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知っている人がコッソリ実践している⁉転職活動でゴミ情報の海から宝石を見つけ出す方法


退職blogと掲示板は参考になるの⁉

SNSを見ていると『今月末で〇〇(会社名)を卒業します!』とか、『本日が最終出社日となり〇月から新しい会社で頑張ります!』というような退職blogを目にすることがある。

SNSはいい意味では可視化できるところですが、悪いところはゴミのような情報まで流れてくるというところ。

自分の都合のいい情報をが集まってきやすいからだ。
どういう記事に興味をもっているのか、同年代はどういう記事に興味を持っているのかなどをAIが判断をして、タイムラインに流れてくることになる。

災害時などにデマが流れてきてしまい、それの真偽を確かめずにリツイートをしたりしてしまって、それが世界中を駆け巡ることになる。
そして、生成AIの登場によってフェイク動画ができるようになり、本物の動画なのかフェイク動画なのかは素人には気づかないことがある。

退職blogから見える3つのタイプ

退職blogについては大きく分けて3つのタイプに分けることができる。
1つ目は卒業型
2つ目は逃亡型
3つ目は脱藩型

ここを見抜かないと間違った情報を鵜呑みにしてしまい、入社後にこんなはずじゃなかったと後悔をしても遅いから気をつけてほしい。

本当に円満退社⁉卒業型退職blog

「この会社でやるべきことはやり終えた」
「ちょうどいいタイミングなので、後輩に道を譲った」
「今の会社では身につかない経験をするために、新しい会社でチャレンジする」というように、円満退社を強調しているのが特徴である。

本当に会社にはお世話になったとか、いい上司、いい仲間に恵まれて自分は幸せだったという内容が出てくる。

個人の特徴とチームの特徴と会社の特徴が合致した結果であり、どこかのボタンが1つズレていたらこうならないという偶然の産物。

新卒からいた場合については、何も知らずに会社の色に染まっているケースが多く、他の会社との比較材料がないため、このパターンになりやすい。

このパターンは20代から30代前半に多く見られて、自己満足をしており、心理的にも余裕を持っていることが多いため、取引先のクライアントであったり、関係業者に転職をすることが多い。

転職先においても即戦力として活躍することができる人材であり、出世街道を進んでいく人の特徴ともいえるパターンである。

判断が難しい逃亡型の退職blog

「長時間労働のブラック企業で心身ともに破壊される寸前となり退職することにしました」
「パワハラ、ふきハラがひどすぎて、体調を崩したので退職をすることになりました」
「会社の業績が下がってしまい、朝令暮改の指示が飛びまくり、チーム内もギスギスして詰め寄りが多くなって退職することにしました」など、会社のことが転職をする起因になっている場合。

実はこのパターンに入るのが全体の7割以上あるから不思議である。
2020年ぐらいまでは、ミドル層である30代から40代が多かったというのが特徴ですが、現在では新卒、ミドル、シニア層の全体に波及しているのが大きな特徴。

ハラスメント行為については規定されるケースが多くなってきて、ガイドラインがあるので、思い込みや先入観ということも少なくなってきているが、書き手が情報をアップデートできているかどうかはわからない。

ここの見分けが難しいのは、もう少し頑張って踏ん張ることができたら状況を打開することができるのではなかったのだろうかとか、自己防衛のために早合点してしまっているのではないかということは、本音が出てこないとわかりませんし、核心部分については話せる環境をつくれるかどうかが大きく分かれてきます。

会社に対して不平、不満があり、それが起因となり書いていることを前提においておかないと、間違った情報をよみとってしまうことになる。

モヤキャリ相談室2にお越しいただいて転職相談をしていても、恨み節、妬み節が続くようだと、転職活動が通常の3カ月ぐらいから6カ月では収まらずに、1年単位の長期戦になっていくのは明白です。

心技体のバランスが壊れる前になぜ、行動ができなかったのかという不思議があり、経済的にも余裕があるうちに行動をするのがベストなタイミングであるといえる人たちのパターンである。

会社との距離が決定打になった脱藩型blog

「M&Aによって経営陣が刷新されて、経営方針に共感することができない」
「中途半端な状況で事業を撤退するなんて許せない。勝負がつくまで徹底してやり抜くべきである」
「早期退職を機に独立。優秀な部下やクライアントに助けられて、スタートをすることができるようになった」など、経営戦略の齟齬であったり、経営層との考え方が違うことなど、会社との距離が決定打になったパターン。

こういう人の特徴としてあげられるのが、社内の信用預金も高く、なんの不満もなく、会社に忠誠を誓っていた人たちが、自己防衛や自分のプライドを守るために、袂を分け合うかたちになった。

出現率はドラゴンクエストのはぐれメタルレベルであり、逃げ足も速く、市場に出てくるのも本当にレアケース。
自立心が強い傾向にあり、いつでも胸に退職届を隠し持っていて、いざという時には退職届を出す人たち。

戦略に合理性を持っている場合については、逃亡型の人たちより圧倒的に満足できる会社への転職を決めやすい形になるのは明白である。

掲示板は参考にならない⁉

昔在籍をしていた会社の人事は「インターネットでいろいろ書かれていますけど、実際にはそんなことはありません」といいながら、実際には事務所内に監視カメラがあり、社長室でモニタリング。
9面マルチ画面でパソコンの画面まではっきりと見えるぐらい、解像度もばっちり。

入社すると手帳を買わされて、社長が同席する時にはそれを持っていないと待遇が下がる。

会社の理念はすべて丸暗記しておかないと、何度もやり直しをさせて、その後社長室でお説教。

残業時間は固定残業代は出ていたが、当然超過分については支払われなかった。

外部の人から見るとブラック企業じゃんといえることも、人事は立場上、限りなくブラックに近いグレーと言わざるを得ない。

人事として本当のことを言ったら採用活動に支障をきたすことになるというのは、企業人事を経験し始めてすぐに気づいたこと。

不都合な真実については、ひた隠しにすることはもちろんですが、ネットの情報に振り回されていては、何もできない。

本音半分、恨み節、妬み節が半分というぐらいで信用するまではいかなくても、質問のネタにするぐらいでとどめておくのがベターでしょう。

転職サイトのレビュー

転職サイトのレビューについても、本音半分、恨み節、妬み節が半分というのが実情でしょう。

1つは書き込むことによって、金券がプレゼントされたりするケースもあるため、いいもの、悪いものが混合している。

ここで気にしなければならないのが、いいレビューがある割には、なぜ転職をしなければならなかったのかということ。

自分にとっていい環境であったら、転職をする必要はありませんし、もう少し踏ん張っていたら、昇進をしたり、大きな仕事を任されることがあったかも知れません。

逃亡型のブログにつながってくることもあるので、判断することが難しいケースになる。

なぜかというと、その人のことを棚に上げており、相手のことをコテンパンにいっている。
ファクトロジックがないというのが現実である。

信じるも信じないもあなた次第ですが、情報の真偽を確かめながら転職活動をすることをオススメします。

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