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面接に落ちても落ち込まなくて良い理由(採用の裏側から)

就職や面接においてどんな人でも全員が通過するわけではありません。
面接で落ちたとき、大抵の人は落ち込むでしょう。
私自身もがっかりしちゃいます。。。
しかも書類もきちんと作成し、面接対策も実際の面接の受け答えも自分なりに良く出来た、と思っていた面接で不採用になったのならなおさら落ち込みます。

でも面接を担当している人事からすると、そこまで落ち込む必要はないと思っています。

それは何故か。

面接官自身も完璧ではないからです。

そもそも面接に関しては今でも多くの会社では、人間が面接をします。

人間なんて曖昧で感情的な生き物です。

いくら面接評価基準を人事がせっせと作ったところで、結局人との相性って存在するんですよね。だって人間ですから。。。

人間が面接をする限り、完璧な面接官などこの世に存在しません!

人事はある程度場数を踏んでいるので、面接基準や採用ペルソナに合致した人物を面接することが出来ます。
ところが、現場の方が面接する場合はどうでしょう。
通常面接は人事が担当する人事面接と、実際に配属先となる現場の上司などが担当する「現場担当者の面接」があるケースが多いです。
そもそも現場の方々は面接官慣れしていないので、人事が面接トレーニングなるものを施します。
面接トレーニングとは、「聞いてはいけないこと」「差別的発言になるもの」「圧迫面接の禁止」などを面接官をやる方々に教えて、変な発言や質問をしないようにトレーニングすることです。

昨今では厚生労働省が公正な採用選考の基本を示しています。

事業主啓発用パンフレット:公正な採用選考をめざして(令和2年度版)

ここでは、就職差別につながるような発言など記載されておりますが、面接慣れをしていない方々は昔は聞いても大丈夫だった質問が今ではNGになっていることを知らなかったり、圧迫面接を平気でしちゃうんですよね。

例えば、病気のことや出身地のことを聞くとか…∑(゚□゚;)

トレーニングを施してもなお、本番の面接でヤバイ質問や発言してしまうおじさんの多さよ…人事は内心ヒヤヒヤしながらフォローします。また、おじさんは結局自分がマネージメントしやすい人間を採用しがちです。自分より優秀な人を採用して自分の椅子がなくなったら困ってしまうからです。いくら採用評価基準を作ったところで、現場の方は割と感情的なジャッジを下すこともしばしば。人事の面接官だって、面接に向いていない方が面接をやるケースだって多々あります。

面接で落ちるとどうも自分の人間性を否定されたかのように捉えがちになりますが、採用の裏側から言わせるとそこまで落ち込む必要はないと思うのです。

中途採用では特に、会社が求めるスキルと求職者の方が持っているスキル、あとは社風に合うかどうかあたりを見ているので、人間性を否定しているわけではありません。あくまでマッチングです。

というわけで、就活や転職活動が上手く行かず落ち込むことが多いかと思いますが、ある程度自分で書類も面接も出来たと思ったにもかかわらず不採用になったのならば落ち込む必要なないのです。(もちろん一定ラインまで対策や準備をしてくる必要はありますが)

落ち込むなとは言いませんが、ある程度休んだらさっさと次に進んじゃいましょう!
もっとあなたに合う良い企業はたくさんあるはずです。


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