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キャリアアップの11のポイント

日本企業は生え抜きが大好き!

日本のほとんどの企業が幹部になっている人材の70%以上が生え抜きという事実。

なぜ、生え抜きが活躍しているのかというと、社内のことをしっかり理解しているという前提がある。

社内政治ができる人間が幹部になっていることになる。

日本企業のほとんどが出来る人材を生かさず殺さずという飼い殺しにしていたり、足の引っ張り合いをして、失脚させるか、退職をさせれるかということをやります。

出る杭は打たれるということがあり、できるやつ=がん細胞とみられると、
白血球のように自己防衛、自己浄化作用を発動させて、フルボッコにするのはおかしい。

とある企業のリサーチでも、中途採用をされた人が幹部になっている会社は少ない。

それだけ日本企業の大半が生え抜きが好きであるということになる。

新卒で入った会社で一生勤めるという終身雇用的な発想が再燃しているのも、こういうことが裏付けになっているのではないだろうか。

キャリアアップという言葉は魔法のフレーズ!

面接をしていて転職理由を聞くと、キャリアアップをしたいという言葉をよく聞く。

今の会社で自分自身の仕事の幅を広げられないというのは、何か原因があると読んでしまう。

信頼預金がないのか、社内政治に敗れたのかなど、いろいろな質問をしながら探りを入れる。

社内政治で敗れた場合は、キャリアアップをしたいというイメージが残りやすい。

信頼預金がない場合は、仕事ができない可能性があるので、採用するにはかなりのリスクになる。

面接以外にも適性試験を取り入れる企業が増えているのは、俯瞰的に見えるよう資料として活用している。

面接で非常にエッジが利いていて、人間性もおもしろみがある人であれば、適性試験があまり合致をしなかったとしても採用される可能性はある。

そういう人は極稀の話になる。

キャリアアップの11の方法

キャリアアップという言葉は魔法のフレーズであること。

社会とは不平等なルールの上に成り立っていること。

チャンスを活かすには準備が必要であること。

などについては、以前よりBlogで書いていますが、成功をしている人を分析すると11の方法があるんです。

1:まずは目の前にある機会を活かす

判断力+夢=推進力、モチベーションにつながっている人が多い。

現実的に目の前にあるおもしろいことを着実にやっていくことで、未来的なビジョンもしっかりと見えてくることが多くなり、実際に成功しているイメージができてきた。

人脈とか資金力とかいろいろな要素があるけれど、戦略的に人脈を作って、資金を集めることもひとつの方法。

チャンスはいつ訪れるかわからないので、いつでも準備をしておく必要がある。

目の前にある仕事を確実にこなして、社内の信頼預金を貯める必要がある。

社内で出世を目指すのであれば、社内の信頼預金を貯めて、社内政治をしっかりと押さえることが必要かもしれません。

2:大きな目標だけでなく、身の丈のゴールを持つこと

目的地を大きな目標とするのであれば、1年後どうなりたいのか、6ヶ月後、3ヶ月後、1か月後、1週間後、今日はどうするのかを戦略的に考える必要がある。

大きな目標は変わらないけど、小さな目標は置かれている環境や状況に応じて変わって来る。

小さな成功体験を繰り返すことによって、大きな目標に到達していることもあるんです。

成功体験と失敗体験を繰り返すことで、経験値を積み重ねていくことが後々に大きく左右される。

成功するきっかけはどんなところにあるかはわかならない。

成功するきっかけは、運でもなく、縁でもなく、環境でもない。

与えられた環境で勝負をすることをススメる。

個人の欲求の大きさや考え方は人それぞれであり、欲求に対して着実にこなすことを考えよう。

欲求の大きさは関係ない。小さい欲求の積み重ねが大きくなる。

3:キャリアだけでを考えていてもキャリアにならない

最近ではインターネットやノウハウ本で情報過多になっているのかもしれませんが、キャリアに対して過敏に考えすぎている時代になっている。

目標は内面から出てくるものであり、目標に対する恐怖心があるのが普通である。

その恐怖心に打ち勝つことが重要。

多くの情報の中から本質につながる情報を見つけて、決断をすることが重要である。

しがらみがなく、素直にChallengeをすることができる20〜30代前半にいろいろな経験を積むことが重要である。

条件の良い所へ転職をするとか、キャリアアップのために会社を選んでいてはダメ。

何かに打ち込んで実績をつけることで、対外的に誇れるものを作る必要がある。

格差は逆転できるが、実績については逆転することができない。

4:どんなキャリアかではなく、何をなしたいのか、何ができるのかが重要である

自分自身がやっていることに対して、筋が通っているのか?

骨太のスキル、実績があるのかどうかをチェックすることが必要。

自分がやってきたことをしっかりと棚卸しをして、現在の目標地をしっかりと見据えていることがポイント。

経営資源の4つで有る、ヒト、モノ、カネ、情報。

ヒトは流動化することになり、働き方にとらわれない時代になっている。

ボーダレス化していると言ってもいい時代。

グローバル化が進み、外国人留学生が日本にやってくる時代となり、日本人の仕事をアジア諸国の外国人に取られてしまってもおかしくない時代。

いつ会社が倒産してもおかしくないし、吸収合併をされてもおかしくない。
M&Aが盛んに行われており、マネーゲームに巻き込まれる会社も少なく無い。

上司がいきなり外国人になったりすることもあるでしょう。

5:能力×情熱×考え方×ポジティブ

何事に対しても肯定的に考えられることが非常に重要!

出来ない理由を他責にしている以上は評論家の域を抜け出すことができない。

仕事が出来る人、成功している人の特徴として、他責にすることはなく、自責にして原因と結果をしっかりと分析する。

成功する人の方程式は、能力×情熱×考え方×ポジティブであり、どこかに0(ゼロ)が入ると失敗する原因になる。

マイナスとマイナスの掛け算はプラスになることもある。

正論を成功法できちんとやることであり、目の前のことを必死にやることではない。

わからないことを正論で考えること。

それは常識の範囲で考えることが必要になる。

常識を外れた考え方はあまりよくない。

6:会社選びのポイントは「その会社の理念に共有できるか」である。

2010年以降、ノマドやフリーランスという言葉が流行っているように、会社に依存する時代から会社を利用する時代になったのが雇用情勢だと思う。

正論を正攻法できちんとやることは理念を浸透させることにもなり、雇われる会社員から参加型の会社員へと変わってきているのは確かである。

会社の理念に対して共感を持つことができる会社を選ぶことが重要であり、そこで働いている人たちとベクトルを合わせることができることも必要。

仕事は一人ではできないので、チームで一緒にやっていけるのかどうかがポイント。

昔流行った漫画にサラリーマン金太郎があった。

破天荒なサラリーマンの金太郎が会社組織と戦うものであった。

金太郎的な生き方は理念をしっかりと理解した上で、おこなっていることに気づいている人はあまり少ないだろう。

理念を共有しているからこそ、いざというときに対してもサバイバルに勝てるような知恵や行動が取れるものである。

何事に対しても何でもやるということと勘違いをしてはいけない。

正しい理念を持っている人はどこでも、どんな状況でも通用する人材になれる。

7:当事者意識を持っていること

経営者層は自分の代わりができるかどうかということを期待しているのが、
幹部に期待していることが多い。

アントレプレナー型の人材、プロデューサー型の人材を採用したいと考えている。

当事者意識をもって仕事をすることによって、責任も発生するため、いい経験をすることができるのではないだろうか。

失敗をしたとしても経験値になるものである。

やらされているという意識を持って仕事をすると、責任感よりも義務感が出てくるため、成長力はあまりない。

失敗したら他責のせいにしてしまって、上司や同僚がとばっちりを受けることになる。

そういうことをしているとせっかくのチャンスを逃すことにもつながってしまう。

当事者意識をしっかり持つことで、より上のレイヤーの仕事を理解することができるだろう。

8:やる気とマインド(情熱)があれば能力は身につく

会社に入りたい人が採用する人ではない。

何かを達成したい、何かを成し遂げたい人のほうが採用される確率は高い。

履歴書や職務経歴書はトリセツのようなものですが、会社のことをわかっていることも重要なファクター。

プロジェクトから何を学び、どういうスキルを身につけたのかを面接で確かめる。

即戦力を必要とする中途採用の場合は特にどういうことをやってきて、どんな信念が底にあって、どんなことをやれるのかを慎重に判断をする。

もちろん企業文化にも理解してもらっている上での話だ。

企業文化を理解して、シンパシーを感じるかどうかで決まることも多い。

そのためには企業のことをしっかりと調べた上で、志望理由をしっかりと考える必要がある。

中途半端な人の採用は遠慮をする企業が多い。

企業にとってはその人を採用したことによってマイナスになることも多い。

9:コミュニケーション力とは、聞く力、感じ取る力からはじまる

コミュニケーション力と聞くと話すことが中心になると思うけど、伝える力があれば、レジュメをきちんと書くことができるんです。

場の雰囲気などをしっかりとする対人理解力、自己認知ができている人、外から、内から、自己の立場から考えられる力をコミュニケーション力と考える人が多い。

面接はひとつのプレゼンテーションになるため、他の人のことを考えて共通言語を作ることが必要になる。

業界用語や自分が知っている言葉が当たり前だとは思わずに、難しいことをカンタンに話をすることができる。

10:自分の軸を持つ。やり続けることが軸になる。

やる気、思考力、行動力、社会力(コミュニケーション力)のバランスが重要!

拡大、発展、社会貢献、自己実現ができるひとを採用しないといけない。

成果は中長期的にできるものであるため、短期的な考えを持っている人は難しい。

情報が多い、スピードが早い、プレッシャーがあるので、細部まで追求をすること、やり続けることが必要となり、知的継続力が必要である。それが対価にかわる。

近道は決してないので、コツコツとやり続けることが必要。

そして、自分を知ってもらうことでビジネスチャンスを手に入れることができる。

相手が選んでくれるようなコンテンツを持っていることがポイント。

相手に認められることによって結果につながることが多い。

11:人のことを気にしないで、自分なりの到着点を見つけ出すことが必要

キャリアデザインはされるものである。

毎日忙殺された時間で実証できるものであり、キャリアはつくるものではない。

途中で挫折する場合は目標設定をすることが重要になる。

ゴールをしっかりと設定して、大目標、中目標、小目標を設定して、常にチャレンジとリスクを背負うことになる。

意欲がないことを受け入れ、追い詰めることは自滅への道になってしまうので、やる気とモチベーションを保ちながら仕事をすることが必要になる。

人のことを気にしないで自分なりの到着点を見つけることが自信や成果につながる。

20代のうちは何でもチャレンジをする

自分のキャリアを振り返ってみると、目の前にある仕事をやってきたことで自信がついた。

最初に入った会社で営業のイロハを教えてもらったり、相手のニーズ、シーズをわかるようになり、業界にも詳しくなった。

次の会社では支店の立ち上げをやることになった。

当時は不安と楽しみが半分半分だったのは今でもしっかり覚えている。

元々独立志向があったせいなのか、やってみたいと直感でおもった。

前の責任者が失敗をしていたからこそ、失敗できないプレッシャーがあったけど、いい先輩たちに恵まれ、わからないことがあったらいろいろと教えてもらった。

その時に社外のお客さんからも業界のことやわからないことを聞くと、教えてくれた。

今思えばワーカホリックじゃないかというぐらい、一生懸命やっていたのもこの時期。

年末年始だけのお休みで年間350日近くはお客様先と事務所に行っていた。
売上の不安とか平日出来ないことを休日にやったりしていたし、転職者の面談なども平日の夜や土日を中心にやっていたからかもしれない。

この会社での経験が1つ目のベースになっている。

いろいろな部下や上司がいたけど、堂々とモノを言うようになったのはこの時期かも知れない。

弱みを見せないというか、不安な立ち振舞をしてはいけないと思っていたからかもしれない。

見えない不安を自信と考えるようになり、それが確信にかわってきたのもこの時期。

今でも言い続けていることは、20代のうちに会社を利用していろいろなことにチャレンジしよう。と…

転勤、異動は当たり前、ワークライフバランスなんていっていることはなかった。

実績を作ることによって、不安を自信に変えて、確信に変えるのにがむしゃらだった。

新卒、第二新卒の人たちには、大きな会社で小さな歯車になるのか、
小さな会社で大きな歯車として働くのかでは、キャリアの幅が違ってくると…

決済権者の下で仕事をする!

大きな会社であれば部署ごとにマネージャーのしたで仕事をすることになる。

そうすると面倒くさいのが社内政治であったり、手続きがあったりする。

予定調和では仕事がすすまない。

場合によってはマネージャーが頭を下げにいかないと動かないなど、仕事のスピード感があまり良くないし、滞ることもしばしば。

大手企業であれば、倒産することは確率が低い。

リストラの可能性は中小企業やベンチャーと同じであろう。

会社が必要ないと思えば、リストラの対象になるのか、早期退職の候補に入るだろう。

常に解雇をされる危機感を持っていないといけないのと、プロ意識がなければいけないと思う。

半年に1回のボーナス査定はそういうことを意識しないと、平均以上もらうことが出来ないのは当たり前である。

中小企業や子会社の場合は、社長の直下で仕事を見ることができるのと、
場合によっては社長直下で仕事をすることが多い。

そうするとビジネスのスピード感が全く違うのと、経営者視点で物事を考えられるので、短期的戦略から中長期戦略までいろいろと身につくスキルが多い。

ルーティンワークが決まっていることはなく、その場その場でいろいろな仕事をカバーするから、

本来している仕事以外にもいろいろなことに携われるため、広く浅くいろいろな経験が積める。

キャリアは仕事をしているうちに気づくもの!?

新卒の面接をしていると勘違いをしている人が多い。

まずはなんでもチャレンジをして、自分の適性を見つけることからはじめて欲しい。

自分が思っている方向には進まないのがほとんど。

新卒の場合は総合職で採用するケースが多いのもそのため。

総合職ということであれば、どこに配属をするか、会社がグリップを握れる。

会社に文句をいえるようになるのは、実績を出して、会社の信頼預金が一定量たまった時である。

それ以外は、生意気な若者としてみられるか、会社として厄介者のレッテルを貼られるかである。

レッテルをはられてしまうと、それを剥がすことは難しい。

社会とは色眼鏡で見るものですし、実力があっても冷や飯を食わされることもあるでしょう。

20代のうちは何でも仕事をやり、そこから自分がやりたいと思う仕事が見えてくる。

自分のやりたい仕事が見えてきたら、社内異動や転職を通じてそれを極めていけばいい。

30代からは専門性を問われることが多いので、入社して3〜5年以内に見つけないといけないかもしれない。

キャリアはリセットされるけど、新しいキャリアが作れる。

しかし、人材育成には時間がかけられないから、職場を離れてから色々勉強をすることが必要になる。

自分が決めたことであれば、どんなことでも耐えられるぐらいの覚悟をしておく必要はあるだろう。

自分のキャリアは仕事を通してできるもの

仕事を一生懸命やっていれば、チャンスが訪れるかもしれない。

それを信じて下に根を張っておくことをオススメします。

仕事を通して何をやりたいのか、どういうことができるのかを考えることや、人事や自分の上司にキャリアについて話をしておくことをすすめる。

人に公言をすることで自分自身にもプレッシャーがかかるけど、人を呼び込むことにもつながるから、絶対にやっておく必要がある。

会社に対する信頼預金がないと絶対に成功はしないので、どれだけ会社に貢献できる仕事ができるかどうかもポイントになる。

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