【ジブリ流の中間領域と、英国紳士的スパイ】の映画
【おうちでほっこり鑑賞できて、後味の悪くない映画】を、12種類ある「casaの家」で観るなら...という視点で、皆さんの『おうち映画館』のスパイスになりそうなオススメ映画をご紹介してまいります。
洋邦問わず年代問わず、友達と家族と恋人と...ファミリー向けも織り交ぜつつ。vol.09はこちら↓
feat. casa basso - 中間領域の平屋 -
■ ジブリならではの没入感が生まれるヒミツ
『となりのトトロ』
上映時間：88分 ジャンル：ファミリーアニメ
監督 ：宮崎 駿
制作 ：スタジオ ジブリ
上映 ：1988年 製作国：日本
『となりのトトロ』を、また違った切り口でご覧いただきたく、あらためてご紹介。トトロに限らず、ジブリ作品には共通して多く登場するシチュエーションがあります。
それは“縁側”。
あるいは“テラス”や“ガーデンハウス”という形の場合もあります。となりのトトロ、魔女の宅急便、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城、風立ちぬ、思い出のマーニー...思い返すと、いずれにもあるはずです。
「となりのトトロ」スタジオジブリ 作品静止画より
『となりのトトロ』で言えば、サツキとメイの家。引っ越し作業の途中に、縁側でおはぎを囲みながら休憩するシーンなど、幾つものシーンに縁側が登場します。『風立ちぬ』では、主人公：堀越二郎が間借りする部屋もまた、縁側が特徴的な部屋でした。
「風立ちぬ」スタジオジブリ 作品静止画より
どの縁側のシーンも、家でありながら外の気温・空気の匂い・風を五感で感じることができ、ジブリならではの没入感の一端を担っているのではないでしょうか。この、家であり外でもある空間を『中間領域』とし、効果的に配置している平屋 casa basso でご覧いただきたい作品です。
■ そうだ、角砂糖を置いておかなくちゃ！
『借りぐらしのアリエッティ』
上映時間：94分 ジャンル：ファミリーアニメ
監督 ：米林 宏昌 脚本：宮崎 駿、丹羽 圭子
制作 ：スタジオ ジブリ
上映 ：2010年 製作国：日本
ジブリ作品をもう１本。人間の住む家で、人間の物を借りながら暮らす小人の家族。「決して人間に見つかってはいけない」という掟のもと、それでも豊かで心地よく過ごす小人たちの暮らしが楽しい作品です。
『借りぐらしのアリエッティ』スタジオ ジブリ 作品静止画より
小人の女の子：アリエッティは、父母と共にお屋敷の下に居を構えています。彼女たちの暮らしを作っているのは、自然に採れたものや、お屋敷から“借りてきた”もの。家の地下でありながら光を採り入れる工夫など、リアルな小人達の暮らしを見ることができます。
『借りぐらしのアリエッティ』スタジオ ジブリ 作品静止画より
彼女達の家への入り口は通気口。長いウッドデッキが特徴の casa basso では、思わずデッキ下を確認してみたくなるような、子供も大人もワクワクしてしまう映画です。
■ 英国紳士によるスパイ界のアベンジャーズ
『裏切りのサーカス』
上映時間：128分 ジャンル：スリラー
監督 ：トーマス・アルフレッドソン
出演 ：ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ
上映 ：2012年 製作国：イギリス、フランス、ドイツ
こちらもどこで紹介しようかと、うずうずしていた作品。『エクスペンダブルズ』を“アクション界のアベンジャーズ”と称しましたが、言うなればこちらは“スパイ界のアベンジャーズ、しかも英国紳士”。出演陣を見るだけでもワクワクしますよね！筆者にとっては、ディズニーキャラクター同様の興奮の面々。あの人もあの人も出ている、錚々たる顔ぶれ！！
物語は、ゲイリー・オールドマン演じる老スパイのスマイリーの動向を中心に進んでゆきます。彼に課せられた最後のミッションは、二重スパイを見つけ出すこと。それも自身のチームの中から。かつての仲間や部下と接触しつつ、巧みな心理戦と共に、ひとつひとつ明らかになってゆきます。
スパイ仲間には『キングスマン』でのタッグが記憶に新しいコリン・ファースとマーク・ストロング、『マッドマックス』『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディ、『シャーロック』シリーズや『ドクターストレンジ』でお馴染みベネディクト・カンバーバッチも名を連ねます。
スパイという職業ではあるものの、帰宅後それぞれの人間らしい暮らしにも注目したいところ。リビングを挟んで両サイドに配置された居室が、広々とした隠れ家のような印象の casa basso にオススメの一本です。
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次回は、永年満足の平屋 casa piatto で『おうち映画館』するなら...をテーマにご紹介していきます。