石崎公子

★終活カウンセラー★キャリアコンサルタント★   仕事は、高齢者住宅のマーケティングや…

石崎公子

★終活カウンセラー★キャリアコンサルタント★   仕事は、高齢者住宅のマーケティングや終活講座講師など。セカンドキャリアやシニアの生き方に関心高く、ライフワークとして、2016年に定年女子トーク実行委員会(定年女子コミュニティ)を発足、委員長をやってます。栄養士の資格もあり。

最近の記事

定年女子がこれからの生き方働き方を考える上で厄介なことと、だから私が思うこと

働き続けてきた「定年女子(※)」が、これからの働き方を考えるとき、若い頃とは異なる私たち特有の課題がいくつかあると感じています。 以下に挙げるのは、私たちが直面しやすい問題です。 ※定年女子:これまで働き続けてきて、「定年」を契機に働き方のリセットなど、これからの生き方を考えたいと思う女性たち(定年しちゃった女性ではありません) 1. 更年期 まず、更年期があるという現実。年齢を重ねることで避けられない体の変化。 体調の変化やホルモンバランスの影響で、これまでと同じように

    • 自宅で母を送りました

      6月17日、母が逝きました。 3年半前に父を送ったばかりで,、その時は葬儀にも参列していたのに、その後、母はたび重なる転倒&骨折で、あっけないくらい。 それでも母が逝ってからの1週間は母のためにたっぷり時間を使い、子どもである私たち3姉妹には、ほぼ悔いがありません。 前々から自宅で送ろうと決めていた 寿命が延び、故人の兄弟姉妹が高齢化するなかで、葬儀はどんどん小規模化していく世の中で、家族葬向きの葬儀会館(斎場)があちこちに増えています。 けれども、これからはきっと自宅で

      • 昨年6月に、こんな風に紹介してくれるnote記事があったのを、今知った。嬉しいことです。 https://note.com/pattymmlv/n/nb5bd90aa98f0

        • 会社を辞めなきゃよかった、と何度思ったことか・・・

          私は、50歳直前で意気揚々と会社を辞めたけれど、その後、会社を辞めなきゃよかった、と何度も思った時のことを書こう。 Voicyのパーソナリティになったばかりの頃にこの話をしたら、意外に評判が良かったので、noteにも書こうと思う。 念のため先に言っておくが、今では辞めなければよかったとは思っていない。それどころか、今は、あの時に辞めてよかった、と確信している。 なぜ会社を辞めたのか 当時、会社を辞めようと思った背景はいろいろある。 でも、会社がイヤ、仕事がイヤというわけで

        定年女子がこれからの生き方働き方を考える上で厄介なことと、だから私が思うこと

          老親のためによかれと思ってやるのだけど、”ひとりよがり”になるせつなさ

          今、私の母は有料老人ホームで暮らしている。 大腿骨骨折や糖尿病による意識障害で救急搬送を繰り返し、入院をきっかけに認知症が進んだが、私たち子ども(姉妹3人)のことはわかる。それぞれの連れ合いのこともわかるし、話の辻褄がおかしいことは多いけれど会話もできる。 今のホームに移って約2年、私たち姉妹やその家族が交代で母を訪ねる暮らしが続いている。 施設と相談しながら、ときどき外出に散れ出したり、食事に行ったりもする。 昨年は父の一周忌を実家で行ったのだが、その時には母を実家に連れ帰

          老親のためによかれと思ってやるのだけど、”ひとりよがり”になるせつなさ

          定年女子こそ、これからの選択のために自分の価値観を知ることが大事。それがこれからのごきげんにつながると思うから。

          価値観って何? Voicyで「価値観の違い」をテーマに話そう、という#企画があったので、それについてVoicyでしゃべってみたので、noteにも書いておく。 改めて「価値観」って何? 調べてみると、本人にとって価値を感じるものや考え方の基準、とある。 若い頃、結婚するなら価値観の合う人と~なんて言っていた気がする。友達ともよくそんな話をしていた気がするけど、当時は何を「価値観」と思っていたのだろう? 定年女子的に価値観を考えてみると 定年女子(※)が、これからどうなる

          定年女子こそ、これからの選択のために自分の価値観を知ることが大事。それがこれからのごきげんにつながると思うから。

          「タクシーがない」問題は、定年女子的にも大問題。高齢者の自立を妨げてもいるのだから。

          あなたはタクシー、乗りますか? 私も、20年くらい前まではよくタクシーに乗っていました。 残業も多かったし、夜遊びも多かったので、公共交通機関がなくなればタクシー乗車は当たり前。 仕事で大荷物を運搬することも多かったので、経費で乗ることも少なくありませんでした。 だから、「タクろう!」と言って道で手を挙げるのは、日常のことでした。 でも会社勤務を卒業してからはタクシー利用がめっきり減りました。 健康問題が気になるようになったことで自分の足を使う重要性に目が行くようになり、移

          「タクシーがない」問題は、定年女子的にも大問題。高齢者の自立を妨げてもいるのだから。

          終活講座だけでなく、シニアの就活講座を担当(受付は終了。ただいま開講中)

          シニアの就活講座、ご紹介いただきました 一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど就活は厳しいと言われます。 たしかに企業は若い人が欲しいでしょう。年長者は扱いにくいのかもしれません。 でも、いくつになっても働きたいと思っている人はたくさんいます。 そういうシニア層のための就活講座を、3年前から担当しています。 来月、オンライン配信する「シニアの就活講座」は、中野区産業振興センターが主催で、無料で受講できます。 オンラインなので、どこからでも受講可能です。 ただいま参加受付中。〆

          終活講座だけでなく、シニアの就活講座を担当(受付は終了。ただいま開講中)

          教えたい、気になる、は「余計なお世話」かもしれない

          電車で見えたお隣さんのスマホ 年を取ると老眼になるから。スマホは文字が大きい人が多い。近眼だった人はメガネを外してみるからそんな必要ないかもしれないが、眼が良かった人はさっぱり見えない。いちいち老眼鏡を出すのも大変だから、設定で文字を大きくする人も多いようだ。私は遠近両用メガネを使用しているからそういうことはないけれど、わたしよりスマホを駆使している妹は私のスマホの文字の4倍くらい大きな文字だ。 電車に乗って座った際に、隣の席にいた高齢者が持っていたiPhoneでLINE

          教えたい、気になる、は「余計なお世話」かもしれない

          親の場合、自分の場合、認知症について私が思っていること~映画「ファーザー」を見て~

          アンソニー・ホプキンス主演の映画、「ファーザー」をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。 ちょうど今、Amazonのプライムビデオで観られる2020年の映画で、今、私たち姉妹で改めて話題になっています。 「ファーザー」簡単なあらすじ ロンドンで一人暮らしをしている父、アンソニー。 認知症の父を心配し、娘のアンが通いで様子を見ながら、世話をする介護人を手配するのですが、「私は何でもできる、何も問題ない」と。 アンは新しい恋人とパリで暮らすことになったからと父を説得するのだ

          親の場合、自分の場合、認知症について私が思っていること~映画「ファーザー」を見て~

          定年女子が将来不安なのは「お金」、~という話について

          定年に向けてどうしようか? 定年後はどうなるんだろう? そんなことを女性同士で語り合えるようなコミュニティーが作りたい。 そう思って、定年女子トーク実行委員会を発足して7年になります。 そもそも私がいろんな人とそんなことについて話したかった。いろんな人の考え方が聞きたかったから、でした。 気になるのはお金 このコミュニティにはFacebookグループがあり、 質問「あなたが定年で気になる事は何ですか?」で、 メンバーから寄せられる最も多い答えがお金の不安。 お給料がどれ

          定年女子が将来不安なのは「お金」、~という話について

          Voicyで番組放送中

          音声メディア、Voicyをご存じですか? 私は、コロナ前くらいからVoicyを聞くのが日課になりました。 ラジオのような音声メディアだけど、音楽を聴くような癒しとかリラックスとはちょっと違う。Voicyから発信される情報は、新しい視点や考え方を得たり、迷いに対して背中を押してもらったりすることが多くて、私にとっては学びの一つになっていました。 じっくり本を読むとか、動画を見ることに比べて、何かと忙しくて時間に追われがちな私には、空いている耳から入る情報がちょうどよくて、しか

          Voicyで番組放送中

          セカンドキャリアを考えることは大事だけど、考えるだけでは難しい

          私が「定年女子トーク実行委員会」を立ち上げたは7年前のこと。 起ち上げた張本人なので、「セカンドキャリア」について私が考えていることを書こうと思います。 キャリアって何? キャリアと聞いて何を思い浮かべますか? 官僚、警察や自衛隊では、キャリア組とノンキャリがある、 男女雇用機会均等法前後には、キャリアウーマンという言葉がもてはやされてた… などなど、私が思い浮かべていたのはそんなところ。 広告会社勤務で天職を得たと思っていた仕事好きだった私は、キャリアを悩むことも考える

          セカンドキャリアを考えることは大事だけど、考えるだけでは難しい

          年金の繰り上げと繰り下げ、どちらが得? 幸せに生きるために考えたいこと

          コミュニティ活動の一つとして、定年女子トーク実行委員会を運営しているのだが、そこでいろんな人のいろんな意見を聞くのはとてもおもしろい。 そんななかで、すでに定年したある女性から、年金についてのの意見があった。 その意見とは 「つらいこともいろいろあったけれど、しっかり定年まで働いたので貯金がしっかりできました。でも退職後は異次元の世界。現役の人はしっかり貯金を!年金は繰り下げしないで!しっかりもらおう!」というもの。 うーん、そうかなあ。 これを読んで、私の中ではもやもやが膨

          年金の繰り上げと繰り下げ、どちらが得? 幸せに生きるために考えたいこと

          空き家になっている実家。誰もが売却したいわけじゃない

          実家が空き家になっているという人が多くなりましたね。 住んでいようがいなかろうが、家の管理は所有者の責任。 空き家を管理しないで放置すると、いろいろな問題が出てきます。例えば建物の老朽化で建築部材が落下したり飛散したり。樹木が生い茂り不用心になったり・・・。樹木が隣近所に覆いかぶさったり、家が傷んで窓が割れたり壁に穴が開いたりして、アライグマやハクビシンなどの野生動物が巣を作り、周辺に迷惑をかけることもあります。 家の管理不全が原因で被害が出た場合は、損害賠償責任を負う可能

          空き家になっている実家。誰もが売却したいわけじゃない

          出勤のチェックは、実はとても大事なセイフティネットだったはずだけど、今は・・・

          働いている会社の総務部からメールで連絡が来ました。 「Aさんが、今日出勤予定なのにまだ来ていない。何か聞いていますか?」 メールが届いたのは、Aさんの出勤時間の1時間後。 このメールは私の部署のメンバー数名だけが宛先になっており、Aさんは私と同じ部署で働いている人で、メールの宛先に入っていませんでした。 Aさんは毎週水曜日に出勤予定でしたが、仕事の都合で急遽今週は別の曜日に出勤日が変更になっていました。ほどなくして、グループリーダーから、「すみません、Aさんの出勤日が急遽変更

          出勤のチェックは、実はとても大事なセイフティネットだったはずだけど、今は・・・