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職歴が浅かったら、人柄(にん)で勝負できる3つのポイント

新卒2年目で職務経歴書が書けません

新卒2年目で実績があまりなく、WEBの転職サイトに載っているような職務経歴書が書けずに、転職サイトに登録をしているのですが、書類選考で全滅をしています。
職務経歴書を作り直したいのですが、どのように書いたらいいかわかりません。
やはり、実績を作ってから転職活動をしたらいいのでしょうか?

まずはWEBの転職サイトに載っているような書き方が正解ではありません。
社会人経験が多くなると人柄より実績を見る傾向があり、若手と言われている新卒3年ぐらいまでで転職をしたいと考えている人にとっては、人柄や普段から仕事をしていたことで気づいたことや工夫してきたことを中心に、「私はこういうことをしてきて、こういうことを改善してきました」というように、自分自身の人柄と仕事に対する姿勢などをアピールしてみましょう。

人事の視点から見てみると、顧客本位で考えられるかどうか、壁にぶつかったときに工夫してその壁を平然と乗り越えられるかという点を職務経歴書上で見ていることが多くあります。

現在では自走式のビジネスパーソンや問題解決をすることができるビジネスパーソン、仮説思考ができるビジネスパーソンが求められる傾向があり、自分なりに工夫をしたり、チームで乗り越えられる、発言ができる人材を求めていることが多くあります。

例えば、「1日100本架電することができました。」と書くよりも、「1日100本の架電をしながらも、8:30、13:00、17:00から30分に集中すると、決裁者に繋がる率が高くなり、アポイントが取りやすく商談になりやすかった」というようにより具体的に気付いたことやチャレンジしたことをまとめてみるといいでしょう。

面接でもやれます、がんばります、できますというように根性論的な回答をするよりも、工夫してきたことを具体的なエピソードにして回答をするのでは大きく変わってきます。

いきなり職務経歴書を書くことをせずに、普段仕事をしながら感じていることやここを工夫してやったなどというように、やってきたことを思い出して箇条書きにした後、構成を考えてみてください。

ルーティンワークでもあるんです

例えば営業事務や一般事務の方であっても、ちょっと深堀をしたら出てくることがよくあります。
来客時のお茶出し、ご案内という業務の中にも、ご自身で工夫をされた点があったり、「あっ!こんなことに気づいてくれたんだ。ありがとう!」とお客様やクライアントさんから言われたりしたエピソードがあります。

昔、一緒にお仕事をさせていただいた事務の人は、本当にすごかった。
クライアントさんやお客様の名前を憶えているのはもちろんですが、家族構成やお誕生日、趣味、食べ物の好き嫌いも把握されていました。

クライアントさんと顔を合わせて、ちょっと疲れているなぁとか、昨夜は接待だったみたいで二日酔いかなとか、直感で感じたらいろいろなお茶を用意してくれる人でした。

偏頭痛持ちの人がいたら、エスプレッソを飲んで首元を冷やすと楽になるからやってみてよというように、健康や変化についてはすごく敏感な人でした。

100の動詞、100の単語からも見えてくる強み

1つ目は〇〇をしながら××をするのが好きというように、動詞で終わる文章を100個考えていただきます。

例えば、「ゴルフ中継を見ながら、ホール分析をするのが好き」「サッカーを見ながら、作戦を立てるのが好き」というように、できるだけ詳細についてわかるように文章を作っていただきます。

2つ目は自分の強みに思っていること、自分が得意なことを100個の単語で表していただきます。

似たような言葉が出てきたりしますが、あまり難しく考えずに、付箋紙や紙に書き出してみることで整理できることもあります。

また、友人知人によく言われることとか、先輩や同僚から言われることなども思い出してみてください。

出てきた言葉をグループ化していくことによって、自分の強みについて見えてくることがあります。

グループ化ができたら、次の3つのポイントをしっかりと抑えて、職務経歴書を作成することが必要になってきます。

1つ目は職務に関するミッション、
2つ目は実績について、
3つ目は仮説思考をまとめて書くこと
がポイントになります。

そして、ストーリー性を持たせてることによってより即戦力としてのイメージを作り上げていくことを目標にしていきます。

最初のゴールはあなたの経歴を整理して、強みを発見して、戦える職務経歴書をつくってみてください。

客観的に自分自身を見つめなおし、転職活動へ役立てます。
これからの転職活動の初めの一歩となります。

一人ひとり違う強み、個性があるので、同じものはありません。

コロナショックの影響で下降線の業界から転職

ここ2年で業界の地図が大きく変わってしまった。
コロナショックの影響で通信業界、IT業界については伸びていますが、サービス業を中心に減収減益という会社も多くあります。

業界全体が冷え込んでいるにもかかわらず、売り上げを上げましたということが書けないケースも多くなっています。

そこで盛ってしまうとかなり厳しくなりますし、面接での突っ込みどころになってしまうので、嘘、大袈裟、紛らわしいことは書かないこと。

顧客も少なくなってしまいましたが、取引先には毎月情報交換を兼ねてアポイントを取ってから、いざというときにお声がけいただけるように業界のニュースなどをまとめた小冊子を持っていきました。

普通やること以外にも独自性を出すためにやっていたことなどを書いてもいいでしょう。

なぜかというと、売り上げが上がりづらい状況下において、あなたの独自性が出たことによって、顧客との信頼関係をさらに強化できる方法をやっていたということでプラス評価につながることが多くなります。

正解はありません!人柄で勝負!

いろいろなエピソードがあるのですが、職務経歴書に書いていいのかどうかわからず、WEBで調べてみるとそんなことを書いているものは少なく、いろいろな添削をしている人でも、エピソードを書くことを良しとしない人もいます。

人事は書類の段階で人柄がわかると、あのチームで活躍してくれそうだなぁとか、あの部署でも活躍してくれそうだから、並行して社内で話を進めようとか、いろいろな選択肢が出てくると、一度会ってみてこの部署がダメだったら、この部署で聞いてみようなどと採用枠がなかった場合であっても打診をすることができるようになります。

成果を出すためにどういうことをやってきたのか、顧客からありがとうと言われるためにやってきたことは何か、ということを具体的な実績がなく、25~27歳ぐらいまでなら書いてもいいでしょう。

紙とペンを用意して書き出すことからはじめてみましょう。
書き出していくうちに似ている点、共通点、ここから学んだことなどいろいろなことに気づいていくことができるでしょう。

「私はこういうビジネスパーソンです」ということが言えるようになると、自分自身との対話については成功をしています。
どういう点を切り出すのか?どういう言葉でまとめるかというのは、日ごろからの発信力、要約力がないとできません。

SNSで簡単に練習をすることができるようになるので、いろいろなSNSやblogなどを駆使してやってみると、あっ!このタイトルならいけるなぁ!とか、この内容でいいねをもらったなど、文章力を鍛えることができます。

Instagramなどでは写真で一言!みたいにキャッチコピーの作り方を学ぶことができますし、そこからいろいろなことが学べます。

テクニック論で書くこともできるのですが、そのフレームワークで書いてしまうと、どこを強調していくのかということや、ストーリー性があまり出ないため、フィクションじゃないかなって感じる内容になってしまうので、注意が必要です。

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