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「キャリート」代表コーチ紹介/宗像 祐


これまでの経歴について

私はこれまで8回の転職で9社経験しています。
入社直後に倒産不可避な状況が判明したり、役員として経営参画した会社は人とお金の問題で売却することになったりとやむを得ない転職もありましたが、それ以外は全て中長期ビジョンに基づいた前向きな転職(のつもり)でした。
自分の中ではストーリーとして明確な意味や繋がりがあるのですが、8回も転職をしていると、誰かに自分の経歴の説明をするときはほんの一部分しかお伝えすることができません。

無料相談や有料コースの中で自己紹介はしますし、聞かれたり求められたりした時はなんでもお話ししますが、時間的にもそこまで詳しく私の話をする機会がありませんので、長文で恐縮ですが、この記事を通して少しでも私のキャリアや想いについて知っていただけたら幸いです。

キャリアアドバイザーの仕事との出会い

1社目は大手不動産会社の営業を選びました。物件を見たり調べたりすることが好きだったことと、厳しい環境で頑張れば成長もできるし稼げそうという単純な理由で決めたのですが、繁忙期の休みは月に2〜3日くらいでほぼ毎日終電という激務で、社会人ってこんなに大変なんだと生きていく自信を無くしかけました。。。
ただ、そこで何とか踏ん張ったおかげで社会人としてのベーススキルがかなり身に付けられたと思います。

その後、IT企業の法人営業を2年ほど経験し、医療介護系ベンチャーのエス・エム・エスに入社します。リーマンショック真っ只中で急成長を続けている組織・事業に魅力を感じたのが入社のきっかけでした。
ここで初めてキャリアアドバイザーの仕事を経験するのですが、これは自分にとって天職なのではないかと思えるくらいに楽しく仕事ができたのです。何がそこまで思わせたのかと振り返ると、「困っている人に寄り添いながら課題解決した結果、求職者さんが未来に向かって一歩を踏み出す姿を見れること」で高揚感や充実感を得ることができ、それを追求することが数字目標の達成にも繋がって大きな成果が出ていたからだと思います。

その後キャリアアドバイザーとしての成果が認められチームリーダーになり、仙台支店の開設に伴い所長に就任しました。ですが、就任から1年後に起きた東日本大震災により一時的に支店閉鎖となったため東京に戻り、法人専任のリクルーティングアドバイザー業務を担当することになります。
医療機関とさらに深く関わるようになったことで、人材支援だけではなく経営面から貢献がしたいと考えるようになり医療専門のコンサル会社に転職しました。ところが、倒産が避けられないような厳しい経営状態だったことが判明し今後について考えていたところ、エス・エム・エス時代の上司が独立して会社を立ち上げるということで声をかけてもらいました。
このネクストビートという会社では創業から営業責任者を担っていましたが、設立3年目で社員数70名を超える規模までの成長を牽引した経験から、自分で起業して、もう一度この熱狂を味わいたいと考えるようになっていきました。

挑戦と挫折

家庭の事情ですぐの独立は難しかったため、起業後の成功確率を上げるためにも、しばらくは面白そうな経験・実績が積めそうで、自分の経験も還元して貢献できるような企業に転職して頑張ろうと決めて3年で2社経験しました。
知人の紹介で創業直後のスタートアップの手伝いもしていたのですが、そこの社長から役員としてビジネス領域全般を任せたいというオファーをいただき、正式に参画することに決めました。数ヶ月後には起業するつもりで準備していたのですが、役員として会社経営に携われるので間違いなくハードな経験が積めますし、何より関わっているうちに事業や人に愛着・興味が湧いていたので私の中で断るという選択肢はありませんでした。

スタートはとても順調だったのですが、2年目以降は成長が鈍化し経営陣の中でも方向性の違いが顕在化してきたこともあり、結局会社は売却することになります。
当時は綱渡りの資金繰り、投資家対応、整理解雇に関する社員への説明と再就職支援などの対応で心身ともに疲弊しきっていたため、次のキャリアについて考える余裕は全く無かったのですが、ありがたいことに「会社の状況が落ち着いたら一緒に仕事がしたい」と誘っていただいた会社があり、売却先への引き継ぎ完了後に新規事業責任者として転職しました。

ところが、その会社に入社した直後にコロナウィルス蔓延による緊急事態宣言となります。。。
コロナの影響を大きく受ける業界だったため、当初想定していた規模・スピード感で新規事業を進められる状況ではなく、既存事業で成果を出せるような役割に方向転換しましたが、思うような結果が出ず苦しかったですし、期待して誘っていただいた社長には、今でも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この頃に大きな挫折感と先の見えない不安に襲われ、人生で初めて、完全に立ち止まって自分の価値観や特徴(強みや弱み、個性など)に向き合い、じっくりと自己分析をすることになります。
これまでの転機でもしっかり考えていたつもりでしたが、全力疾走しながら考えていたので、納得感が生まれるような深い自己分析ができていなかったことを痛感しました。

他人軸からの解放

日本社会に蔓延し自分の中にも染み込んでいる「〜べき」を排除し、他人との比較をやめ、「やっていて心が喜ぶ(感情が満たされる)こと」「どうやって生きていきたいか」など、自分の内面と徹底的に向き合った結果、当時としては「1対1のキャリア支援を通して、自分の影響力が届く範囲の人の第一歩を支援すること」が一番大事にしたいことであるということに辿り着きます。
それと同時に、起業したいと思っていたことに関しては、「自分の周囲にはとても優秀な経営者が多く、自分も起業して成功しないと負けだ」という気持ちが強く、「自分の軸という仮面を被った他人軸」だったことに気づかされました。よく考えれば当たり前のことなのですが、自分の軸を明確にすることで「起業は手段であって目的ではない」ということがストンと腹の中に落ちました。

その後すぐにキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、フリーランスでキャリアコンサルタント業務や営業コンサル、副業・複業マッチング業務などを請け負いながらコーチングを学ぶという生活を1年ほど送ることになります。

キャリートを始めたきっかけ・背景について

キャリート公式HP

キャリアコーチになったきっかけ

私は本当に人に恵まれていて魅力的なオファーをいただくことが多く、リスクよりもメリットやワクワク感を重視する性格も相まってたくさんチャレンジをしてきました。
今の自分は、かなり遠回りしながらも、自分の価値観や特徴を尊重し活かせるキャリアに辿り着くことができましたし、自分に期待をして挑戦してきた結果なので後悔は少ないです。

それでも、30歳前後の過渡期にキャリアコーチングを受けて中長期のビジョンを描いていたら、一体どんな今を過ごしているんだろうと想像してしまいますし、やはり回避できた失敗もたくさんあったと思うのです。
私の場合は転職回数こそ多いものの、「営業」「人材・採用」「経営」というキーワードはブレずに積み上げてきたものがあったので、運良く今のキャリアに辿り着くことができましたが、どこで道を踏み外していてもおかしくないですし、もっと上手くやれた確信があります。

今の20代〜30代の人には私と同じ思いをしてほしくないので、なるべく早い段階でちゃんと自己分析をする機会をもってほしいと思っていますし、もっと自分のやりたいことや個性・特性を発揮して、自己実現を叶えてほしい。そんな想い・願いを持ちながらキャリアコンサルタントとして活動している中でキャリアコーチングの存在を知り、1ミリの迷いもなくキャリアコーチとして歩むことを決めました。

キャリートを始めた背景

現代社会は不確実性の高いVUCAの時代と言われますが、キャリアの選択肢が増え自由度は高まった一方で、個人主導のキャリア形成は完成形や正解がないため、自由なキャリアデザイン方法を教えられていない(むしろ真逆のことを教えられてきた)私たちがどうしたらいいか悩むのは当然のことです。
キャリアの節目になるようなタイミングで、しっかりと足を止めて自分の人生やキャリアについて考え行動することの重要性は、これからさらに高まっていくでしょう。

前述の通り、キャリアコンサルタントとして活動している中で、20代〜30代の若い皆さんの貴重な時間やエネルギーがより魅力的で有意義な方向に使えるように、転職ありきではない本質的なキャリア支援がしたいと考えている中でキャリアコーチングに出会い、最初は個人事業主としてスタートしました。
個人事業主としてキャリアコーチングをしていたのは9ヶ月くらいの期間でしたが、この時の13名の受講者さんが、悩み苦しみながらも自分自身や人生に向き合い、少しずつでも行動し変化していく姿を目の当たりにしたことは私にとって大きな喜びであり、キャリアコーチングの意義や価値を強く認識する体験となりました。

そして、個人事業ではなく、もっとたくさんの人に受講してもらえる環境を作りたいという想いに突き動かされ、2021年9月に株式会社ルメスを創業し、本格的にキャリートのサービスを開始しました。
キャリートは現在(2024年6月)、無料相談は累計5,000名以上、有料コースは700名以上の方にご利用いただけるサービスに成長しましたが、これはキャリートのビジョンに共感して仲間になってもらった優秀なコーチ、キャリートに期待してサービスを利用していただいた受講者さんに支えられた結果であり、本当に感謝してもしきれません。
受けたご恩に報いるためにも、これからも目の前の受講者さんに向き合い、価値あるサービス作りに全力で取り組んでいきます。

人生・キャリアに悩んでいる方へのメッセージ

私が好きな言葉の一つに「これからがこれまでを決める」という言葉があります。
これは浄土真宗の僧侶・藤代聡麿という方の言葉で、時間の流れからすると違和感がありますが、「今」と「未来」について探求していくコーチングと重なる部分が多く、初めて聞いたときに大きなインパクトがありました。
私も含め、人は「過去は変えられない」「過去こうだったから、今後もきっと同じだ」という諦めや思い込みを無意識的に持っていると思いますが、「これからの未来をどう生きるか」で過去の持つ意味が変わってくる、未来に意識がグッと向く言葉だなと感じます。
「これから(の生き方)がこれまで(の意味)を決める」と付け加えると理解しやすくなるかもしれませんね。

私の場合、転職8回というちょっと残念な過去があり、この話をすると相手に微妙な反応をされることはしょっちゅうですし、転職面接の時も大きなハンデになり悔しい思いをたくさんしました。どうせ自分じゃまともなキャリアは積めないかもな、、、と半ば諦めている時期もありました。
でも今は、この過去がある自分だからこそ伝えられることや役に立てることがあると信じて活動し、人の役に立てていると実感できることが積み重なったおかげで、この過去は私にとって意味のある大切なものに変わっています。

キャリートに限らないと思いますが、キャリアコーチングの相談に来ていただく方は、目の前の問題・課題や「これまで(過去)」の呪縛に苦しみながらも、「これから(未来)」をもっと良いものにしたいと願っていて、「これから」の自分の人生に誠実に向き合おうとしていることが伝わってきて、いつも胸が熱くなります。

「これから」のアクションは必ずしも転職だけではないと思いますが、失敗や変化を恐れて前に進めずにいると経験や機会が増えていきませんので、人生やキャリアに悩み無料相談にお越しいただいた方は、何かしらのアクションが必要なタイミングなのではないでしょうか。
人は誰しも迷いながら意思決定していくものですし、諦めずに考え行動し続けていくことでしか答えは見つからないのではと思います。

  • 「これまで」の人生・キャリアにどんな意味を見出しますか?

  • 「これから」の人生・キャリアをどうしていきたいですか?

  • 「今」何から始めてみたいですか?

この問いに対して今の皆さんが出せる納得感のある答えと、その実現に少しでも近づく、ワクワクするアクションを一緒に探しにいきましょう。
無料相談でお会いできることを楽しみにしています!

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