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インフル後にまさかのウツ!?回復する中で見えたもの

1月の下旬に、インフルエンザにかかりました。
子どもの通う学校で蔓延していたのが我が家にもたらされ、一家全滅となりました……。

症状は発熱、のどの痛み、そして咳。
熱は5日ほど続き、ようやく下がったと少し安心していたところ、思いもよらぬ症状に襲われました。


1.インフル後のまさかの抑うつ状態

それは、気分の落ち込み……
10日ほど、下記のような状態が続いたのです。

⚫︎胃のなかに鉛がつまっているかのような重苦しさ
⚫︎朝起きてもトイレに行く気にさえならない
⚫︎自分の身だしなみはおろか、食事も作りたくない、仕事もしたくない
⚫︎要するに何もする気にならない無気力感

そして「自分はこのまま死んでしまうのではないか…」といった妄想に取りつかれていました。
これはマズイと思いましたーー。

2.すぐに心療内科を受診してみた

そこで心療内科を受診したところ、ドクターはこんな話をしてくれました。

インフルなどの感染症後に、メンタルが低下してうつっぽくなる人はいますよ
「そんなに長期化はしないと思いますが、一応お薬を出しておきましょう」

(確かに「インフルエンザ うつ」のようなKW検索をするとたくさん情報が出てきます)

そして抗うつ剤(SSRIという系統の抗うつ薬)が処方されました。
私は、「ドクターに自分の状態を受けとめてもらえたし、お薬ももらえたからもう大丈夫だろう」と、ほっとしながら帰路についたのです。

がしかし、今度はその薬の副作用が!
耳鳴りと頭痛がおさまらず、2日でギブアップすることに……。
結局は、漢方薬が新たに処方され、漢方を服薬するようになって3週間ほどが経過しました。

3.メンタル状態の回復とその道のり

現在、精神状態は持ち直し、noteの執筆ができるほどになりました。

この間、note執筆以外の仕事が完全にストップしていたわけではありませんが、仕事の打合せを延期していただいたこともありました。また、打合せの後は疲れが出て横になることも多かったです(一日20時間睡眠とか汗)。

そしてお恥ずかしながら、仕事でケアレスミスが頻発しておりました(ご迷惑をおかけした皆様、本当にごめんなさい!)。

実は私、若い頃に2年近くうつ状態が続いた時期がありました。
仕事を辞め完全に引きこもり、社会との接点を失っていた2年間は、今思い出しても苦しい時期でした。

今回は、同じ轍を踏まないようにと早めに心療内科を受診した訳ですが、もう一つ私がしたのは「シェア」でした

4.コミュニティの仲間に自分の状態をシェアした

参加している経営者コミュニティの例会は一度休みつつ、次の会には参加しました。
そして仲間に「こんな状態で少し苦しい」と、思いきって打ち明けたのです。

⚫︎コミュニティに救われている話はコチラ

すると、心強い言葉がたくさん返ってきました!

「まりさん、仕事してる場合じゃないよ、休めということだよ」
「いまはエネルギーをたくわえる時期だよ」
「他のメンバーの仕事の進捗を気にすることはないよ。自分のペースでやればいいよ」

そんな温かい声かけがとてもうれしく、ありがたく、ほんのり心が軽くなりました。みんなありがとう♡

5.立ち位置が変わりつつある!?心にしみた言葉

また、こんなことを言ってくださる方もいました。

「たぶん、まりさんは自分の立ち位置・レイヤーが変わりつつあるんだと思いますよ」

「インフルをきっかけに、その不安定なところにいる自分に気づいたのかも」

「だから少し自分のことを俯瞰して見たらいいと思う。変わりつつあると思えば、今の状態はまぁ過渡期だからしかたない、次のレイヤーに行くために必要な時期って思えるかも」

この言葉が、心のすみずみまでしみ渡り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そしてハッとしました

6.見えていなかった自分と向き合うきっかけ

確かにその方のおっしゃる通りなのです。
今回の経験は、今まで見えていなかった自分と向き合うきっかけになったと思うのです。

具体的にはーー。

4年前に亡くなった夫のことが心の中で一区切りついて、昨年から経営者コミュニティにお世話になりはじめました。
そこではたくさんの出会いや学びがありました。

そして、導かれるように「経営者の人生後半ミッション」を作るお手伝いをするようになり、同時に自分のミッションも明確になったのです。

さらに、ずっと封印していた”やりたいこと”も再開しました。

私は過去半年で、「その前の自分とはまったく違う自分になった」と言っても過言ではないほど変わっていたのです。

閉じこもっていた自分から、自分を解き放ち、チャレンジし、シェアする自分に。

そしていまは、自分の使命を推し進めるためにさらに変化を重ねています(たとえば以前の私だったら、インフルにかかってメンタルが低下したなんて恥ずかしくて書けなかったでしょう)。

7.少し離れたところから自分を見つめてみると

こうやって少し離れたところから私自身を見てみると、現在のちょっとダウンしている状態は、

・変化しつつある自分だからこそもたらされたもの
・次のレイヤーに進むために通過する関所のようなもの

と思えるようになったのです。

たとえ苦しい状態にあったとしても少し離れて自分を眺めてみると、苦しい状態なりに受け取れるものがあり、その状態に何らかの意味を見出せることもあります。

そのとき、周囲の信頼できる人からの支えがとても力になりますし、大きな感謝の源にもなります。

この話が、同じように苦しんでいるどなたかに、少しでも勇気やヒントとなればとてもうれしく思います。

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