アー・ユー・ファイティング?
病気になってから、闘病という言葉を用いています。今までいろいろな考えが頭の中を駆け巡りました。「もうダメだ」「なるようにしかならない」「うまく付き合いながら」
しかしながら、病に打ち勝ちたい、という思いも根強く残っています。
意識はしていませんが、父が癌と闘いながら、警察官という職を全うしていたからかもしれません。
病気は勝ち負けではありませんが、ある意味自分との闘いと言えます。
本書は、YAZAWAこと、矢沢永吉の本です。『アー・ユー・ハッピー?』(矢沢永吉)
「探し続ける二十代、あがきつづける三十代をちゃんと通ってきた」P6
YAZAWAも様々なものと闘ってきました。
第一章から、三十億の横領被害のエピーソードです。
「そして。そうよ、オレは歌い続けた。」と随所にYAZAWA節が炸裂。P40
「遠回り遠回りの道だよ。でも、手前の足で遠回りしてきたことは、身になるよ、絶対。」P177
最後にYAZAWAはこう締めます。
「『アー・ユー・ハッピー?』ということばには、たぶん『アー・ユー・ファイティング?』という意味が、隠れているのかもしれない」
幸せを掴むには、ときに闘う必要があります。
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