Note5”体育会が伝えるべき「学生時代頑張ったこと」”

「学生時代一番注力したことは何ですか?」

言葉のニュアンスは違えど、99.9%面接において聞かれる質問です。この面接史上一番聞かれる質問について、実体験から掘り下げていきます。

1 個人が頑張った内容はウケが悪い!?

僕が就活中に話していた、学生時代頑張ったことの内容は「キャプテンとしてチームを統率した話」と「個人としてAチーム昇格を目指した話」の二つです。そして、前者は面接官ウケが良く、後者は面接官ウケが良くない。これは面接中のフィーリングと、面接の結果からして事実です。では、そこにどんな違いがあるのかを掘り下げていきます。

・ 「個人としてAチーム昇格を目指した話」

内容は以下の通りです。

入部当初はDチーム→チームの同じポディションの選手を分析し、自分の強みと伸ばすべきポイントを考え、プランを立てる→誰よりも頑張る→結果大学3年時にAチームに昇格

体育会の学生では良くあるパターンかと思います。死ぬほど努力して、遊びに行き時間を削ってでも、部活第一の生活を送り、個人で結果を残した人はたくさんいると思います。しかし、この話を別の視点から考え、マイナスな要素で捉えると以下のようにまとめられます。

「チームよりも個人を優先した」「自分のことには集中できるが他のことには注力しない」「協調性に欠ける」

上記のように捉えることもできます。人によっては上記のように捉えてしまうかもしれません。”これが非常に勿体無い!!”

体育会学生が一番頑張ったことはおそらく個人の成長に努めたことでしょう。それは事実であり、苦しい経験を乗り越えたことも多かったと思います。でも、それを面接の場で伝えてしまうと、残念な結果を招く事となる可能性があり勿体無いです。あなたの頑張ったことを伝えても、悪く捉えられてしまう可能性があるからです。それは僕の就活を振り返っても、証明されています。

では、面接では何を話すべきか・・・

2 「チームの中で自分が取り組んだこと」を伝える

僕は大学4年時にBチームのキャプテンに就任しました。就職活動の本格化が5月頃だったため、キャプテンとしてチームにどんな風に貢献をしているか、自分のリーダーシップは何か、について話していました。ただ、キャプテンとして活動をしている最中であったため、伝えることが難しかった部分(まだ成果が出ていない)はありますが、面接官の方と組織マネジメントについて考えを共有しあったこともありました。

では、次に会社はどんな風に動いているものか考えてみます。

会社は組織で動いています。会社が良い方向に進むようにそれぞれが自分の役割を全うし、会社に貢献する。これが会社の在り方です。決して一人で仕事は完結せず、考えを共有し、同じ目標に向かい、時には先輩に助けてもらいながら進んでいくものです。」

さて、上記の文章を部活(チーム)に置き換えてみましょう。

部活は組織で動いています。部活(チーム)が良い方向に進むようにそれぞれが自分の役割を全うし、部活(チーム)に貢献する。これが部活(チーム)の在り方です。決して一人で仕事は完結せず、考えを共有し、同じ目標に向かい、時には先輩に助けてもらいながら進んでいくものです。」

見てわかるように、会社も部活も組織の構造は同じです。一人で頑張ることはできても、チームに貢献できなかったり、チームに迷惑をかけては、チームにとってプラスの存在ではありません。


ところで、皆さんが部活を振り返った時に一番鮮明に覚えてる瞬間は何ですか?

「チームで何かを成し遂げた瞬間を鮮明に覚えていませんか??」

そして、その瞬間を振り返り、チームの中における自分の成長を実感しませんでしたか?個人的な意見ですが、僕の場合はチームで成果を上げた瞬間を鮮明に覚えており、その過程を振り返り自分の成長を実感しました。個人で取り組んだ時よりも、多くの課題、人と関わりながら物事を進めることは、困難である一方、困難を乗り越えた先には大きな自己成長が待っていると思います。


さて、本題に戻ります。

部活(チーム)と会社の組織の構図はとても似ています。そして、部活で活躍できる人は会社でも活躍できます。面接官は、仕事をしたことのないあなたの何を根拠に採用するのでしょう。それは「再現性」です。あなたが組織の中で、どんな風に活躍することができるのか、どんな風に組織に貢献できるのかを会話からピックアップし、採用の可否を判断します。だからこそ、あなたは組織の中での自分の価値を伝える必要があります。キャプテンでなくても、組織への貢献方法や自分に合った貢献の仕方があります。(キャプテンであるに越したことはありませんが・・・)組織での取り組みに自分はどう考えたか、自分はどう行動したかを付け加えて伝えると、「あなたがどんな風に組織に貢献できる人間か」が面接官に伝わりやすいです。

目標→組織の課題発見/改善→結果→そこから得られた自分の特徴や成長

このフレームに沿って基礎を固め、あとはその背景と自分の志望理由を絡めることをお勧めします。これが最も再現性があり、自分が「組織」の中で活躍することができる証明になると思います。

就職活動頑張ってください!!相談、コメント等あればよろしくお願いします!!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます!






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