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理想のキャリアを実現するための強みを磨く5つのステップ

me:Riseキャリアコーチの長田卓史です(プロフィール)。

キャリアコーチングは、対話を通して俯瞰的に自分を理解し、自分の判断軸で長期的なキャリアをデザインし、実現していくことを目的としています。

私のこれまでのキャリアを振り返ると、日本を代表する消費財メーカー、アメリカ本社の医療機器メーカー、ベンチャーの損害保険会社、独立・起業した人材開発・研修会社と4回の大きなキャリア選択の機会がありました。転職や新しい職務との出会いはご縁ですので、良縁に巡り会うまでは1~2年の時間軸が必要と考え、焦らずにじっくりと幅広い選択肢から選んでいくことがキャリアデザインの成功の鍵の一つだと思っております。

そしてもう一つ大切な事は、新しいOpportunity(機会)を探すことと並行して、この期間中に自己のマインドやスキルを磨いておくことです。キャリアコーチングを利用されているクライアントさんから「学びたいことが多く、何にフォーカスしたら良いかわからない。そしてどのような方法でスキルを磨いていったら良いかわからない」という悩みを打ち明けられ、コーチングでこのテーマを扱うことが数多くあります。

私はコーチングに加え、米国Gallup社認定ストレングスコーチとして「強みを活かす」メソッドを使ったコーチングを行っております。そこで、今回のnoteでは、「理想のキャリアを実現するための強みの磨き方」をご紹介したいと思います。

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「才能」とは何か?

「強み」と区別する上で、「才能」のことを「自然とやっている思考・感情・行動のパターン」と定義します。

例えば、
「人前に立って話をして、人を魅了するのが好き」
「セミナーに行って、新しいことを学ぶのが好き」
「仲間はずれの人がいると、自然と目につき、声をかけている」
「飛行機に乗り遅れたときも、冷静に次のプランを考えられる」
など「~が好きでいつもやっている」「いつの間にか自然にやっている」ということが才能と言えるのではないでしょうか。

「強み」とは何か?

強みとは、一般的には「頼りになるすぐれた点や長所」のことをいいますが、強みを活かすコーチングでは、強みを「才能のうち、自分の人生(特に仕事や人間関係)にとって効果的に使えているもの」と考えます。

つまり「時間を忘れて夢中になれること」「無意識にやっている行動・思考・感情」を仕事のパフォーマンスを高めるために効果的に使うことが出来ている時、「強みを活かしている」と言うことが出来るのではないでしょうか。

例えば、私は読書やセミナーを受講することで、新しい知識・ノウハウを学ぶことが大好きです。だから自由時間と可処分所得のほとんどを「学ぶこと」に費やしています。会社員の時代は、学びを全て仕事でアウトプット出来ず消化不良でしたが、現在は研修講師として、学んだ知識ノウハウを仕事にダイレクトに使い、受講生の理解力向上に役立て、仕事のパフォーマンス向上に繋がっています。よって「学ぶこと」を「強み」として活かしている状態と言えるでしょう。

では皆さんが強みを磨いていくために、どのようなやり方をすればいいでしょうか。

強みを磨く5つのステップ

ステップ1. 自分の才能を見つける
ステップ2. 自分の才能のユニークさに気づき、その才能を活かすことで他者に役立つことを知る
ステップ3. 成功体験を振り返り、自分の得意な仕事の進め方やモチベーションの源泉を知る
ステップ4. 意識して効果的に使う
ステップ5. 
無意識に強みを活かすやり方が「身につく」
ステップ1. 自分の才能を見つける

自分の才能。「時間を忘れて夢中になれること」「無意識にやっている行動・思考」「モチベーションの源泉」をコーチとの対話を通して、洗い出していきます。

例えば、私の場合は「新しい知識・ノウハウを学ぶ」「目標に向かって最短で突き進む」「ハードワークする」「未来をイメージする」という才能があります。

ステップ2. 自分の才能のユニークさに気づき、その才能を活かすことで他者に役立つことを知る

多くの方は、自分の才能を才能と気づいていませんが、他者から見ると「それが才能だよ。他の人には真似できないよ」ということがあります。才能をコーチングの対話を通して、客観視し、コーチと一緒に見つけていきます。

<参考>ジョハリの窓を使うことで効果的な他己分析(自分と他人の認識のズレを理解し、そのズレている原因を探り、他人の認識を受け入れる自己分析)ができるため、自分では気づかなかった新しい自己の発見に繋がります。

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ステップ3. 成功体験を振り返り、自分の得意な仕事の進め方、モチベーションの源泉を知る

過去の成功体験において、自分の才能が強みとしてどのように活かされていたか、コーチと一緒に振り返ります。そして才能を強みとして活かす「成功パターン」をコーチと一緒に概念化していきます。

私の場合は社内ベンチャーの立ち上げの仕事を任されることが多く、それは新しい事業に関する知識・ノウハウを学び、未来のビジョンをメンバーに魅力的に伝え、事業のスタートまで最短で進めるようハードワークするという成功体験と、才能をどのように強みとして活かしていたのかを理解することができました。

ステップ4. 意識して強みを効果的に使う

次にどのような場面で強みを活かしていくかを考えます。強みを活かせる場面をコーチとの対話を通して幅広くイメージし、具体的な行動計画まで落とし込みます。

私の場合は、社内ベンチャーの立ち上げ後は、事業を安定運営していくことが強みの人にバトンタッチし、次々と新たな事業を立ち上げ続ける「シリアルアントレプレナー」として、社内ベンチャー・新規プロジェクト・部署の立ち上げ等を専門でやるポジションを作ってもらい、強みを活かす機会を増やしていきました。

ステップ5.無意識に強みを活かすやり方が「身につく」

強みを意識的に活かしていくと、成果が出るようになってきます。他の人が出来ないことをやってあげられるので、人に感謝され、やりがいを感じ、また強みを活かして人に慶んでもらいたいという成功の循環が始まります。
これを繰り返していくと、無意識に強みを活かす事が出来るようになり、強みを活かすやり方が「身についている」状態になっています。


まとめ

理想のキャリアを実現する上で、知識・スキルを身につけ、マインドを磨いていくことは必要だと考えます。そこで大切なのは「何を磨いていくべきか」ということです。

理想のキャリアを実現するには、弱みの克服も大切です。一方で自分の才能にフォーカスし、強みとして活かせるよう徹底的に磨いていくことの方が効果的であると私は考えます。

なぜなら 強み=才能×時間 だからです。

人は自分の才能を活かしている時、時間が経つのも忘れて夢中になります。よって行動の量も質も高まります。そして才能は他者に真似できないユニークな能力ですので、仕事で才能を活かすことが出来ると周囲から感謝されるのでモチベーションも高まります。

そして磨いた強みは、他者とは圧倒的に差別化された「強み」として、あなたの武器になるのではないでしょうか。

今回は、コーチとの対話を通して、自分では気づいていない「才能」を見つけ、強みとして磨いていく方法をご紹介させていただきました。理想のキャリアを実現する鍵は「強みを磨き、武器を手に入れる」ことだと私は考えます。皆さんも「強み」という武器を手に入れて、ビジネス戦闘力を高めてみませんか。

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