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スマホ事件


このもっていたスマホで、あるトラブルが起こって来ます。

デスクワースが十何年ぶりに再開となった訳ですが、ここまでブランクがあるとそうそうついて行けない事は、雇って下さった側も重々承知でした。ですから、研修期間をひと月程設けて頂いてましたが、私も得意では無かったPCを必死で覚えようと努力しました。雇用が始まる前も家で少し練習したり、雇用が始まった研修期間も、会社で練習させて頂き、週末も家で練習しました。

雇って下さった会社が、私にどんな評価をしてどんなポジションで働かせたかったのか?謎だったのですが、管理者研修等もさせて頂き、また工場の実務研修も1週間程させて頂いたり、また別工場での試作品の手伝いなどもさせて頂いたりしました。そう、色々やったんですよね。この時、私の配属先が不透明で、私が面接で社長や常務から聞いた話と、私の面倒を見て下さっている部長との話が、噛み合っておらず、「私は何をさせられるんだろう?」と、とてつもなく不安になっていました。

そしてその不安感から、私を指導してくれる事になった女性の営業の先輩Aさん(ここも謎なんですが、私は全く営業には配属予定ではありませんでした)が、私に対して色々と仕掛けて来ることになります。それが、まずはスマホでした。この会社は、自分のスマホを携帯していても良いのですが、殆どの人が会社のスマホを持っていて、それで通話やメールをしていました。私は当初それをあまり気にしておらず、myスマホでやり取りしているのだろうと思っていました。そして私は、当然入社して試用期間の身なので、会社のスマホなど待たされる訳もなく、会社スマホの存在をほぼ知らない状態でいました。

そんなある日、女性の営業先輩Aさんが「チーン!チーン!虹色チーン!」と、謎の発言をしだす訳です。私はコミュニケーションのひとつかな?位にしか思っていませんでしたので、仲良くしようと空気を作ってくれてるのかな?にしても、「チーン」って何?って感じで苦笑いしてました。それが毎日続きます。「チーン!チーン!」。

このA先輩が言っていた言葉は、私のスマホのメール着信音のマネでした。それは、myスマホをミュートにしておかなかった私への嫌味だったようです。それにずっと気付かずにいた私。分からないんだから「教えてくれたはいいのに」とは思いましたが、私の知り合いが言うにはミュートは社会人なら常識だ💡と言う事でした。20年以上もデスクワークから遠ざかってた人間なので、「教えて頂けたらすぐ改めてたのに」とは思いましたが、それをなぜ私に言ってこなかったのか?彼女が言っていたのは、「私は本人に気付いて欲しいから、言葉にはしない」と言う事でした。

当時は自分に自信がなくてオドオドしていたので言えませんでしたが、今ならハッキリ言えます。「私はそんなテレパシー持ってません。」なので、言って下さい。




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