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クリック数の評価を忘れずに。メルマガ配信と社内営業活動との比較

こんにちは、やまだです。
10年ほどWEBメディア運営会社で集客担当、現在はBtoBメーカーでデジタルマーケティング部門を担当しています。

自社の顧客リストに、メルマガの配信をした。
結果はどの数字を見ればいい?配信後どのように評価する?
と、お悩みの方がいらっしゃると思います。
今回は見落としがちなクリック数の評価について書いていきます。

例えば以下のようなメールの配信をしたとします。

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③クリック数の評価
メルマガ運用をしていると、④開封率、⑤クリック率を気にするのはもちろんですが、意外と「③クリック数」自体を見落としがちです。

「1回8時間の労力をかけてメルマガ配信をした、クリック/送信率は2%、以前よりパフォーマンスがよくなったね!」と評価することはもちろんです。
もう一つ、「社員が1回8時間の工数をかけて、クリック数が100(約100閲覧)」が、会社にとってよい成果なのかどうかを確認しましょう。
「8時間の労力をかけて、目的のページに遷移し約100閲覧を得た」という結果について、「かけた労力対効果(インパクト)は妥当かどうか」を判断します。
この場合、社内の他の営業活動を定量化し、それと比較して効率がいいのか悪いのかを比較します。

例えば、以下のように行えます。
・メルマガ配信
得られた成果:商品の説明ページ 約100閲覧
コスト(労力):社員1人×8時間=8時間

・営業活動
顧客へ、対面で商品の説明を行う部署があるとします。
1商品の説明:社員1人1時間1商品の説明
営業による対面1時間の商品説明のインパクト:
メルマガ経由の商品Webページ閲覧の10倍の効果があると仮定(※)

→社員1人1時間で10閲覧を獲得できる。
ということは、メルマガ経由の100閲覧を獲得するのに、
営業活動だと社員1名が10時間かかる。

上記を比較する。
同じ100閲覧(のインパクト)を獲得するのに、今回のメルマガ経由の100閲覧は社員が8時間で成し遂げ、営業活動の場合は10時間かかる見込み。
つまりメルマガ配信のほうが営業活動より2時間効率が良いといえそう。

このように、メルマガ配信後の振り返りにあたっては、メルマガの配信パフォーマンスにとどまらず、「クリックして商品のページを閲覧してくれた人が何人いたか、それによるよい影響、悪い影響は何が考えられるか」を深堀していきましょう。

(※)「メルマガ経由の商品Webページ閲覧の10倍の効果があると仮定」
「10倍の効果」とはどのように計測できるのか?という疑問について。
購入にいたるまでの自社アンケートなどが参考になりそうですし、なければ同業種のネット記事や周囲と相談して数値をエイヤで決めるのもありです!




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