見出し画像

フィルムカメラがすき

写真は楽しい。どうも、とりです。大学生の時、祖父からCanon EX AUTOというフィルムカメラを貰った。祖父が祖母と結婚した年に購入したというカメラで、1972年に発売された。私の母よりカメラの方が年下なので、正しくは結婚した年ではないかもしれないが、祖父がそう言ったのだからそうなのだ。歴史は忠実でも、記憶はいつだって曖昧なのだ。

そんなフィルムカメラで写真を撮る。フィルムに特にこだわりはないけれど、ISO400の撮りやすいやつということだけはいつも決めている。本当はもっとチャレンジしたいのだけど、せっかく撮った写真が真っ黒や真っ白だとちょっと寂しいなって思って、結局いつも通りのものを選ぶ。そもそも、私の持っているEX AUTOも非常に撮りやすい機種で、ピントも合わせやすく、初心者向けのカメラだ。それでも毎回、現像したらなんだこれ?って写真が多くて笑ってしまう。これはこれでいいやなんて思ってしまうから、プロのカメラマンにはなれない。

現像した写真はアルバムに収納する。今のところ時系列に並べているので、ページをめくるだけでじんわりとした思い出が蘇る。好きな写真家である桑島智輝さんが、無印良品のアルバムを使用していると聞いて、早速私も無印良品のポリプロピレンアルバムを買いに行った。264枚入るやつ。沢山入るのもいいけど、無駄がなくて、触り心地が良くて、結構いいです。ちなみに妻の安達祐実さんは無印良品の化粧水を使用しているとVOCEのYouTubeで話されていた。定期的に見ているけれど、元が良すぎて全く参考にならなくて面白い。とか言って、翌日には早速MACのアイシャドウを買いに行ったけれど。話逸れたけど、めっちゃこのご夫妻に影響受けてるよね。真似できるところから真似て、結局自分らしく手を抜いちゃうのが私流です。

画像1

これ、私が最近現像してきた写真です。なんの写真だ?どこで撮った?何も思い出せない。ただ、みているだけで面白い。深い緑色がものすごくいい色だなぁなんて思うけれど、これを黒色だと思う人もいるような気がして、でも私にとっては好きな緑色だなぁ、なんて考える。奥はレンガが並んでいるようだけど、手前はなんだろう。コンクリートかな。どこかも分からないし、誰といたかも覚えていないし、なんで撮ったのかすら記憶にない。だけど、私はここにいたんだなぁ、と。なぜかその時、フィルムを巻いてシャッターを押したんだなぁ、と。それだけで私の息が芽吹く写真になるのが心地よい。訳も分からぬまま、そっとアルバムに直す。

画像2

これはパフェ。綺麗に写ったね。やったぁ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?