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ケアすることは、生きること。 Let's make our community well-being! ケアにまつわるさまざまな方にお話を伺い、ケアの選択肢を届けるwebメディアです

最近の記事

【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -後編- 】

前編では、脳神経内科病棟に入院されていた時の葛藤や 病院を飛び出し、一人暮らしを始めた経緯等について伺いました。 後編では、その変遷を経た今の心境ついて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 自立した日々を楽しまないと龍一:『ひかり』は重度な障害があっても「地域で生活をしたい」「新しいことに挑戦したい」と思っている方を支援する団体です。たとえば、何気ないことかもしれないけど「ちょっとお出かけをしたい」「外食や買い物に行き

    • 【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -前編- 】

      “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、上妻龍一さん。 脊髄性筋萎縮症(※1)を患い、7歳から30歳まで脳神経内科病棟(※2)で過ごし、30歳から自立し一人暮らしをされています。現在は『CILひかり』(以下:ひかり)に所属しながら相談員(ひかり内では当事者スタッフと呼ばれている)として勤務されています。 そんな龍一さんから、今までの背景ついてお話を伺っていこうと思います(※3)。 Care’s World

      • 【 Care’s World case 09 弱さを受け入れ、病気とともに生き、明るい未来へ 〜エッセイ漫画家 つくし ゆかさん 〜 / -後編- 】

        前編では、ゆかさんが強迫性障害と診断された前後の様子や その経験をもとに本を出版された経緯等について伺いました。 後編では、その変遷を経た今の心境ついて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 今の自分を受け入れ、ともに生きるゆか:私にとっての転換期は父の死でした。病気を打ち明けた時もあまりいい顔をしてくれなかったし、私の症状もあまり理解してくれなかったから、ずっと嫌いだったんです。 そんな父は癌になり余命宣告を受けて、亡く

        • 【 Care’s World case 09 弱さを受け入れ、病気とともに生き、明るい未来へ 〜 エッセイ漫画家 つくし ゆかさん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、つくしゆかさん。 エッセイ漫画家、イラストレーター、ハンドメイド作家として展示会やイベントに多数参加されています。 さらに、十数年にわたる闘病生活を赤裸々に、ユーモアを交えてつづったコミックエッセイ『極度の心配性で苦しむ私は、強迫性障害でした!!』(燦燦舎)を出版され、多くの人から反響を呼んでいます。 そんなゆかさんから、強迫性障害と診断された前後の様子や今までの葛藤

        【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -後編- 】

        • 【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -前編- 】

        • 【 Care’s World case 09 弱さを受け入れ、病気とともに生き、明るい未来へ 〜エッセイ漫画家 つくし ゆかさん 〜 / -後編- 】

        • 【 Care’s World case 09 弱さを受け入れ、病気とともに生き、明るい未来へ 〜 エッセイ漫画家 つくし ゆかさん 〜 / -前編- 】

          Care's World NEWS LETTER

          スタッフコラム 「一月往ぬる,二月逃げる,三月去る」とはよく言ったもので、 あっという間に2月も下旬となりましたね。 皆様いかがお過ごしでしょうか? Care’s World事務局 玉井です。 これから、不定期ではありますが NEWS LETTERの中でコラムを書かせて頂きます。 鹿児島県霧島市在住で 病院勤務後、「もっと元気な時から街の中で人と関わり、人生の最期までイキイキと輝く瞬間をつくりたい」という想いで、 昨年秋からobama villageでコミュニティマネージャ

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          【 Care’s World case 08 失敗したっていいじゃないか!笑いに変えていこうぜ!〜荒金由紀子さん・村尾由美子さん 〜 / -後編- 】

          前編では、アルツハイマー型認知症(以下:認知症)のお母さんと向き合う上での葛藤等について伺いました。 後編では、その変遷を経た今の心境等ついて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 認知症であることを表向きに由紀子:診断を受けてから、最初は母が認知症になったことを周りに話すことができませんでした。そして、私が心の中で抱えていることも吐き出すこともできませんでした。だから「ちいさな場所でもいいから、そんなことを吐き出せる場所

          【 Care’s World case 08 失敗したっていいじゃないか!笑いに変えていこうぜ!〜荒金由紀子さん・村尾由美子さん 〜 / -後編- 】

          【 Care’s World case 08 失敗したっていいじゃないか!笑いに変えていこうぜ!〜荒金由紀子さん・村尾由美子さん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、荒金由紀子さん。 アルツハイマー型認知症の症状をもつお母さん(村尾由美子さん)と向き合い、 その日々をインスタグラムで発信されています。 インタビューにはお母さんにも同席していただきました。 Care’s Worldについてはこちらから。 怒りと絶望が続く中で由紀子:今から9年前のことです。旅行先のホテルで、お風呂に先に入った母がシャンプーを流さずに部屋に戻ってき

          【 Care’s World case 08 失敗したっていいじゃないか!笑いに変えていこうぜ!〜荒金由紀子さん・村尾由美子さん 〜 / -前編- 】

          Care's World NEWS LETTER

          新年のご挨拶明けましておめでとうございます。 Care’s World事務局の玉井です。 2023年は、Care'sWorldが始まった年であり、取材を通して多くの出会いがあった一年でした。 できたばかりのメディアにも関わらず、 私たちの想いに共感し、取材を受け入れて下さった8名の方々はもちろん、 そして普段から気にかけ、応援して下さっている みなさまのおかげで、新しい年を迎えることができました。 いつも本当に、ありがとうございます。 Care's World 新体制のお

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          【 Care’s World case 07 全ては繋がる。自己表現を通し、つくりだす自分たちの空間。 〜 hunka くぼやままさこさん 〜 / -後編- 】

          前編では、まさこさんの現在の活動に至るまでの変遷や葛藤について伺いました。 後編では、夫の木下さんとの活動を通して、自身の中で変化してきたものや見えてきた世界について深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 自分としっかり向き合える場所で、自己表現をまさこ: 私たちは夫婦ですが、夫とは意見しながら、少しずつカタチにしているところです。 時には喧嘩することもありますが、二人とも何かしら気づけば「表現したいな」という感覚は共通

          【 Care’s World case 07 全ては繋がる。自己表現を通し、つくりだす自分たちの空間。 〜 hunka くぼやままさこさん 〜 / -後編- 】

          【 Care’s World case 07 全ては繋がる。自己表現を通し、つくりだす自分たちの空間。 〜 hunka くぼやままさこさん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、熊本県水俣市を拠点に夫婦で『HUNKA』の屋号で音楽やシルクスクリーンプリントなどを用いた表現活動、個人ではイラストレーターをされているくぼやままさこ(hunka.m)さんです。 Care’s Worldについてはこちらから。 過去の自分も、今の自分も、受け入れて前へまさこ:イラストレーターとして活動をしていますが、水俣に関わるまではプライベートで絵を描くレベルでし

          【 Care’s World case 07 全ては繋がる。自己表現を通し、つくりだす自分たちの空間。 〜 hunka くぼやままさこさん 〜 / -前編- 】

          【 Care’s World case 06 違和感から生まれた表現に、感情を乗せ、響き合える空間を 〜 HUNKA 木下裕章さん 〜 / -後編- 】

          前編では、木下さんの現在の活動に至るまでの変遷を伺いました。 後編では、個人やHUNKAとして表現を通して感じてきたことについて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 自分たちのことを表現する手段として木下:水俣病というテーマを一つのきっかけとして、他の事象に対しても同じように、いろんな角度から考えるようになったと思います。 そこから他の事象に当てはめて「あ、ここのこういうところは、あそこと似ているな」「じゃ、あれは、あ

          【 Care’s World case 06 違和感から生まれた表現に、感情を乗せ、響き合える空間を 〜 HUNKA 木下裕章さん 〜 / -後編- 】

          【 Care’s World case 06 違和感から生まれた表現に、感情を乗せ、響き合える空間を〜 HUNKA 木下裕章さん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、熊本県水俣市を拠点に夫婦で『HUNKA』の屋号で音楽やシルクスクリーンプリントなどを用いた表現活動をされている木下裕章さんです。 Care’s Worldについてはこちらから。 暮らしの中で感じた違和感を糧に木下:僕は熊本で生まれ育ち、県外の大学へ進学しました。周りは海外留学やバックパッカーの旅をする人も多くて、僕も1年間休学し、世界各地を巡ったんです。そこで、今ま

          【 Care’s World case 06 違和感から生まれた表現に、感情を乗せ、響き合える空間を〜 HUNKA 木下裕章さん 〜 / -前編- 】

          【 Care’s World case 05 想いを引き継ぎ、自分たちの視点で、フラットな居場所を作る 〜モノモノコウカンプロジェクト 原田桃子 さん 〜 / -後編- 】

          前編では、桃子さんの現在の軸となる原点や田中さんとの出会いまでを伺いました。 後編では、モノモノコウカンを引き継いでからの動きや今後の展望について深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 想いを引き継ぎ、自分たちにしかできないことを桃子:モノモノコウカンの活動が終わってしまうかもしれない…。その投稿を見て、思った以上に心が動揺している自分がいました。 取材を通して、田中さんがどれだけ想いをもって、頑張ってきたか。その姿を見

          【 Care’s World case 05 想いを引き継ぎ、自分たちの視点で、フラットな居場所を作る 〜モノモノコウカンプロジェクト 原田桃子 さん 〜 / -後編- 】

          【 Care’s World case 05 想いを引き継ぎ、自分たちの視点で、フラットな居場所を作る 〜モノモノコウカンプロジェクト 原田桃子さん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、モノモノコウカンプロジェクトの原田桃子さんです。 桃子さんは Case03でご紹介した田中慶悟さんの後を継がれて 鹿児島市でプロジェクトを展開されています。 Care’s Worldについてはこちらから。 面白いと感じたものを、誰かに伝えたい桃子:私は社会人になってから“発信する”ことを仕事にしています。小さい頃から「世の中には面白いことがたくさんあるなぁ」と思っ

          【 Care’s World case 05 想いを引き継ぎ、自分たちの視点で、フラットな居場所を作る 〜モノモノコウカンプロジェクト 原田桃子さん 〜 / -前編- 】

          【 Care’s World case 04 限られた時間の中で、今しかできない私なりの看護を 〜看護師 しほ さん 〜 / -後編- 】

          前編では、しほさんが病院勤務を経て、医療とは違う世界に触れたところまで伺いました。 後編では、訪問看護師になってからの気づきやしほさんが考えるケアについて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 時間が有限だからこそしほ:パン屋を辞めてからまず迷ったのは県外にそのまま残るのか、それとも家族がいる鹿児島なのかということでした。 簡単に数ヶ月で辞められるものではないですし、数年のビジョンで考えないといけないと感じていたので、大

          【 Care’s World case 04 限られた時間の中で、今しかできない私なりの看護を 〜看護師 しほ さん 〜 / -後編- 】

          【 Care’s World case 04 限られた時間の中で、今しかできない私なりの看護を 〜看護師 しほさん 〜 / -前編- 】

          “ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、看護師のしほさんです。 Care’s Worldについてはこちらから。 人に寄り添う看護しほ:私にとって看護師は身近な存在でした。それは母や親戚に看護師が多かったからかもしれません。幼少期は「バレーボール選手になりたい!」と思っていました。 心の中で「看護師になる」と決めたのは高校時代に経験した病院での職場体験でした。その時間を通して感じたんです。「人が生まれてか

          【 Care’s World case 04 限られた時間の中で、今しかできない私なりの看護を 〜看護師 しほさん 〜 / -前編- 】