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ジャンプ+主催 ミリオンタッグを実況 #4 Part.2

記事に興味を持っていただき
ありがとうございます。

こちらの記事は前回の続きです。
Part.1はこちら。

前回の記事から実況しているのは
こちらの動画です。

#3の記事とPart.2の記事では
第2課題に挑む連載候補者たちと担当編集者の
様子について実況していました。

今回は動画の続きとなる
第2課題を審査する様子を実況します!


第2課題・ネーム+キャラ絵のご紹介

ここからは各タッグが完成させた作品を
一つずつ動画に合わせて紹介していきます。

審査員を務めるのは第1課題に引き続き
少年ジャンプ+ 編集長 細野修平さん
少年ジャンプ+ 副編集長 籾山悠太さん
さらにゲスト審査員を務めるのは
バラエティでも活躍されている
小説家 羽田圭介さんの3名です。


まずは審査の様子を見てもらう前に
ミリオンタッグの公式サイトで公開されている
各作品を見てもらいたいので、
1作品ずつリンクを記載しておきます。

皆さんも一緒に審査員になったつもりで
どの作品が上位3作品に選ばれるのか
予想しながら読んでみてください!


前回:1位 ぎざねこ×李光朗

『目覚め〜MEZAME〜』

今回も安定のフルスロットルで駆け抜けた
ぎざねこ×李タッグの作品。


籾山さんのコメント

漫画のいいところの一つである入りやすさが
ネームに出ていて頭空っぽで楽しめる。


羽田さんのコメント

山場の後にオリジナリティのある変な展開。
登場人物が2人だけで成立させられる
シンプルな面白さがいいと思った。


細野さんのコメント

39ページと一番短く、まとめられる力がある。
その中で個性を見せられていて作家性を感じた。


カピバラッコの感想

今回の6作品の中で一番笑ったのが
この『目覚め〜MEZAME〜』でした。

藤本タツキ先生にアドバイスをもらって
描き上げた作品だと思うとますます
面白く感じます。

もちろん藤本先生のアドバイスを生かして
明らかに読みやすい感じました。

そのうえでしっかりと後半にかけて
ボルテージが上がっていき、
笑いのポイントも用意されていました。

また、ラストは二人が結ばれて終わると思いきや
そこからもう一歩踏み込んで独自の世界観に
持っていかれたので、まさしくぎざねこさんの
個性が爆発していました。



前回:圏外 早志ねま×ハタケヤマ

『ホンモノダイアローグ』

取材を行ってリアリティの高い作品に仕上げた
早志×ハタケヤマタッグの作品。


籾山さんのコメント

演じることと嘘をついていることという
組み合わせのアイデアが面白い。


羽田さんのコメント

個人的に学校で行われている話に興味ないが
真剣勝負のような緊迫感が伝わってきて
一瞬発揮された技の巧さでいうと今作で一番。


細野さんのコメント

クライマックスシーンで
計算以上のものが出てきたと伝わった。


カピバラッコの感想

感情描写が得意な早志さんの持ち味が
しっかり活きるとこんなにもハッキリとした
キャラクター性が生まれるんだと感じました。

主人公の気づきと変化が明確で
処世術の嘘から始めて本気になっていくさまが
とてもリアルに描かれています。

ほとんど言葉を交わしていないのに
主人公たち2人の関係性が見えて
短い読み切りの中でも
ラストのシーンに説得力がありました。

また、嘘と演劇の他にこの作品で重要な
『かぐや姫』というコンセプトも
序盤から伏線が張られていて、
説明しなくても理解できる見せ方が
とても上手だと思いました。



前回:圏外 七志満・大石ススム×浅井友輔

『人形姫とメイド人形』

締め切りギリギリまで粘って完成させた
七志・大石×浅井タッグの作品。


細野さんのコメント

作家が好きなものを入れ込んできた。
ちょっとまとまりに欠けている
部分もあると感じた。


羽田さんのコメント

人形にするという導入に
まだ納得できていない状態でも
強引に話を進められていて良い。
作者自身が何も疑っていない感じが良い。


籾山さんのコメント

最後まで読むと2人の関係性がハッキリするので
次の話はスッキリ読めるようになる。
最初の強引さが特徴的でもあり、
読者によっては読みずらいという両面がある。


カピバラッコの感想

序盤にちょっと説明不足感はありましたが
とても自然にストーリーが展開されていて
疑問を残したままでも読み進められました。

ほぼ初心者という色眼鏡をなしにしても
読み切りとして高い完成度があり、
人形のメイドや謎の多いお嬢様の
キャラもしっかり活かされていました。

ただ、その分綺麗にまとまり過ぎて
突出して印象に残る部分がないのが
少しもったいないように思います。

しかし、作画担当の大石さんのダークな絵に
しっかりとマッチした作風を
原作担当の七志さんが提案で来ていて
さすが同級生コンビだと思わせる
ベストマッチでした。



前回:3位 藤田直樹×林士平

『真夏の曳航』

腱鞘炎疑惑と格闘しながら描き上げた
藤田×林タッグの作品。


羽田さんのコメント

読んでいる側の生活や人生を振り返らせてくれる


籾山さんのコメント

すごくレベルの高い作家さんだと思った。


細野さんのコメント

最近はWEBで作品が広まっていくので
目に入ったときに共感できる作品が大事。


カピバラッコの感想

終盤の見開きでまんまと衝撃を食らいました。

序盤は父親のキャラクター性と
娘のツッコミでギャグを見せておいて、
終盤に見開きを最大限活用して
読者の知らない真実を突き付けられました。

まさしく最初に林さんが評価した通り、
漫画がうまいと感じさせられる
クオリティの高い読み切りでした。

しかもラストに登場した母親も個性が強くて
藤田さんの引き出しの多さに驚きました。



前回:圏外 押石和佳×玉田純一

『大出血ウエディング』

自信喪失の中なんとか描き切った
押石×玉田タッグの作品。


籾山さんのコメント

今回の6作品の中で
押石さんの作品が一番好きだった。
話の中に驚きの展開があって
期待に沿ったラストもある。


細野さんのコメント

普通の結婚式をうまく遂行するのか?と
期待してしまった。
半分くらいで方向転換したので
そっちの話が見たかった。


羽田さんのコメント

俺TUEEE系が好きな人からは
8割以上の感想を得られる作品。
その代わり広くいろんな人に
それまでなかった考えを植え付ける力は弱い。


カピバラッコの感想

結婚式を完遂するお話かと思いきや
新婦の隠された真実に驚かされる展開でした。

終始テンポがよくほとんど詰まることなく
読み進められ、特に襲い来るギャングを
様々な方法で撃退するシーンや
花嫁が戦闘モードになってからの展開は
さすが長所を生かした作品だなと思いました。

所々で挟んでくるギャグも
勢いを止めずにコンパクトになっていて
あくまでもトンデモ設定が許される
世界観づくりがされていました。

新郎・新婦・ウエディングプランナーの
個性をストーリーに交えながら
しっかりと表現されていて
クオリティの高い読み切りです。



前回:2位 夏井とし×岡本拓也

『C-O2』

数多くのアイデアの中から厳選された
夏井×岡本タッグの作品。


籾山さんのコメント

ちょっと物足りなさがある。
少し地味。


羽田さんのコメント

ツッコミどころは多いが
この空気を演出できる人が
他のことを描いたらどうなるんだろう。
ホッキョクグマはあっけなくどっか行ったと
見せかけて実は陰惨なことが起こると思った。


カピバラッコの感想

頭のいい男の子と元気印の女の子という
バディ感がとても伝わってきました。

ホッキョクグマや大移動という
不穏な気配をあまり活かせませんでしたが、
その代わり2人のやりとりは充実していて
ラストのシーンがより感動的になっていました。

また、ネームの段階でも
キャラクターの表情がとても上手で
心境に説得力がありました。

持ち味の構図力もバッチリ活かされていて
意味のある構図というのがいくつもありました。
これによりほとんど会話だけのシーンでも
動きのあるように感じられます。



結果発表〜!(25:29〜)

ここまでで第2課題の作品紹介が終わりました。ここからはついに結果発表になります!
皆さん誰が上位3組になるか予想はできましたか?

ちなみに私の予想は…

1位 早志×ハタケヤマタッグ
2位 藤田×林タッグ
3位 ぎざねこ×李タッグ

です!

今回も第1課題同様結果については
この記事で触れませんので、ぜひ動画を見て
皆さんの予想が当たっているのか
確認してみてください!

それでは今回も大変長くなりましたが
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

次回の動画は明日18時に
YouTubeのジャンプチャンネルで公開されます!
ぜひご覧ください!


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