〜努力は夢中に勝てない〜「私、集中できないの」と嘆く長女を見て、自分のことって本当に自分では気づけないんだな。と思えた出来事。
結構前に書いたこちらの記事↓
最近、「努力は夢中に勝てない」という言葉を思い出した出来事があったので綴ります。
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「頑張ってもなかなか頭に入らない、覚えられない。すぐに集中が途切れてしまう。私、集中できない気質なのかもしれない…」と嘆いていた長女。
そんな姿を見て放った私の一言。
「いや、あなたは集中してる時はとっても集中してるよ!」
「……」
「え、いつよ…」
と眉間に皺を寄せ、いぶかしげる長女。
自分のことってなかなか気づけないもんだよな。と改めて感じた出来事です。
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自分では全く気付かず、他人からの一言でハッと気づくことって結構あるある。
私の場合は、友達になんとなしに言われた大人になって初めて知った事実。
「私ってコツコツリサーチするのが好きなんだ。」いうこと。
言われるまで自分は真逆だと思ってたから、もう本当に目から鱗というか拍子抜けしたというか…
それと同時に、「へ〜、そうだったんだ。」と納得がいったというか、腑に落ちた感が半端なかった。
と、
話を戻して、
ある日のことです。長女は絵を描くのが好きで、現在、ある開発中の教育アプリのモニターをしているのですが、そのプロジェクトの課題がたまたまアートだったらしく、それ用のお題の絵をパソコンの画面上で黙々と描いていました。(この時点では私は何をしているか知りません。)
かなりの時間を割いていたので、その時はてっきり学校に提出用の課題をやっているかと思いきや、実はそのモニター用の絵を描いていたと知った時の母の驚き。
そして、作成したアートは後日に相手側からわざわざお褒め頂けるほどの出来栄えだったようです。
と、私が何を言いたいかと言うと、
そう、まさにこの作成をしている間、間違いなく長女は集中していたんです。
しかしながら、私がメンションするまでは、長女はそれが「集中するということ。」と全く気づかなかったというか、
「いや、あれは集中っていうか、楽しいからやってただけだから 笑 」
と言う始末。
「そうそう、そういうことなんだよ!」
集中しているってことは自分でも気づかずに「その状態」になるのであって、逆に言うと、集中しようとしても「その状態」に入ることは、なかなかできない。
「好きになろうと努力」しても、「好きだとも気付かず集中している夢中」には到底勝てないのと一緒なわけだ。
まさに長女のアートは努力でなく夢中だったわけで、そして、それは周りから見たら明らかに集中しているわけで。
こういうことって、本当に周りから言われないと気づかない。
自分のことほど自分では理解していないし、見えていないとはこう言うことだ。
そう、当たり前のことは当たり前すぎて気づかないのだ。
私にしてみても、英語を話すことも、海外で暮らしていることも当たり前になっていたから、海外に住んでいる、英語を話せる、ということに付加価値があるということに今まで気づかなかったのと同じことなんだろうな、と。
(それもあって本帰国することが不安というのもありますが…)
こういう事って、我が子だけでなく、パートナーや友達、知り合い等など、周りの人達を見回すと気づいてない人は結構いると思います。
これって本当にもったいない!!
何気ない一言がその人の意識をパッと変え、可能性を伸ばす引き金になると思うので、私もどんどんメンションしていきたいと思いますし、皆さんも気づいたら積極的にメンンションしていって欲しいと願います。