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成長と共に変わる子育ての悩み~パート2~
ここシンガポールにも日本人小学校があり、中学校もある (ちなみに幼稚園も)
ミックスといえど、インター校など考えた事もなく、日本人学校いっぽんの我が家。
というのも、うちの主人も身を持って痛感している事だが、日本語の読み書きは子供の頃から刷り込んでやらないと大人になってからではマニアやオタクでないと不可能の域だからだ。
いや、これは間違いない。どれだけ義務教育が面倒臭くも有難いものか、考えた事がある人がどれだけいるもんだか。
その昔、「天然」の友達と一緒に居酒屋に行った時の事を思い出す。
「ね、みんな当たり前のように"お品書き"を"おしながき"て読めるでしょ?"おひんしょ"とか"おひんがき"とか読まないじゃん。やっぱ義務教育って凄いよね~」
(そんなところに着目して素直に感動しているあなたに私は感心しましたよ。)
英語はあとでどうにかなるが、自然な日本語の読み書きは義務教育で身に付けさせたい。という親の強い思い。
「ひらがな」から始まり「カタカナ」そして「漢字」が始まり「ローマ字」が出て来る。「漢字」についてはエンドレス。「音読み」と「訓読み」があり、送り仮名まで覚えなければならないときたもんだ。
もうこれだけでも自分を褒めてあげて下さい。
小学校1年生から、本当に良く頑張った!!
(下手したら、これからは「プログラミング言語」なんてのも入ってくるんじゃないかと考えるとゾッとする。)
そんな親の考えもあり、インター校に行く事もなく、ここシンガポールで日本社会にどっぷり浸かりながらの教育を受けている3人。
考え方や主張の仕方でクラス内で浮く事もしばしばあり、それが原因でつまはじきを食らったり、悲しい思いをした事もありました。
長女にしてみれば、そんな状況を上手く交わしたり、上手に取り込んだりする術を身に付けての6年間。特に高学年に上がってからは大変だったと思う。今は随分落ちついたが4、5年生の時は辛そうだったな~....。
窮屈な思いもしただろう小学校生活、中学に上がっても日本人社会なのは変わりないが、同じ日本人学校でも中学校には4年前にグローバルクラスと呼ばれる普通クラスとは別の枠が1クラスだけ作られていた。
このグローバルクラス、名前の通りグローバルな人間を育むカリキュラムが作られており、数学や理科の授業が英語で行われたり、ディベートやデイスカッションも盛り込まれ、また、ローカル校との交流イベント等もあるそうで、普通クラスよりも断然うちの長女には合ってるじゃん。とまず私が興味をそそられ長女に紹介。
(余談ですが、長女には日頃から「あなたはハーバード大学の法学部に行って法を学んで、アメリカの初代女性大統領になって、世界を変えなさい。あなたなら出来る!」と相当デカイ事を言っている )
まだまだ出来たてということもあり、このグローバルクラス、通っている児童の保護者からは賛否両論。
「内容が中途半端」 「日本の高校を受験するには勉強が足りなくなる」などの理由で、せっかく試験を受けて入ったのに、途中で普通クラスに戻る生徒が結構いる。と聞いたりもする。
しかしなから、普通クラスに行っている生徒を持つ保護者からは「塾に行っている事を前提に授業が執り行われているようだ」とのぼやきも聞いたことがある。
どっちもどっちだな。
塾と言えば、確かに塾に行っていない子っているんだろうか。と考えてしまうほど、知ってる子はみんな塾に行っている。学校からの帰宅後、外で遊んでいる幼稚園生以上の日本人の子達をあまり見かける事がないのはそのせいか。
遊び回るにはサイコーの環境なのに勿体ない。私が子供の頃こんな環境があったら間違いなく辺りが真っ暗になるまで毎日遊びほうけていただろう。
シンガポールだからなのか、それともこのぐらいの歳の子達は塾に行くものなのか。アカデミックな事に弱い私には全然分からない。
と、グローバルクラスの話しに戻すと、とにかく入るには出願書類を揃えて出願し、試験を受けなければならない事は知っていた。
その出願書類に添える「英語力を証明する書類」を用意するために、長女は始めてTOEFL Junior を受けた (日本人が日本語能力検定試験を受けるようなもんだ )
願書を取り寄せ、書類を揃え、本人に志望の動機を考えさせる。
おやおや..なかなか大変だぞ....
そんな、あれこれと準備していると、こういった事に弱い私は、どうしたらいいか分からない事も出てくるわけで。
アカデミックな事柄に長けている知人に、「間違えた箇所は修正テープじゃダメなのかな?」と聞いてみたら、「....論外ですよ...」と呆れられた。
ながれで、
「なんかお受験みたい」と軽く呟いたら、
「何言ってるんですか、立派な受験ですよ!!」
と返され、初めてピシッと背筋の伸びる思いがした。
あ、やっぱり...?
で、うちの子が中学受験!?
「グローバルクラス、いいんじゃない?」と軽い気持ちだったのに蓋を開けてみたら、これも立派な受験だと気づくのにだいぶ時間がかかった。
母に動揺が走る。
以前書いたように、私はのどかな土地に生まれ育ったので小学校や中学校受験なんてほど遠い世界に住んでいて、そのようなものは私の人生では「起こらない事」ぐらいに思っていたのに、気づいたら長女は中学受験をするわけだ。
準備しながら怖気つき始める母。
うちの子が中学受験!?
軽い思いで取り寄せた出願書類... 今ではシワにならないようにダイニングテーブルから仕事用のデスクに移されました。
はてさて、どうなる事やら。
幸いな事に、これが私自身の事でなく娘の事だから頑張れる。
母、この先も子供と一緒に成長させて頂きます。
シンガポールにも児童館のような場所を作りたい!という思いから育児支援コミュニティKidsPriorityCafeを発足し日本に帰国後も主催運営しています。頂きましたサポートは有り難く運営費に使わせて頂きます🙏また、コラボ希望も随時受け付け中!お気軽にご連絡ください😃