通勤は無理説

検診で電車に乗る度、これはフルリモートで通勤がないからできたことだとも思いました。

電車では、通勤・退勤時間とかぶると座れないことが多く…。マタニティマークを付けたまま優先席の前に立っていると、周りが気にしてくださっているのが伝わり申し訳なく感じることも。座れる率が低すぎて、涼しい時間帯として選んでいた朝の検診をやめ(妊娠後期が真夏なので)、昼間にずらしたくらいです。

お腹が大きくなるほどに、家と駅と病院の距離を歩くだけでもへとへと。それに加え、元気妊婦の私でさえ、お腹が大きくなってくると移動で座れないときついので、毎朝・夕の通勤がある方はぎりぎりまで働くと想像するとしんどいなぁと。

集中力が続かない

ちょっと調べた感じ、妊婦だから集中力が続かないという根拠は見つからなかったのですが…上にも書いたように、体感値ではすごく集中力がなくなり、頭が働かなくなります。

本来なら産休開始の8〜9ヶ月頃は、胎動が元気すぎて眠れない日もあったし、ガクッと集中力が落ちたと感じはじめたのもこの頃。仕事をはじめてゾーンにはいってしまえば大丈夫なのですが、はじめるまでがいつも以上にハードル高く感じることもありました。

とはいえ、陣痛直前までバリバリ仕事をこなしていた友人もいるので、これも人によるのかもしれません。

さいごに

私は、経営者でもフリーランスでもなく、キャリア思考タイプでもないので、産休開始を遅らせたと言うと、なぜか驚かれることが多かったです。

でも、キャリアに関係なく"仕事が好き"な人は、私だけでないはず。

『産休開始のタイミングを自分で選べる』と知ることで、ちょっと気楽になる人がいるかも、とこのnoteを書きました。

妊婦の体調には個人差があり、ここに書いたのはあくまで私の話。産休開始を繰り上げたいと思ったら、体調優先に、周りやお医者さんとも相談しながら検討するのがおすすめです。

---

仕事をきっかけにたくさんの人に出会い、たくさんのことができるようになったし、私の人生は「働く」ことを通してより楽しく充実したものに変わりました。

10年以上、生活中心にあった仕事と、はじめての妊娠という特別な体験。

突然やってきた人生の一区切りに戸惑いながらも、ママになる未知の自分や、育休あけの自分がどんな風に働いていくのか楽しみだったりもします。


安産祈願しつつ…おわり👶🏻

---

出産報告や育休中のことはTwitterでぼやきます↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?