逐条解説書「詳解 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 五訂版」
2023年5月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症とされました。しかしその後も、新型コロナだけでなく、インフルエンザや溶連菌感染症、感染性胃腸炎、梅毒等、様々な感染症が人々を襲っています。感染症対策に日夜奮闘されている医療従事者の方々、自治体や保健所の職員の方々には深く敬意を表します。
中央法規出版はこの度、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症法」といいます。)を条文ごとに解説した逐条解説書を約8年ぶりに大改訂いたしました。
感染症法は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、2021、2022年に大きく改正されています。本書はそれらを反映し、2024年4月1日施行の最新状態の五訂版としてお届けします!
厚生労働省監修による、感染症法唯一の逐条解説
本書は、厚生労働省の健康・生活衛生局 感染症対策部 感染症対策課による監修がなされています。「感染症法」の逐条解説書としては、本邦唯一かつオフィシャルなものです。
逐条解説書とは、「コンメンタール」とも呼ばれますが、法律の条文を第1条から順に、解釈や運用の実態を解説しているものです。実体法は、現実の運用にあたって、法文上必ずしも明らかでないことや、解釈に委ねられてしまう部分が存在します。これらを丁寧に解説し、行政実務の手助けを行う書といえます。
各条ごとに丁寧な解説
本書では、法律の条文を載せ、その直後に解説を載せるという形をとっています。目次では「第十条の二 都道府県連携協議会」のように、条数と条見出しをセットで載せていますので、調べたい箇所にピンポイントで飛んでいただくことが可能です。
解説部分には、法改正の背景や近年の社会情勢等も織り交ぜて、実務に沿った解説、法解釈が記述されています。
令和4(2022)年の大改正も完全反映。新たな用語もしっかり解説しています。
参考資料、データ類も豊富
第3編には「参考」として、附帯決議や過去の主な法改正の概要、1~5類感染症の概要、様々な手続きの図解、特定病原体等の概要など、感染症対策実務に役立つ資料やデータを多数収載しています。
感染症法は、令和4(2022)年12月の法律第96号による改正が最終改正となっています(2023年12月末日現在)。この改正まで反映された本書「詳解 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 五訂版」を、感染症対策に奮闘されている医療機関、自治体や保健所の皆様の実務に末永くご活用いただければ幸いです。
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関連書籍の紹介
改正感染症法ガイドブック――改正のポイント&施行日別条文
「改正感染症法ガイドブック」は、令和4(2022)年の大改正に的を絞り、その改正のポイントや、改正箇所を知るための条文比較をメインとしています。
上記でご紹介した「逐条解説」は、2024年4月1日分施行後の条文を基に記述していますので、どのような改正によって今の形になっているのか…は知ることができません。改正のポイントを簡単におさえる、改正前&後の条文を比較して何が変わったか知る…といった使い方ができます。「逐条解説」と併せて、是非お手元に!
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医療六法 令和6年版
医療法を中心に、医療提供体制に関する法令・通知で構成した六法です。感染症法と医療法は2022年の改正により関係性がより密接になっており、感染症法だけでなく、医療法分野の把握も重要となります。本書にも感染症法関係の法令や通知を数多く収載しています。医療行政に携わる方の実務や、病院・診療所等の医療提供施設におけるコンプライアンスのために必要な実務六法です。
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