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金言976:買うよりも借りよう、リスク優先!

パンデミックになった疫病が3年続きました。感染症専門家は夏には第9波を警告していますが、政治経済専門家は商いの活性化を最優先します。
感染拡大の最盛期には、JTBが冬のボーナス無しとなり、コストのかかる大きな病院では夏のボーナスがでないといわれました。みんなコロナのせいです。企業が減収減益になれば当然人件費も減額となります。
35年の長期ローンでマイホームを購入した勤め人の多くが、35年間安定的な収入を見込める雇用関係なんて非現実的だとは考えなかったにちがいありません。
―勤め先が倒産したらどうするの
―減給、左遷になったらどうするの
―離婚するとどうなるの
―大震災がおきたらどうするの
最悪の事態を考えたら何もできなくなるので、たとえ起きても自分だけは大丈夫、何とかなると納得して年収の7倍もする不動産を購入するのでしょう。楽観的に今を楽しむことが次善策には違いありませんが。

令和2年は勤め人の価値観を変える元年であったのかもしれません。
リモートワークでオフィスがなくなり、通勤がなくなり、残業がなくなり、居酒屋でのガス抜きの付き合いがなくなり、不特定多数のヒトとの接触が激減しました。すべて、コロナがヒトの生存を危うくしたためです。

今は、安全かどうかがキーワードです。安全でない生活、商い、道具、方法論は嫌われます。
20代前半の頃、仕事になれて安定した暮らしの先を考える余裕ができた頃、マイホーム購入の頭金を十分に賄える蓄えができたとき、マイホームを買うのを衝動的にやめました。この先35年も返済を続け不動産に縛られるのを嫌ったからです。できるだけ身軽にしていれば大きな波が来ても被害は軽微、負債を抱えるリスクが高い不動産には手をだしませんでした。そして実際に命と財産を失うほどの大波が4回ありました。さらには自損事故で運転したいた車を廃車にするほどの重大事故を2回体験しました。

「買うよりも借りよう、リスク優先!」

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