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【スキージャンプ】「テレマーク」名前の由来

きのうはジャンプ男子ノーマルヒルで、小林陵侑 選手が見事に金メダルに輝きました。
1998年の長野五輪の船木選手以来、24年ぶりの快挙に日本中が湧きました。

きょうテレビ各局の報道を見ていた中で、ある記者さんがドイツの関係者と一緒に観戦したそうで、金メダルに沸く自分の横で、そのドイツの人は冷静に「金メダルは小林陵侑 しかいない」と分析していたそうです。
それくらいの強さが際立つ存在で、今後の団体とラージヒルにも期待が集まりますね。


そんなジャンプ競技を見ていてよく出てくる用語に「テレマーク」という言葉があります。
諸説あるようですが、元々はノルウェーの地名に由来する言葉です。
ジャンプの発祥は、ノルウェーですが、そのノルウェーのテレマルク地方から名付けられたそうです。
この地域の人々が両足を前後にずらして、まるでジャンプのテレマークそのもののように滑っていたことが由来になっているようです。

ジャンプ競技では雪面に着地する際に要求される姿勢のことで、採点項目となる「飛型点」の重要な要素となっています。
左右のスキーの板を前後にずらしてひざを深く曲げる姿勢が基本です。
安定した理想的な着地姿勢のことを指し、これを入れる入れないで得点も大きく異なる重要な飛型点の1つです。

先日の女子ジャンプの高梨沙羅選手の2回目のジャンプで、飛距離が100メートル以上でしたが、テレマークが不十分だったため「飛型点」の採点に影響したと解説の斎藤浩哉さん(長野五輪ジャンプ代表)が指摘していました。

もしテレマークを決めていれば、メダルに届いていたかもしれない大きな勝負の分かれ目にもなったようです。

まだまだジャンプ競技は続きますので、「テレマーク」姿勢に注目して、観戦してみてはいかがでしょうか?


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