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自己紹介

何をしている人ですか?と聞かれるのが一番困ってしまいます。
いろんなことをやっていてひと言で説明するのが難しいから。
「キャラがはっきり見えにくいから、そういうのが一番いけない」「何かを捨てることも大事なのだ」と言う人もいるけれど、私の中では全部つながっていることで、どれもが関連し合って役に立っていること。
何も捨てる気はないんです。
なので、ここで少し説明させてください。

1.マーケティングの仕事

仕事の7割は、シニア層を対象とする企業のマーケティングをやっています。
特に高齢者住宅。介護のための住まいというよりは、いわゆる「自立型」と言われる住まい。自分らしく生きることを大切にし、どちらかと言うと、それを自分で(子どもではなく)選択する人のための住まいです。そこに住みたいと思うような人と出会うためのマーケティングの仕事をしています。
また、そういう暮らし方の啓蒙活動もやっています。
この仕事を通じて、本当に素敵な人生の先輩諸兄諸姉と出会うようになりました。おかげで人生の先輩の示唆に富んだ話を聞く機会も多く、私自身の未来にも希望が持てるようになります。

2.終活

終活講座の講師をやったり、個人相談に応じたり。地域の終活コミュニティの運営などもやっています。
特に東京都や市区などの自治体からのご依頼で、終活はどこから手を付けたらいいのか、気にはなるけどなかなか…、という人たちに向けた一般の方向け、初心者向け講座が多いです。葬儀屋さんや相続を専門にする士業の先生たちとは違い、一般消費者と目線が変わらないことが喜ばれているのかもしれません。
私の仕事から見れば、全体の2割くらいでしょうか。仕事ではなく、ボランティアとしての活動も少なくありません。

終活はとても幅が広いし、終活と聞くと暗く考えてしまったり、逃げたりする人も多いかもしれません。でも誰もが必ず年を重ね、いずれは死を迎えるわけだし、社会もずいぶん変わってきました。知っておくほうがいいことはたくさんあるし、考えるきっかけも必要でしょう。

だから、地域活動では明るく楽しく終活を学ぶ会を開いています。
例えば、「終活を知ってみよう会」。
2017年4月より世田谷区砧で月に一度開いているコミュニティカフェで、毎回終活の中でも何かテーマを設定し、それについて学んだり、質問したり、語り合ったり。まずは「知ってみよう」がポイントで、お茶を飲みながらわいわい楽しくおしゃべりしています。
例えば「終活カフェ梅丘」。
世田谷終活相談室の代表と一緒に運営しています。地域の住民が運営スタッフとして参加し、地域社協(社会福祉協議会)やあんしんすこやかセンター(世田谷区の地域包括支援センター)、まちづくりセンターの協力も得て、毎月1回終活を学ぶ会。当初はお茶やお菓子を用意して語り合う会にするはずだったのですが、スタート直後にコロナ禍になり、今は学ぶ会として継続しています。
定期的に開催していることで、いざと言う時の知恵を得られるばかりでなく、お互いに顔見知りになる効果もあります。

3.セカンドキャリア、高齢期の生き方

残りの1割がこれにあたります。
でも私の頭の中を占めているのは、これが半分以上かもしれません。

ガツガツ働いてきたキャリアから転じた次のキャリアをどうするか?
自分には何ができるだろう?
毎日会社に通ってきた30~40年くらいの人生の次は、どんな生き方をするのか?
そんなことを学び、考え続けています。
そういう講座を担当したり、研修のお手伝いをすることもあります。
歳を重ねることは楽しい、楽しそう、楽しみ、…そんな社会が理想です。
だから、それを体現している先輩諸兄諸姉に会いたいし、学びたい。
それは私たちも同じ。誰だってそんな背中を後輩に見せる義務があると思うのです。
それを形にした一つが、「定年女子トーク実行委員会」。2016年に発足した働き続けてきた女性たちのコミュニティ。定年に向けてどうするか、定年後にどうするか。そんなことを考えるために。男性には当たり前の定年ですが、女性はまだまだマイノリティですから。大事にしているのはトーク、要はおしゃべりです。
人はみんな違う、みんなそれぞれいろんな考え方、生き方がある。誰もが他の人のそれを聞きながら、自分の生き方を更新していけたらよいなと思い、そういう場づくりがしたいと思います。

4.これまでのこと

大学で栄養学を学んだことから、料理番組の企画担当として広告代理店に新卒入社。でも料理番組企画担当としてはほぼ役立たずで(汗)、すぐにマーケティング部門に異動し、その後営業職へ。広告会社の仕事は忙しかったけど楽しくて、天職だと思いました。会社も大好きで。
でも、考えに考えて勤続25年で卒業。
当時から生き方がにじみ出ると思えるような人の顔つきに興味があり、そこから遺影について思うことをブログに綴ったことから終活関連業界と接点を持ち、終活への学びを深めました。
終活を学ぶうちに、終活は死に方ではなく生き方だと考え、「生き方」の専門性を磨こうと思い、キャリア(=生き方)やコミュニケーションを学ぶようになりました。

5.資格など

会社を卒業するまでは「資格なんて意味あるの?」と考えていたんですが、会社を離れてからは学ぶのもおもしろくなりました。その結果、いくつか資格も取得しました。
終活カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント、栄養士(これは大学卒業時に取得)、セカンドライフアドバイザーなど。

著書
「失敗しないエンディングノートの書き方」(法研)
そろそろこれからを考えよう 定年女子ライフ計画」Kindle

事務所はこちら↓。
石崎公子事務所 travessia

6.これからのこと

人生100年時代と言われ、ライフシフトあたりまえと言われてるけど、どこからどう考えたらいいのか、今の考え方(=ライフシフト)に乗り遅れてしまい、今さらもう聞けない、誰に聞いたらいいかわからない・・・、そんな風に思っている人、多いんじゃないかな。
私もそうでした。正直、会社を卒業したばかりの頃の私は、キャリアについて全然知らなくて、自分のこれからについて何をどう考えたらいいかもわからず迷子になっていました。それに、なんだか気持ちもとてもつらかった…。自分にどんな価値があるのか全然わからず、社会に必要とされていないような気持ちで。
そういう辛かったことや、そこから楽になっていったこと、これからどうしようと思っているか、などなど、ゆくゆくはnoteに書いていきたいなと思います。

終活なんて年とってから考えればいいんでしょ、という人は多いけど、いやいや、どんなに若くても終活を少し知っておくことや考えてみることは、実はとても有益です。
少し考え始めると自分のアンテナが伸びて終活感度(?)が上がっていくから、きっと今後に役に立ちます。選択能力も増すはずです。
それに、昔だったら一緒に暮らしている家族が教えてくれた「常識」みたいなことも、今や誰に聞いたらいいかわからないってこと、あるんじゃないかな。
なので、noteでは終活のイロハや、一口メモみたいなことも、書いていきたいと思います。

さて、どうでしょう?
いろいろやっているけれど、全部つながっているということがご理解いただけたら嬉しいです。

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