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【学生インターン・東 幸暉さん】ベンチャービジネスに触れて見えた、自らの指針とは

CASTは「あらゆる場所にセンサーを」をミッションとし、薄型・耐熱・フレキシブルな独自センサーをコア技術に持つ企業です。

2024年1月より、CASTはマレーシアにおける海外拠点を開設しました。現地のプラントなどで「配管減肉モニタリングシステム」の実証導入案件や、パートナー企業の獲得などを目指してまいります。

さて、2023年9月より、CASTでは学生インターンの受け入れを行っていました。熊本大学工学部3年生の、東 幸暉(ひがし こうき)さんです。「卒業後の進路を考える上で、参加を決めた」と話す東さん。半年間にわたるインターンでは、どんな収穫があったのでしょうか。



卒業後の進路に迷い、インターン参加を決意

——熊本大学で、どんなことを学んでいるのか教えてください。

僕は工学部の材料・応用化学科に所属しており、金属についての基礎知識を学んでいます。
「強い金属にするためには、どのような加工をしたらいいのか」「柔らかく・伸びやすい金属を作れないか」など、講義や実験を通して学びを深めています。


——インターン期間中は、どんな働き方をしているのですか?

CASTには週に2〜3日出勤し、3時間程度業務を行っています。大学では授業のほか、バドミントン部でも活動していたので、自分のスケジュールに合わせて、自由に勤務予定を組ませてもらいました。


——インターンに参加しようと思ったきっかけは何ですか?

自分がどんな仕事に就きたいのか、改めて考える機会にしたいと思ったからです。

僕は学生になってからずっとバドミントンに打ち込んできたのですが、漠然と「将来はラケットやシューズの開発に関われたらいいな」と考えていました。でも、いざ自分の進路を真剣に考えたときに、「卒業後に就職することが、本当に自分のやりたいことなのか?」と疑問が湧いてきたんです。

そんなとき、大学の先輩からの紹介で知った学生インターンの募集でした。今判断がつかないなら、実際に働いている社会人を見てじっくり考えようと思い、インターンへの参加を決めました。


——CASTをインターン先に選んだ理由を教えてください。

CASTは金属の特性を活かしたセンサー事業を行っているので、今僕が学んでいる知識が役立てるかもしれないと思ったからです。また、職場が大学から近く、勤務時間も柔軟に対応いただけそうだったので、志望しました。


収穫は「ベンチャー企業のリアルが見れたこと」

「東部環境工場」での実証実験の様子(東さん撮影)

——担当している業務について、教えてください。

CASTでは、マーケティング・展示会の出展支援・現場調査支援の業務を担当しています。マーケティング業務では、営業提案に使用するプレゼン資料の作成や、国内・海外の市場調査などを行っています。展示会の出展支援は、必要なグッズの発注・準備・梱包・発送までを担当しました。

また、2023年12月には、熊本市内のごみ処理施設「東部環境工場」で実証実験を行うことになり、現場に同行して調査の支援をさせていただきました。


——仕事を通して、やりがいを感じていることはありますか?

「東部環境工場」の実証実験では、事業へ応募する段階から関わらせていただきました。先方の担当者との連絡を任せてもらったのですが、社員の方のメール文面を参考に、見よう見まねでテンプレートを作ってやり取りさせてもらいました。社会人としてのルールやマナーを実際に体感でき、すごく身になったと感じています。


——一方で、苦労したことはありますか?

市場調査の資料作成に、今一番苦労しています(笑)CASTは海外進出を視野に入れているため、アジア圏などのプラントについて調査をしているのですが、どのように情報収集して資料をまとめるべきか頭を悩ませています。

「どんな資料を集める必要があるのか」「どの資料が信頼できるのか」「どうすれば一目でわかりやすい資料になるのか」。僕の場合、0から1を生み出す仕事が、結構大変だということがわかりました。

(左:東さん、右:指導担当の浦田さん)


——インターンを通して、どんな成果が得られましたか?

僕は新入社員のような体験がしたかったので、メールや資料作成など、1年目の社員が初めて取り組むことを経験できてうれしかったです。また、CASTでは想像以上に比重の大きな実務を任せていただいたので、リアルなビジネスの世界に触れられました。社会人がどんなやり取りをしているのか・どのように仕事を進めていくのかを間近で見ることで、思っていた以上に多くのことを学ばせてもらいました。


——思っていた以上とは、具体的にどんな部分ですか?

採用面接の際、「CASTはベンチャー企業なので、色々と整っていないことも多いですが……それでも大丈夫ですか?」と聞かれたんです。僕は「むしろそういう様子が見たいです!」と答えたんですが、いざ始まってみたら本当にてんやわんやしてて(笑)

会社というと、きちんとした枠があり、整っているイメージを持っていましたが、ベンチャーはそうではないんだなと。いい意味で、CASTには固定概念を壊してもらいました(笑)

ベンチャー企業の生々しい実情が見れて、本当にいい経験になりました!大学生活での大きな収穫は、部活動とCASTのインターンに参加できたことです!


インターンを経て、思わぬ指針を発見

——東さんから見て、CASTはどんな雰囲気の会社ですか?

固さと緩さが共存している組織だなと思います。各自がやらなきゃいけないことを理解して、真面目に取り組んでいる一方、進め方は任されているからすごく自由という。うまく言い表せていないかもしれませんが(笑)


——CASTで学んだことを生かして、今後やってみたいことがあれば教えてください。

CASTでの経験から「人とコミュニケーションを取る仕事の方が、自分には合っているのかもしれない」と思うようになりました。指導担当の浦田さんが担当する営業業務に関わらせてもらったのですが、知らなかった仕事の側面を見せてもらったことで、営業職に魅力を感じるようになりました。今後やりたい仕事を考える上で、自分の指針を見つけられたことをうれしく思っています。

実は今回の気づきから、アルバイトでカジノバーのディーラーを始めたんです。もちろん合法ですよ(笑)コミュニケーションをがっつり取る環境に身を置いてみて、自分の適性をさらに見極めようと思っています。


——じゃあ、卒業後の進路も見えてきた、と。

それがまだ決まりきっていなくて……。工学部は就職以外にも、大学院に進学する人も多くいるので、迷っています。

インターンに参加する前は、「勉強はもういいかな」と就職を考えていたんです。でも、CASTの社員は大学院を出てから就職している方も多く、「大学院での学びにも意義があるんだな」と思えてしまって。正直言って、今ものすごく悩んでいます(笑)


——最後に、CASTでの学生インターンやアルバイトを、どんな人に勧めたいですか?

将来やりたいことがまったくわからない人や、自分ができることで役に立ちたいと考える人におすすめしたいです。CASTは成長途中のベンチャー企業なので、どの役回りの人がどんな仕事をしているのか、ワンフロアで見通せます。さまざま仕事を見ることで、自分が将来どんなことをしたいのか、考えるきっかけになるのではないでしょうか。



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企画・編集:小溝朱里
取材・執筆:ヤマダユミ

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