キャリアを迷ったときに、やめたいたった1つのこと
こんにちは。 me:Rise キャリアコーチの中田真理子です。(コーチ紹介インタビューはこちら)
時節柄の外出自粛や世界や日本で起きている一連の変化をきっかけに、自分自身のキャリアを見直す方も増えているように感じます。毎日会社や家で忙しくしているとなかなか自分の人生や働き方を考えることは難しいですよね。自宅待機やリモートワークになり、今後のことを考える時間ができた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コーチングのクライアントさんの中にも、今後のキャリアをテーマにされる方が多いですが、最近よくコメントをいただくのが、私が「コーチ紹介インタビュー」の中で申し上げた、私は20代の頃にキャリアを迷い次の道を考えていたときに、唯一の正解をずっと探していた、という点です(皆さま、インタビュー記事を読んでいただきありがとうございます!)。
「私もそう思っていました!」「今の自分にもすごく当てはまります・・・」というご感想をいただくことが本当に多いです。
そして・・・今日お伝えしたいのは、もし今キャリアに悩まれていたら、避けていただきたいことは、この「唯一の正解を探すこと」です。
唯一の正解はない?
キャリアにおいて、「たった一つの正解」は存在するのでしょうか?
そもそも、「正解」とは何でしょうか?そして、いつ、その選択した道が「正解」と分かるのでしょうか?
クライアントさんの知り合いは、約10年色々な職業を転々として、最後にようやく自分の“天職”に巡り会えたそうです。私の友人にも、商社を退職後に世界を放浪し、役者とコーチをしながら、昨年、自分が本当に人生をかけてやりたいことに出会った人もいます。
では・・もし知り合いの方や友人が、一番初めのキャリアの選択肢で、天職や最初から人生をかけてやりたいことを選んでいたとしたら、今と同じように感じたでしょうか?
役者とコーチをしていた時の友人は、いつも充実した表情をしていましたが、その時の彼は正解を選んでいないと言えるでしょうか?
もちろん、初めからお医者さんになって人の命を救いたい!世の中を変えるために政治家になりたい!など、若い頃から大きな志を持って自分のキャリアを作られる方もいます。
しかし、私の感覚ですが、おそらくそういう方は少数で、私を含めて多くの方が、「自分って本当は何がやりたいのだろう?」と迷いながらキャリアを歩んでいくことが多いのではないでしょうか。
そのときに、今の自分とキャリアのゴール(天職でしょうか?!)は直線の道ではないと思うんですね。なんとなくこっちに行きたいな、と思う方向はありつつも、ジグザグと色々な経験をして、人と出会い、知識や体験を積み重ねて辿り着くものではないかと、感じます。
従い、その時その時に、自分の前にある選択肢をなるべく増やし、その中から選んだものを正解にしていく努力の方が大切ではないでしょうか。
唯一の正解を考えると、行動できなくなってしまう
正解が一つしかない、あるいは、この選択で失敗したくない、という気持ちが強いと、選ぶのに慎重になりますよね。そうすると・・・行動するよりも、「これは正解かな?」「この点が自分のやりたいこととは違いそうに見える・・・」と、まず頭で色々考えてしまいます。
そういうこと、ありませんか?
本当は・・・行動した方が、選択肢は増えると思います。「あっこの会社、良さそう」「この経営者の考え方って素敵だな」「この業界に興味あるかも」こんな風に思ったら、ネットで知識を得ることも大事ですが、さらに気になる会社のセミナーに行ってみる、知り合いにツテがないか聞いてみる、同じもしくは似たような業界の知り合いに会ってみる、紹介してもらう、と行動することで、今までの自分が知らなかった情報、知識、ビジネスモデル、人との出会い、チャンスを得ることがたくさんあると思います。
セミナーに参加したり、人と会ってみて、「あっ思っていたのと違うかも」と感じたとしても、大きな収穫ではないでしょうか。どういうところが違うのかな、と考えることで、自分の目指したい方向や、やりたいことがより明確になりますよね。
自分の可能性は無限にある!
私たちは常に進化していると思います。えっ、そうでもないかも・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、きっと10年前のご自身と比べたら、物事の見方、考え方、経験、スキル、知り合いなど、ずいぶん変わっているのではないでしょうか。
よくキャリアは航海に例えられますが、私たちは世の中の大海原を自分という船に乗りながら行きたい方向に向かって旅をしています。
そして旅をしながら成長をしていきます。その中で、ご自身のやりたいと思うこともきっと変わっていく部分もあると思います。たとえば「人の成長を応援していきたい」という根本的な想いに変化はなくても、どのように関わっていくのか、どのように実現していくかは、ご自身の成長やその時代に求められるものとともに変化していくかもしれません。
1万時間勉強するとその道のエキスパートになれるという法則を聞きますが、1日3時間とすれば約10年です。この法則が正しいかは別として、10年の間に自分が何かに一生懸命打ち込んだら、大きく成長できるというのは事実ではないでしょうか。
ですので、今のご自分の枠の中で、唯一の正解を探すよりも、目の前に広がる大きな海原の中で、自分の無限に広がる可能性を信じながら、今選択したことを一生懸命取り組んでいけば、正解と思える道もますます広がり拓けていくのではないでしょうか。
そのために、どんな小さなことでも良いので、一つでも二つでも、行動をしてみませんか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
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