Care's World NEWS LETTER
スタッフコラム
あっという間に大型連休も終わり、あちこちで田んぼの準備が始まっていますね。梅雨に入り、ジメジメとした天気が続いていますが
皆様いかがお過ごしでしょうか?
Care’s World事務局 玉井です。
NEWS LETTERの中でコラムを書かせて頂いています。
鹿児島県霧島市在住で
病院勤務後、「もっと元気な時から街の中で人と関わり、人生の最期までイキイキと輝く瞬間をつくりたい」という想いで、昨年秋からobama villageでコミュニティマネージャー(※)として働いています。
小浜の棒踊りに参加してきました
「棒踊り」って、ご存知ですか?
棒踊りとは、鹿児島が生んだ独特の芸能の1つで、 田植え前後の豊作を祈る踊りと伝えられているそうです。一説には,島津義弘ひきいる薩摩との朝鮮半島と戦いの後,その帰国祝いとして始まったとも言われているそう。 6尺棒や3尺棒を持った踊り手たちが,歌に合わせて勇壮に踊る伝統芸能です。
恥ずかしながら、小浜に来るまで棒踊りのことを全く知りませんでした。
日にちが近づくにつれ、「最近、棒踊りの練習をしてるんだ」「うちは子どもが少なくなってきたから、歌だけなんだ」「もうすぐ棒踊りだよ、神社においでね」など、お話を聞くたびに棒踊りの話題があり、地域の方にとっても1つの大事な行事として代々守ってきたものなんだなぁ、私もこの目で見てみたい…!と、100年以上続くその歴史と地域の方に想いを馳せながら、その日を楽しみにしていました。
歴史と伝統を受け継いでいく
迎えた当日。夏の気配を感じる青空のもと、
小浜にある早鈴神社にて、奉納が執り行われました。老若男女、観覧も多くこられていて、新参者の私たちも端っこから見学。
毎晩のように練習したという、歌と踊り。
大人たちの掛け声のもと、子どもたちが踊るその様は本当に美しく、胸を打たれるものがありました。
歴史と伝統を守り、引き継いでいく。
言葉で言うことは簡単だけど、子供の数が少なくなり、歌い手もだんだん少なくなってきている今、彼らの背中からも感じるものがありました。
10年先、20年先の未来を考えた時に、
私たちに、何ができるか?
obama villageの役割を改めて問い直す瞬間でもありました。
終わりに
棒踊りを終え、ビレッジで作業をしていると、踊り手だった子供たちが遊びに来てくれていました。「かっこよかったよ〜!」「僕も来年は踊り手かなぁ」などなど、ねぎらいの声を掛け合いながら、皆で涼んでいた様子。
これからも、地域の方のホッと安らぐ場所でいたいなぁと思います。
皆さんも、もし機会が合えばぜひ遊びに来てくださいね。
お待ちしています。
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