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こんにちは。me:Riseキャリアコーチの長田です。(プロフィール

研修講師・コーチとして「自分の仕事に情熱と誇りを持って働く」サポートをさせていただいております。

緊急事態宣言の下でロックダウン生活が続いておりますが、通勤移動がない分、スキルアップのために使える時間も通常時より作りやすいのではないでしょうか。

私も長年の課題であった英語のスピーキング力を強化するために「自宅留学」と銘打って、1日8時間の英語学習を3週間続けるハードワークに取り組んでおります。

理想のキャリア・ポジションで仕事を続けていく上でスキルアップは不可欠と言えますが、多忙なスケジュールの中で「やり抜く」ことが出来ずに、先送りにしている方が多いのではないでしょうか。

今日は、ベストセラー書籍「GRIT(邦題:やり抜く力)」(アンジェラ・ダックワース著)から、やり抜く力を発揮する秘訣を一緒に学んでいきたいと思います。

本著が定義するGRITとは?

GRITの副題“The Power of Passion and Perseverance”で、日本語に訳すと「情熱」「粘り強さ」になります。この二つがシナジー効果を発揮することで「やり抜く」ことが出来るそうです。

では最初に「情熱」について考えていきましょう。

ここでいう「情熱」とは「今年中に何をしたい」という短期的なゴールでなく、「人生で何をしたいのか」という自分にとってかけがえのないものの事のことを言います。そして、スキルアップが自分の情熱を注ぐビジョンの実現に不可欠なスキルであるからこそ、不断の努力を続けることができます。言い換えると、スキルアップを途中で諦めてしまった場合、自分の人生のビジョンが自分に取ってかけがえのないものと言えるまでイメージ出来ていない、もしくはスキルアップがビジョン実現に関連しないスキルの可能性があります。

大切なポイントは次の二つです。
① 自分の人生にとってかけがえのないものは何か?明確にする
② そのために必要な最も大切なスキルは何か?それに取り組むこと

次に「粘り強さ」について考えていきましょう。

「粘り強さ」とは、困難や挫折を味わっても、あきらめずに努力を続けることです。

粘り強さを伸ばしていく次の4ステップ

粘り強い人に共通する4つの特徴を分析した結果、粘り強さを伸ばしていくには次の4ステップで鍛えていくことが出来るそうです。

1. 興味
自分のやっていることを「好きになる」そして心から楽しんでいるからこそ努力が出来ます。必死に努力する前に、まずは楽しむことが大切です。ひたすら楽しんでいるうちにさらに興味が湧き、本格的に掘り下げていくようになると「もっと上手くなりたい!」という気持ちが湧いてきます。その段階になると必死に努力できるようになります。

2. 練習
昨日よりも上手になるように、日々の努力を怠らないこと。
人生にとってかけがえのないものを見つけたら、それを実現するためにスキルアップの目標をみつけて、脇目も振らずに打ち込んで、目標達成をする練習に励む必要がある。
「何が何でも、もっと上手くなりたい」と口にするくらい。

3.目的
自分の仕事は重要だと確信してこそ「情熱」が実を結ぶ。
個人的に面白いだけでなく、他の人々にも役に立つからこそ鍛錬を重ねられるのです。

4.希望
「明日は、きっと今日よりも良い日になる」と期待するのも希望の一つの形ですが、ここでいう希望とは「自分達の努力次第で、明日は良い日に出来る」という希望です。すなわち「七転び八起き」という諺のように、「努力をすれば何度転んでも起き上がる事が出来る」というマインドセットが大切なのです。

スキルアップを実現するための4つのアクション

最後にスキルアップを実現するには、次のアクションを取っていくことが大切と言えます。

1.興味を掘り下げ、自らの情熱とスキルアップ目標を明確にする
2.自分のスキルを上回る目標を設定して、それをクリアにする練習をする3.自分の取り組んでいることが自分よりも大きな目的と繋がっていることを意識する
4.絶望的な状況でも希望を持つことを学ぶ

これらのことを実現する上で必要なのは、「高い期待」「惜しみない支援」「適切なフィードバック」をもらえる環境です。独学でなくスクールで学ぶことも良い選択肢ですし、キャリアコーチとのコーチングセッションも効果的と考えられます。

まとめ

松下幸之助さんは
「成功とは成功するまでやり続けること、失敗とは成功するまでやり続けないこと」
孔子も
「成功の秘訣は、成功するまでやり続けること」
稲盛和夫さんは
「成功に近道はない」
と仰っております。

大切な事は、自分の情熱の実現のために「もっとうまくなりたい」という強い意欲と、興味と探究心を持ち続け、地道な努力を継続していくことです。それは簡単な道のりではなく、困難や挫折に直面することも出てきますが、情熱・興味・意欲・そして周囲の支えがあればきっと乗り越えられるでしょう。
「やり抜く力」を発揮してスキルを磨いていくと、仕事がより楽しくなり、パフォーマンスも高まり、顧客に喜んでいただく機会が増えていきます。
自分の仕事に情熱と誇りを持って働く喜びに溢れる、日本の未来を一緒に創っていきましょう。

最後に大好きな動画(1分40秒)を共有させてください。
NBAプレーヤーのステファンカリー選手がシュートを連続して外して、逃げ出したくなった女の子に「やり抜く」ことの大切さを伝え、彼女が最後までやり抜く感動的なストーリーです。

参考書籍:やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2016/9/9
アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳)

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