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永く地域で必要とされる訪問看護ステーションになろう!

新刊『Q&Aでわかる 訪問看護ステーションの起業・経営・管理――確かなスタートと着実なマネジメントで成果を出そう』についてご紹介します。


なぜ、今、訪問看護ステーションが注目されるのか?

地域の中で、利用者の暮らしを支える重要な役割を担っている訪問看護ステーション。

「利用者・家族の暮らしを理解できる」「利用者の希望するケアが柔軟にできる」というように、病院では体験できなかった看護が実践できるほか、「生涯にわたって働ける」「看護師であれば誰でも開設できる」ということから、注目が高まっています。

現在、その数は全国で15,000か所を超えており、新規開設も多くなっています。

しかし、その一方で開設後1年も経たないうちに、休止・閉鎖に追い込まれるステーションも散見されるのが事実です。

その原因は、市場調査が不十分、法人・事業所の理念が曖昧、スタッフ体制の不備、資金繰りを含む経営の課題など。丁寧な準備や見通しによって、休止・廃止が防げたと思われるケースも多々見受けられます。

訪問看護ステーションの起業・経営・管理に必須のポイントがすべてわかる!

『Q&Aでわかる 訪問看護ステーションの起業・経営・管理』は、起業を決意してから実際に開設するまでの準備、開設直後から開設3~5年目までのタイムスケジュールとやること、よくある悩みごとをこの1冊で網羅。

起業時の準備やタイムスケジュール、マーケティング、人材確保・育成、労務管理、さらに開設後に陥りがちな悩みまで、Q&A形式で具体的に解説しました。

訪問看護事業所管理者やこれから開設を考えている看護師の皆さんに、着実な起業・経営のための視点をわかりやすく伝授します。

実際に起業した著者たちの実体験がベースとなっている

本書の著者である藤野泰平氏、柳澤優子氏、加藤希氏は、全員が訪問看護ステーションの開設と運営に携わった経験があり、現在も活動をされてます。

本書は、著者らの実際の経験から、困難を乗り越えた具体例をQ&Aとして収載し、さらに実践例・好事例なども含めながら、より具体的な解決方法にまで踏み込んでまとめています。

ここで著者の一人、柳澤さんのコメントをご紹介しましょう。

私は、7年前に訪問看護ステーションを起業しました。
その前は、病院の病棟看護師として働いていましたので、起業・経営・運営・管理に関してはまったくわからない状態での起業でした。
その中で、私自身が経験したことを、「いつ何をやればいいか」「こんなことに困った」というQ&Aにまとめています。
この本は、起業した時の自分に手紙を書くような気持ちで書きました。
これから起業したい方や運営・管理をされている方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

永く地域で必要とされるステーションになろう

訪問看護ステーションを開設することは、その地域の隅々までたくさんの人たちの人生に寄り添う、家族の「かかりつけ訪問看護ステーション」になることを意味します。

訪問看護ステーションの開設・運営を通じて、自分の人生を充実させ豊かなものにし、自己実現と安心して暮らせるまちづくりに貢献することも可能です。

これから開設を目指す看護師の方も、いま訪問看護事業所を運営・管理している方も必読の1冊。地域で選ばれるステーションを目指し、ぜひ本書を手に取ってご覧ください。

本書で取り上げる主なQ&A
計113個の疑問のなかから、一部を抜粋し、ご紹介します。
●「理念」はどのようにつくるのか?
●利用者・家族、他職種、また、看護師から選んでもらえる事業所になるには?
●看護のこと以外に必要な知識・スキルは?
●マーケティングについて教えてください
●起業する看護師もスタッフとして働くべきか?
●資金はどの程度必要か?
●指定申請の流れについて教えてください。
●休日・営業日を設定する方法は?
●オンコール体制はどうする?
●経営戦略を立てよう
●賠償責任保険について教えてください
●どこに営業に行けばよい?
●多職種連携をうまく進めるには?
●新人教育の方法について教えてください
●スタッフの不満はどんなところに現れるのか?
●看護の質が期待どおりでない場合の対策は?
●開設半年後くらいから資金繰りが大変になってきた……
●スタッフが退職してしまい、人手が足りない……
●多店舗展開や看護小規模多機能居宅介護、ホスピスなど、多角経営についての考え方を教えてください
●事業の継承について教えてください
など


●編集:公益財団法人日本訪問看護財団 ●著:平原優実・藤野泰平・柳澤優子・加藤 希 ●定価:3,300円(税込)A5判・316頁 ISBN978-4-8058-8936-7

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