散文 人類はいつか滅ぶ

美容師さんとの会話が楽しくて、大人になった実感を得る。子どもの頃は、すごく気を遣って話を振られていると感じちゃって、美容師さんとの会話がとても苦手だった。「今何年生?」「小3です」「大人っぽいねー!」。小学生の頃からひとりでどこでも行ってたし、人見知りがちで毎日会う学校の友達や先生でもない限り人と話すことに緊張していたので、大人しく見えていたんだと思うけれど、今思うと、小学生相手に話をしろって言われると気を遣うなあ。大人になっちまった。

美容師さんとはいろんな話をする。上京してきて、東京の美容院ではこんなに髪をサラサラにしてくれるのか!って感動して、ずっと通い続けている美容院。地元の友達に「表参道の美容院に通ってる」なんで話すと「染まっちゃってー」と言われる。私もなんだかんだで、東京の生活に慣れてきたし、染まってきた部分はあるかもしれない。話が脱線しがちだ。美容師さんと、自然と仕事の話なった。結論、楽な仕事や楽な働き方はない!ということ。でも、楽しんでやっている人がかっこいいよねって。

美容師さんという職業柄、いろんな話を聞くらしい。結局、美容院の外を出れば他人のような関係だったりもするからか、わりと色んなことをぶっちゃけてくれる人が多いのだとか。確かに私も、話をすることに抵抗がないし、誰か聞いてくれ〜〜って悩みも気軽に話せたりする。でもこれ、改めて話を聞いてもらうために食事に誘うのは違うんだよね。あくまで髪を切ってもらうなかでの世間話的な感覚だから話せることがあるから。髪も切ってもらって、清々しい気持ちになれました。


フリーランスの難しさを実感することが多い、最近。いろいろ考えて、いまがいちばん楽しいって結論には至るんだけれど、それじゃあなんの解決にもなってないやん!と、私のこころのなかの上司が課題と向き合わせてくる。ぐぬぬ。会社員時代は、先輩の言うことをとりあえず聞いておけば間違いなかった。自分で考えることも大事だったけれど、とりあえず先輩のやり方に倣って、先輩が言う順序で物事を進めればOKだった。先方とのやりとりも、代々関係を築いてきてからこそ、「この先方はこんな感じだから」みたいな攻略法があったりした。けれど、フリーランスにそれはない。とりあえずは自分が正しいと思ったやり方でぶつかる。それでよかったり、あまりよろしくなかったりする。正解はない。意識しているのは、互いに気持ちよく仕事をすること。私自身、まだできないことが多いからこそ、一回の仕事から必ず何かを学ぶようにしている。けれど、その学びを活かせていないこともある。反省。また、あっちではOK、こっちではNGも多い。最近ツイッターで流れていた表記ゆれも、人によりけり媒体によりけり。ライターとして文章を書くことに、迷いが生じる。そうそう、最近とても遅筆なことに悩まされていたんだけれど、きっと迷いながら書いているから、筆が進まないんだと思う。不毛だ。勉強に、リフレッシュに、いろんな方の文章を読むんだけれど、みんな文章がうまい。何なら、作家やライターでもない人が書く文章だってうまい。いい文章ってなんだ。うまく説明できないけれど、いい文章だなって思う文章は確実にある。自分の文章に関しては、全く客観視できないので分からない。だいたい、書いているときに楽しいほうがいいんだけれど、楽しみすぎて文章のチグハグに気づかなかったりするので、その塩梅が難しい。


とまあ、わりとフリーランスライターが陥りそうな壁にぶつかっています。でも書くことは楽しいし、辞めたくはないんですよね。だから上手くなりたいってもがくわけです。でも、今しか書けない(許されない)稚拙さもあったりして、時にそれが求められることもあって(稚拙とは違うか?若さ?勢い??)やっぱりその塩梅が難しい。仕事ってのは、ホウレンソウが大事なのかね。時間がないなか、アワワ〜ってはじまる仕事もわりと多いんだけれど、なるべくホウレンソウはしっかりしたいな。なんだかんだ言って、約1年半の会社員時代の経験も活きているな。


こんな話を美容師さんとしました。会社員もフリーランスも、それぞれに難しさがある。会社員だと、その会社が正しいと言うことに沿った考え方が根付くから、ひとつの考えに固執しやすくなるよね。フリーランスは自由だからこそ、常に自分で考えていかないといけないよね。みたいな。会社員でも柔軟な人はいるけれど、私は会社員で居続けると、その会社の考えに染まってしまう感じがちょっぴり怖かった。フリーが性に合ってるわと思いつつ、フリー難ッとも思うので、いまは考えてもがく時期なのかもしれない。たくさん考えて、いまは目の前の仕事をこなすのみです。


やばいくらい散文(もうこのワードがライターのものとは思えない)。最近、仕事のことやらライターのことやら文章のことやら、いろいろ考えちゃうので、拙いながらちょっとずつ綴っていこうかな。自分のためにもなるし。早く緊急事態宣言終わってほしい!居酒屋に行きたい!!!それから大好きなアイドルにちょっとしたゴタゴタがあって、ちとばかし病んでました。そこからもまた、生きること、働くことについて考えたりしていた。最終的に、人はいずれ死ぬし、人類はいずれ滅ぶみたいな考え方になっちゃう極端な脳みそに笑えてくる。ふふふ。すみません纏まっていなくて。寝よう。

あ、最近髪の毛を伸ばしていたんだけれど、ボブに切っちゃった〜。私にはこの長さがいちばんだぜ。頭が軽くなったので、家でたくさんヘドバンした。

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