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【 Care’s World case 13 私の居場所が“誰かのために”へと繋がる 〜 You + Coffee 末吉裕子さん 〜 / -後編- 】
前編では、裕子さんが水頭症とダウン症を抱えるお子さんやご家族と向き合いながらの子育てや仕事などにおける葛藤について伺いました。 後編では、その変遷を経て活動を始めた『You + Coffee』 ついて深掘りながら、現在の心境を伺っていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 “私のために”が自然と“誰かのために”なる裕子:数年前から、不定期ですが『You+Coffee』という名前で障害児のいる親が気軽に話ができる居場所づくりを行っていま
【 Care’s World case 13 私の居場所が“誰かのために”へと繋がる 〜 You + Coffee 末吉裕子さん 〜 / -前編- 】
“ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、末吉裕子さん。 重複重度障害(水頭症 ※1 およびダウン症 ※2)のお子さんがいらっしゃり、同じような境遇を抱える親御さんが気軽に話ができる居場所づくりのため『You+Coffee』という場を不定期に開催されています。 今回はその背景などについてお話を伺っていこうと思います。 Care’s Worldについてはこちらから。 現実を見れていない(?)私裕子:私は同じ
【 Care’s World case 12 リハビリを空気のように日常に溶け込ませ、誰もがWin-Winとなる文化を 〜理学療法士 村場 弘卓さん 〜 / -後編- 】
前編では、理学療法士の現場を通して感じた違和感について伺いました。 後編では、その違和感をもとにした地域との関わり方などについて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 空気のようにリハビリを村場:新卒2年目の時、骨折した患者さんのリハビリをしていて「何を目指してリハビリをするか?」を考えたんです。一般的に理学療法士なら「歩けるようになりましょう!」と考えると思うのですが、そうではなく「杖で歩いていた人が、二度と転ばない歩き
【 Care’s World case 12 リハビリを空気のように日常に溶け込ませ、誰もがWin-Winとなる文化を 〜 理学療法士 村場弘卓さん 〜 / -前編- 】
“ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、理学療法士(※1)の村場弘卓さん。 前編では理学療法士になられてから感じた違和感やそこからのアクションについてお話を伺っていこうと思います。 Care’s Worldについてはこちらから。 暮らしをベースに考えたリハビリを村場:僕は高校時代、野球に夢中になっていました。でも、プレーできない時期もあって…。それは、腰痛といったケガが原因でした。自分自身がケガで苦しん
【 Care’s World case 11 自分自身を整え、妊娠前から育児まで楽しい日々を送れるライフサポートを 〜燈 tomoshibi 中野なぎさ さん 〜 / -後編- 】
前編では、なぎささんがご自身の産前産後の経験や そこからの気づき、その後のアクションについて伺いました。 後編では、その変遷を経て大事にされていることを中心に深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 腸内環境を整えることで変えられるものなぎさ:日本人は結の精神が昔からあって、例えば、田植えだったり家の修繕を地域のみんなで協力して作業するのが当たり前だったと聞いています。人とのつながりやコミュニティがあるからこそ、お互い支え合
【 Care’s World case 11 自分自身を整え、妊娠前から育児まで楽しい日々を送れるライフサポートを 〜 燈 tomoshibi 中野なぎささん 〜 / -前編- 】
“ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、中野なぎささん。 腸内細菌予防医学に基づいた「食育×体質改善×暮らし」をテーマに妊産婦・ワーキングママへの家事支援、重ね煮教室、ファスティングなどの事業を行っています。 そんななぎささんから、現在のお仕事に至った背景から伺っていこうと思います。 Care’s Worldについてはこちらから。 誰もが安心して出産に臨めるようになぎさ:私は『燈 tomoshibi』
【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -後編- 】
前編では、脳神経内科病棟に入院されていた時の葛藤や 病院を飛び出し、一人暮らしを始めた経緯等について伺いました。 後編では、その変遷を経た今の心境ついて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 自立した日々を楽しまないと龍一:『ひかり』は重度な障害があっても「地域で生活をしたい」「新しいことに挑戦したい」と思っている方を支援する団体です。たとえば、何気ないことかもしれないけど「ちょっとお出かけをしたい」「外食や買い物に行き
【 Care’s World case 10 今、この瞬間を楽しみ、自立へのキッカケをつくる 〜 CILひかり 上妻 龍一さん 〜 / -前編- 】
“ケアすることは、生きること” そんなテーマでお送りしているCare’s World。 今回の主人公は、上妻龍一さん。 脊髄性筋萎縮症(※1)を患い、7歳から30歳まで脳神経内科病棟(※2)で過ごし、30歳から自立し一人暮らしをされています。現在は『CILひかり』(以下:ひかり)に所属しながら相談員(ひかり内では当事者スタッフと呼ばれている)として勤務されています。 そんな龍一さんから、今までの背景ついてお話を伺っていこうと思います(※3)。 Care’s World
【 Care’s World case 09 弱さを受け入れ、病気とともに生き、明るい未来へ 〜エッセイ漫画家 つくし ゆかさん 〜 / -後編- 】
前編では、ゆかさんが強迫性障害と診断された前後の様子や その経験をもとに本を出版された経緯等について伺いました。 後編では、その変遷を経た今の心境ついて深掘りしていきます。 前編はこちら。 Care’s Worldについてはこちらから。 今の自分を受け入れ、ともに生きるゆか:私にとっての転換期は父の死でした。病気を打ち明けた時もあまりいい顔をしてくれなかったし、私の症状もあまり理解してくれなかったから、ずっと嫌いだったんです。 そんな父は癌になり余命宣告を受けて、亡く