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キャリアの悩みは「仕事」のことだけ考えていても解決しない!?たった30分でできる振り返り術

こんにちは。me:Riseキャリアコーチの山崎です。(プロフィール
人事コンサルタント正社員と副業のパラレルキャリアを続けており、今年1月からme:Riseのコーチとして活動をはじめました。

「自分のキャリアについて考えたい」
「キャリアについて悩んでいる」

私がコーチングをさせてもらうテーマであり、そして同僚との会話の中でもよく出てくるテーマです。

・このままでいいのかな?
・私がこの先積むべきキャリアはなんだろう?
・私がイメージするモデルってどんな人だろう?

このような漠然とした疑問や不安、現在への違和感から自分のキャリアについて考える機会は誰にでもあると思いますし、そして1度のみならずあると思います。かつての私、また今の私も考えます。

そもそも”キャリアの悩み”ってどうやって解決していくのでしょう?

実は習ったことがないのですよね(笑)。

学校でも会社でも私は教わったことがない。そして今やキャリアといえば百人百様。だからこそ、自分のキャリアについて考えたり悩んだりする機会は多いのだと思います。

また、悩んでいる人は、自分の職業・人生を今よりもっと豊かにしたいという希望を持っている人でもあると思います。

そもそも”キャリアの悩み”って、何に悩んでいるんでしょう…?

日本では”キャリア”=仕事という側面で語られることが多いので、
キャリアの悩みの入り口として、”仕事”をイメージする人も多いのではないでしょうか?

実は仕事のことだけ考えていても解決しない、というケースは多々あります。キャリアに悩んで、考えて職業を変えてもなんだかしっくりこない。
また同じような悩みが浮上する、ということも往々にしてあります。ですので、キャリアについて悩んでいる、という状態を自覚して仕事のことから考え始めると、非常に苦しい場合もあるのです。

30分でできる!キャリアの悩みは「出来事」に対する気持ちの可視化から

「キャリアの悩みは仕事のことだけ考えていても解決しない」のは分かるけど、「じゃあ、どうすればいいの?」という質問も受けます。

皆さんは、”自分の価値観”、”自分の原動力” を知っていますか?

もし回答がすぐに浮かんで来ないようなら、まずこの2つを明確にするフェーズからスタートすることをお勧めします。どこに自分の心が動くのか?自分がワクワクする瞬間を探してあげることをぜひやってみて欲しいと思います。

やや遠回りな気がするかもしれませんが、結果的には”職業を変える”という選択をとらなくても、今の職業や仕事のままで”キャリアの悩み”状態がクリアになることもあるんです。

具体的に、どうやって明確にするの?という人もいると思いますので、
30分という短時間で気軽にできることからお伝えします。

まずは、過去1週間を振り返ってライフチャートを書いてみてください。やることは簡単です。

① 1週間の出来事・事実と、モチベーションのアップダウンを時系列で書き出していきます。
② ライフチャートを眺めながら、モチベーションが上がっているところはなぜ高いのか?下がっているところははなぜ低いのか?その要因を探っていきます。

ライフチャートをご存じない方に向けてサンプルをご用意しましたので参考にしてみてください。

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©yamazaki.nao (イラスト画像:illustAC)

効果的にライフチャートを活用するための3つのポイント

ライフチャートのワークには3つのポイントがあります。

①リラックスできる状態で取り組もう
②モチベーションのアップダウンは良し悪しではない。アップダウンを生み出す自分の源泉に目を向けてみる
③できれば第三者と一緒に取り組もう


①リラックスできる状態で取り組む
まずとても大事なことは、自宅でもカフェでも良いので、好きなお茶を飲みながらリラックスして取り組んでみることです。このワークから絶対みつけてやる!といった意気込みや気負いの状態ではなく、自分についてどんな発見があるか?1個でも発見があったらいいな♪ とちょっとワクワクするくらいの気持ちで取り組んでみるのがお勧めです。あらためて自分を見つめなおす作業ですので、穏やかな状態で自分を客観的に受け入れたり、自分のやってきたことを認めてあげるといった、ポジティブな気持ちで取り組むのが発見のコツです。

モチベーションのアップダウンは良し悪しではない。アップダウンを生み出す自分の源泉に目を向けてみる
たまに、「なんでこの部分はこんなにずっと低いんだろう…」と深刻になってしまう人を見かけますが、ライフチャートでモチベーションのアップダウンを可視化するといっても、モチベーションが高い部分は”良い”、モチベーションが低い部分から”悪い”というものではありません。

高い場合には、自分が充実感を感じる高いなりのエッセンスがあり、低い場合には、自分が充実感を得られない低いなりのエッセンスがあり、低い部分を裏を返せば、そこに自分のこだわりがあります。そのこだわりが実現できていたら充実感を感じるポイントになるからです。低い部分にも好奇心を向けてみましょう。

③できれば第三者と一緒に取り組む
もちろん一人でできないこともないのですが、ライフチャートのワークで特に重要なことは ”ライフチャートに書きだす”行為ではなく、書きだしたライフチャートをもとに、”自分自身への問いかけをする”、”問いかけをうけて自分を探求する”という行為です。

自分自身が、特にどこに心動かされ充実感を感じるのか、はたまた充実感が満たされないのはなぜなのか?

仕事そのものの問題ではなく仲間や仲間関係性だったり、達成欲に対してでてきた悔しさだったり、仕事のプロセス上のかかわり方の問題だったり、自分が貢献できた感覚だったり。人によって違います。

どうしてモチベーションが上がり下がりするのか?その自分なりのこだわりは、実は自分以外の他者に問われて、初めて気づくことも多いのです。なぜなら、自分が”当たり前だ”と思っていることには、どうしても私たちは気づきにくいからです。一方、この”当たり前” というのはとても大事なキーワードで、他人から見て当たり前でないことは、自分の特性・強みだったりすることが多いです。

一人でやっていると、自分の視点にはまりがちで、”当たり前”も含めて問いかけの幅が狭くなることもあります。ですから、ぜひ第三者と取り組んで客観的な問いかけや、第三者や他者と比較して感じることを伝えてもらう機会を得てみてください。
このあたりは、コーチングの領域でもあり、またコーチは問いかけのプロですので、コーチングセッションの中で一緒に取り組んでいくのもいいと思います。

こんなに単純なことで”キャリアの悩み”が解決するのか?と思う人も
いるかもしれませんが、入り口としては本当にお勧めです。気持ちの可視化、深堀り、気づきの整理、アクションへの接続…と、いわゆる経験学習を回す入口になります。

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©yamazaki.nao (イラスト画像:illustAC)

以前、『コーチングエッセンスを使って、私の“ワクワク要素とキャリア"を探るワークショップ』というイベントを開催したことがあったのですが、そのワークショップでもライフチャートを使いました。同じように1週間の出来事・モチベーショングラフを書いてもらい、参加者やコーチから問いかけを受けながら自分のエッセンスを探す、ということを実施しました。

1時間程度のミニワークショップでしたが、終了後、参加者の皆さんからこんな声をいただきました。

「私は人が好きだとは思っていたのですが、人の変化に立ち会うことが喜びだということに気づきました」
「成長実感が持てる時に上がることがよくわかりました」
「どうやったらできるかを整理して提示してみんなを楽にしてあげることがモチベーションだと知りました」
etc.

皆さん、嬉しそうに報告に来て下さったのが印象的でした。
1週間を振り返るだけでも自分のワクワクエッセンスが見えてくるのだと、あらためて感じた時間でした。

キャリアアンカーを明確にして、自分らしいキャリアを”サバイブ”しよう

私は複数回転職を経験しているのですが、私自身も自分のキャリアについて色々と考えたり、焦ったり悩んだり、そんな時期がありました。今思えば、その時自分の ”職業”、”仕事”という枠を前提に自分をあてはめようとしていたので、苦しい状態だったのだと思います。

私自身の経験からも、自分の外側である仕事・職務・役割に適応することだけでなく、何をやっている自分が充実しているのか?何が原動力になるのか?といった、自分軸も持ちながら、自分の外側と接続していくプロセスが大切だと感じています。

また、私自身キャリアに悩んでうまくいった実感が得られなかった事もあり、そんな時コーチングをうけながら、自分の価値観・原動力、得意を探すことからスタートしました。少しずつ自分のテーマを見つけ、職務と接続するという形でキャリアを模索し、今の自分のキャリアをつくってきました。

・何をやっている自分が充実しているのか?
・何をやりたいか?
・何が得意か?

自分が仕事を行うにあたり、〇〇によって動機づけられる、〇〇が得意、仕事を進める上で価値を置いていることはこれだ!といった自分自身の認識ですね。

これをベースに自分のキャリアイメージを考えること。(別名、原動力マネジメント、と私は呼んでいます。)

実はキャリアや人材育成の業界では、これを「キャリア・アンカー」という概念で説明したりします。エドガー・シャインという心理学者によって提唱された概念です。

シャイン氏は、働く人にとって、上記のような自分のキャリア・アンカーを理解することが、キャリア選択を明確にし、働く人の生涯のキャリア発達の手助けになると言っています。

またシャイン氏は、キャリア・サバイブというキャリア形成の理論も展開しています。キャリア・アンカーでいくら自分らしく、セルフイメージに合うキャリアを追求しても、一方そのイメージを現実に実現できなければ、仕事としては成立しない。自分のキャリア・アンカーと、社会や仕事の中での実際の職務や役割との接続を図っていくという考え方です。

社会やビジネスの多様化・変化も激しく、さらに個人にもキャリア自律が求められるようになった時代だからこそ、この両軸のバランスをとりつつ、キャリアをサバイブする力が求められていると感じます。

いかがでしたか?皆さんは「適応すること」だけに偏っていませんか?自分のアンカーはもっていますか?バランスはとれていそうですか?

ぜひ自分自身に問いかけてみてください。



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オンラインキャリアコーチングサービス「me:Rise(ミライズ)」の公式noteです。 キャリアの主体的な選択に必要な『内的対話』と『外的探求』をサポートしていきます。 https://www.career-merise.jp
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