見出し画像

人材紹介会社も教えてくれない!?年収をアップさせるために超えたい!3つの壁とは!?

英語・プログラミングを習得すれば年収があがるは間違い!

この前、20代前半の社会人から質問を受けることがありました。
「英語やプログラミングを勉強することによって、年収をあげることができますか?」と聞かれたので、
「確実に上がる保障はないよ」と私は答えました。
「英語やプログラミングができれば仕事のスキルがアップすると思っているの」と逆質問をすると、
「う〜ん、よくわかりません」という返答だった。

実は年収については3つの壁が存在していることを教えると、
「だから、英語やプログラミングができることが確実に年収をアップさせる方法ではないんですね」と納得してくれた。
さて、年収の壁と言うのはいったいどんなものなのでしょうか?

1つ目の壁「階層の壁」

最初の壁といわれているのが、階層の壁です。

日本企業で2000万円以上の年収をもらっている人は役員幹部か、成功している起業家ぐらいで、労働人口の数%しかいないということ。

役員でなく、一般社員で2000万円を超えているのは、ほとんどいないでしょう。

総合商社や大手金融企業など、ごく一部の人ぐらいでしょうか。

全国で働くサラリーマンの総人口で割ったら、本当に一握りの人たちしかいないことがよくわかります。

一方で年収2000万円以上あるオーナー経営者はどれぐらいいるでしょうか?

ごく身近なところに中小企業の経営者や街のいたるところにいるビルオーナーなどもそのくらいの年収があってもおかしくはありません。

よーく考えると変ですよね。

超人気企業の役員にまで上りつめるのと、どこにでもある中小企業を経営するのでは、どっちが大変かということ。

比較ができないのはよくわかりますが、それでも違和感を覚える方も多いはずです。

会社における階層をざっくりと分けると、「資本家」「経営者」「従業員」の3つにわけられます。

シンプルにいえば、従業員を雇って会社を運営するのが経営者であり、その経営者を高い年収で雇入れ、会社全体からあがる大きなリターンを得ているのが資本家という構造です。

年収500万円の従業員を年収5000万円の従業員が雇入れ、その経営者が5億円の資本家が雇っているんです。

ポジションを変えれば年収が上がる

従業員側で頑張ることと、壁を超えて資本家や経営者側で頑張ることは、年収面において決定的に変わるということを理解していただきたいと思います。

従業員側で年収アップを目指すとすると、花型社員でない限り、組織の中の熾烈な競争を勝ち抜くことは困難を極めるでしょう。

それよりも階層の壁を超えて、資本家、経営層に入り込むことが、手っ取り早く年収をアップさせることができる。

「そんなこといっても…できません」という方がいるかもしれませんが、そのような方でも方法を知らないだけで、壁を超えることはできるんです。

代表的な方法としては起業家になるということです。

自己資金でスタートした起業家は、オーナー経営者です。

たくさん生まれた利益から、3000万円ぐらい自分の年収にしても文句はいわれません。

2つ目の壁は外資系の壁

外資系の証券会社に務めていると30歳で年収が4千〜5千万ぐらいで、六本木ヒルズなど高級マンションに住んでいます。

みなさんも一度は耳にしたことがある話かと思います。

ちょっと考えるとおかしなはなしですよ。

日本の証券会社や銀行に勤めている人でも、800万から1000万ぐらいです。

外資系と日本企業では大きな差があるということになります。

その他の業界についても見てみましょう。

コンサルティングファームではどうでしょうか。

外資系コンサルティングファームと日系の大手シンクタンクを比較してみましょう。

外資系の戦略ファームでは、中核戦力となる30歳ぐらいだと1200万円ぐらいの年収です。

一方、日系のコンサルティングファームでは700から800万円ぐらいが相場です。

外資系企業に入って、年収をアップする

このように外資系企業と日系企業の間には、同じ仕事をしているにもかかわらず、年収差があるということがお分かり頂けたと思います。

その年収差には、付加価値をうんでいる人にどれだけ傾斜して配分するかという発想の差やグローバル展開することによる高収益化など、さまざまな要因があります。

ただいずれにしても概ねこのような傾向があるということは、キャリア設計において重要なポイントになります。

もちろん、個別の企業ごとに年収は異なります。

必ずしもすべての外資系企業が日系企業より高いということもありません。

あくまでも市況ということでとらえてください。

このように見てくると、英語ができるから年収がアップするとは限らないことがお分かり頂けたと思います。

ビジネス英語を覚えるより、3つの壁を超える方法を考えることが必要なんです。

年に1回の資格試験に挑むことはわるいことではありませんが、 業務に直結する資格であればはくがつくかもしれません。

年収アップすることに直結するのであれば、ビジネス英語を必死になってやる必要があります。

英語が苦手なら、違う道からアプローチをすることができないか、冷静になって考えてください。

3つ目の壁 業界の壁

この壁は比較的にイメージをすることが簡単かも知れません。

就職活動の時に一度は検討してみる人も多いでしょう。

例えば大手の日系企業でも、製造業より都市銀行のほうが給料が高く、総合商社の給料は更に高いという傾向があります。

ほとんど同じスキルで、おなし業務を行っていても、業界によって年収に大きな差がうまれてしまっているのです。

例えば、社内の情報システム担当者という仕事についた場合、日系企業の大手金融系であれば、30歳で800万円〜1000万円程度となります。

その他であれば大手メーカーの社内情報システム部門では、600万円ぐらいが相場と言われいます。

バックオフィスについても同じように格差がある。

スキルはそれほど大きく変わらないにもかかわらず、明確な年収差がうまれます。

つまり、同じ仕事をするのであれば、業界によって年収が大きく異なるということです。

そこに気づいてしまうと、ピンポイントで転職活動をすることができる。

基本的には従業員1人あたりの利益が大きい会社ほど、給料が高いという傾向があります。

大手金融機関、製薬会社、大手インターネット系企業などがまさにその通りです。

実際外資の壁と業界の壁を掛けあわせた外資製薬業界の水準は高くなります。

3つの壁を理解すれば、年収アップの確率も高くなる

「階層の壁」「外資の壁」「業界の壁」の存在を知ることで、どんな方向へ努力をすればいいのかというのが自然と見えてくることになります。

特に意識をして欲しいのが「階層の壁」です。

年収面の話だけではなく、世の中にいろいろなことを仕掛けていくチャンスを持てるなど、多くの面で魅力的なキャリアが待っているということです。

「階層の壁を超えるためとはいえ、起業なんてハイリスクだ」と思う人もいるでしょうが、それは経営に関する知識やスキルを持たずに起業をしようとするからです。

キャリアの階段を作って、必要な経験をしっかり積んでから、起業をすればリスクを回避することができるものです。

よろしければサポートをお願いいたします!頂いたサポートについては、製作費として使わせていただきます。