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ミスマッチを恐れずに企業を選ぶ3つのポイント

ミスマッチは起こるもの

はっきりいうとミスマッチが起きるのは、入社前の期待値と実態が乖離していることが原因です。

これは応募者にもいえることですが、企業にもいえることです。
面接で高評価だった人が実際に入ってみるとスキル不足であったりすることがあります。

しかし、解雇事由に該当をしない限り、試用期間で終了をさせることができない実態があります。
誰もが客観的に見てわかる理由を探そうとしますが、それだけでは納得できないということで裁判のリスクがあります。

応募者にも同じことが言えて、インターネットの情報や面接を通して感じた雰囲気と実際が違うこともあります。
残業時間が少なくてワークライフバランスが取れるという会社入ったつもりが、サービス残業が当たり前。

上司より早く変えることができなく、いつも終電で帰ることになることもあるでしょう。
目標数値に達していないということになれば、休日出勤が当たり前など入社してから気づくことも多いんです。

ブラック企業ということで長時間労働やサービス残業をさせる企業を糾弾している点がありますが、それで労働環境が良くなっているのでしょうかという疑問がある。

騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、そういうことに敏感になりますが、喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、一過性のものにすぎない。

新卒から3年で退職をしている人が30%というのもうなづける。
企業が本気になって離職率のカイゼンをしようとしていないからである。
離職率を下げるためには福利厚生を充実させるだけではなく、きちんとした評価をすることがポイントになる。

そこには競争原理を取り入れること、公正な評価をすること以外にも、復職をする人たちに対して、研修をしたり、フォロー体制を作ることなど、ハイブリッド型で改革する必要がある。

人手不足という時代に入ってきて経営者が本気で考えなきゃいけないことは、離職率を減らすことがポイントになるだろう。

女性の活用ということを常に言われているが、その前に自社の社員がいかに辞めない様にするのかということを考えてほしい。
昔かたぎの言い方をすれば、社員は家族であり、その家族を守るためにはどうするのかを考えていくことが、これからの時代は必要になっていくのではないだろうか。

企業選びのポイント

1つ目は業界1位の企業より、トップ10に入る企業で働くことを考えましょう。

理由は業界トップということになると変革をしづらい環境が揃っていますし、イノベーションが起きにくいことがよくあります。

トップの座を守るため変革を好まず、保守的な考え方を優先してしまうからです。

しかし、トップ10の中に入っている2位〜10位の企業というのは危機感を持っています。

トップ企業とどうやって差別化をしていくのか。どうイノベーションを起こすのかを考えています。
常に変革をするためにマイナーチェンジをしている戦略をとっている企業が多くあります。

攻撃的なポジションのスタイルと取ることができるため、時代の流れをしっかり見ています。
ビジネスプロデューサーやイノベーターを育成するにはちょうどいい環境が整っていることが多くあります。

キャリアを積極的に積んでいくのであれば、そういう企業で働いてみることをおすすめしています。

2つ目は年収についての考え方です。
最近ではいろいろな転職サイトが乱立しているため、いろいろな転職サイトに登録をしている応募者も多くいます。
そうした時によく目にするのが年収がUPしましたという広告である。

中小ベンチャーから大手企業へ転職をした時にはUPすることはまれにありますが、ほとんどの場合が年収は現状維持が10%前後のマイナスになることを知らないからです。

エージェント時代、人事も含めてですが、ここが大きなネックになる人が最近増えています。
本質的に考えてみましょう。

前の会社では信用預金があるため、社内の評価というのも高いため、年収もUPします。

しかし転職をするということは信用預金がなく、会社の評価も年齢とスキルを見極めて、社内調整をして上で決めることがあり、そういう場合は年収DOWNを覚悟してほしい。

年収が下がったのであれば上げる方法を考えればいいのですが、何十年もかかるということになると、なかなか年収面が折り合わないことになるでしょう。
お金の計算と常にしておくことが必要です。

3つ目はうまい言葉の裏には罠があるということ
面接や内定受諾の際に人事がうまい言葉を使って来ますから、その裏には罠があるという警戒心をもつことが必要です。

他社の選考状況について細かく確認してきて、うちが第一志望ということを伝えておかないといけないということが、応募者側の心理であり、社会の常識的なところはあります。

面接官もお客様である応募者に対して失礼な態度は取らないでしょう。
あくまでもエンドユーザーになるかもしれない応募者であり、ネットで炎上しないためには丁重に取り扱いをする。

面接はいいところだけを見せ合うというのが常識であり、そこで期待することで裏切られた感、失望感があるから、ミスマッチが起きるわけであり、そうならないためには本質を見抜く目をもつことが必要になるだろう。

情報のメタボリックになることはよくないことですから、できるだけ1次の情報を取りに行くことをオススメします。

インターネット上や書籍に出ている情報は2次情報になるため、関係各位から情報を集めることで、その情報の真意を確かめることができるでしょう。


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