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「会える時にちゃんと伝えたい」#Canvaで壁紙デザイン コンテスト|入賞者インタビュー②

#Canvaで壁紙デザイン コンテストで見事「最高のエールで賞」を受賞されたCanvaユーザーさんにインタビューしてきました。

子供向けにマインドフルネスを教える動画を作るクリスティーンさん

最優秀作品賞「最高のエールで賞」を受賞されたクリスティーンさんに、まずは受賞の気持ちを聞いてみました。

「最高のエールで賞」を受賞されたクリスティーンさん

子供たちのことを考えて、デザインを作るのが本当に好きです。正直なところ、賞のことは全く意識していなかったのですが、実際にこうしていただいてみると、とても嬉しいです。

クリスティーンさん受賞コメント(以下、同様)

実は、Canvaを教育現場で活用している先生方のコミュニティ「Canva教育者グループ」のメンバーでもいらっしゃることが、この受賞者インタビューで発覚!クリスティーンさんは、元々アメリカの学校で子供たちにマインドフルネスを教える先生として活躍され、その教材として子供向けの動画を日常的にCanvaで作られてきたそうです。

今は日本に拠点を移されていますが、今でもリモートで動画の作成を担当されています。

学校に行けない時期が長く続いたアメリカでは、子供たちの精神的なケアがとても重要な状況になりました。家族や友達と会えない子供たちが多かったこともあり、子供たちがお家で見てマインドフルネスについて学んだり、メディテーション(瞑想)をできるような動画を作ってサポートしています。

日本独自の桜の楽しみ方に重なる想い

今回、「最高のエールで賞」を受賞された作品に込められた想いを聞いてみました。

マインドフルネスを子供たちに教えていると、必然的に親子に触れることが多くなるのですが、コロナ禍で子供たちが家族や友達と会えない状況が続く中で、会える時に絆を深めることがいかに大切かを改めて感じました。

私にも娘がいるのですが、コロナ前は娘との時間を当たり前に思っていたところがあると気づきました。この作品を見た人が、大切な人はいつでも一緒だよ、というメッセージを感られる作品になっていたら嬉しいです。

「最高のエールで賞」受賞作品

クリスティーンさんは、桜の木は他の国にもありますが、木の下に集まって、みんなで一緒に花見をする文化は日本ならではだと感じ、このコンテストに向けた作品は、新しい季節に改めて親子の絆を感じられるようなデザインを作りたいと思われました。

「あなたがいてよかった」

Canvaにある素材を上手に組み合わせて、繊細なデザインを作り上げられたクリスティーンさんですが、「あなたがいてよかった」というコピー文についても聞いてみました。

マインドフルネスを通じて多くの親子に触れる機会がある中で、今の自分の気持ちがわからない子供は、癇癪を起こしたり、他の子を傷つけてしまう行動に繋がることもあります。そういう子に親御さんは怒ることもありますよね。

私も自分の子供がいるので、とても気持ちがわかるのですが、一歩引いてみると、違う見方をできることも多いと感じます。落ち着いて考えると「あなたがいてよかった」って思うと思うんですね。

でも、日本では愛情を伝えるコミュニケーションをあまり活発に行わない文化があります。私は、親御さんが、子供と一緒にいられる時に、そして思ったその瞬間に「あなたがいてよかった」ってもっと伝えるようになったら良いなと思って、作品のコピーにしました。

Canvaで受賞作品ができるまで

実際にどのような順番でこのデザインを作っていかれたのかも聞いてみました。

まずは、親子の素材を探しました。でも「親子」と探しても出てこなくて。いいものがなかったら、自分でイラストを描いてCanvaにアップロードしようと思っていたのですが、「水彩」というキーワードで検索すると、だんだんと人のイラスト素材が出てくるようになり、ぴったりのものが見つかりました。

その後に、桜の木の素材を選んで、その木が湖に反射されているようなデザインにこだわりました。また、散っている花びらの風向きも意識して素材を選ぶようにしました。

社内でも目下改善に取り組んでいる素材の検索機能ですが、クリスティーンさんは上手に使いこなされています。いくつか使いこなしテクニックを教えてもらいました。

① 好きなタッチの作品を作るための素材検索

好きなタッチの作品を作るには、背景の雰囲気も大事です。水彩画のタッチがお好きなクリスティーンさんは、普段から「水彩」や好きな色でキーワード検索をして、好きな背景を見つけてはCanva内でフォルダに分けて管理しているそうです。今回の作品に使われた水彩画風の背景素材は元々フォルダに保存されていたものでした。

② 日本語と英語の両方で検索して比較

また、いろんな言葉を検索窓に入力して試すことで、ご自身の好きな素材にたどり着くといいます。例えば、同じ「桜」でも、日本語と英語(cherry blossom)で検索した時とでは、少しずつ検索結果が違うこともあるため、どちらも試してみてイメージにピッタリな素材を選ぶようにしているそうです。

③ いいなと思ったら迷わず「☆」付け

素材を探していると、今のデザインに直接使えなくても今後使えるかもしれない「好みの」素材に出逢います。その時は、すぐに「☆(スター)」を付ける機能を活用して、ブックマークするようにしているとのこと。今見つかっても、次探した時に検索して出てこないこともあるので、逃さないようにしているそうです。

Canvaはどんどん便利になる

昨年末に立ち上がったCanvaの教育者コミュニティにも参加されているクリスティーんさんは、様々な先生によるCanvaの活用事例やウェビナーを通じてCanvaでできることをさらに学べているといいます。特に、日々進化するCanvaの改善のスピードに驚かれているとのこと。

昔は、好きな素材が見つからなかったらイラストレーターさんにお願いしてイラスト素材を描いてもらったあとに、Canvaに取り込むことも多かったのですが、Canvaはどんどん改善されていくので、今ではCanvaにある素材をそのまま組み合わせて作ることがほとんどになりました。本当に可愛い画像がたくさんあって、作るのが楽しいです。欧米のものも日本のものも組み合わせて使える点も良いです。

自分の壁紙デザインをお部屋に投影してみて

賞品として贈られたホームプロジェクター「Aladdin Vase」で、ご自身の壁紙デザインを実際にお部屋に投影してみた感想も聞いてみました。

とても素敵です。写真でも音楽でも楽しめるのが良いですね。子供向けの機能やコンテンツも多く、娘が喜んでいます。まだ操作には慣れていないのですが、音楽をかけながら癒されたり、Canvaで作った手作り絵本を映して、子供の寝る前の読み聞かせに使ったりもしています。

お嬢さまと一緒に楽しむCanva

動画以外にも、様々な種類のデザインをCanvaで作られてきたクリスティーンさんは、この記事のために、素敵なデザインをたくさん送ってくださいました。

これらは、旧正月の年賀状デザイン。お嬢さまが、ご自身で手書きしたイラストや習字を写真に撮って、Canvaにアップロード、背景除去機能を使い素材として組み合わせてデザインしたそうです。素敵ですね。

Canvaは、子供でも、デザインの知識がない先生でも、素敵なデザインを楽しみながら作れます。娘も他のデザインツールを少しずつ使ってみようとしたのですが、複雑すぎて難しかったようです。でも、Canvaなら直感的な操作でイメージしたものが作れるみたいです。自分で作った作品を学校に持っていくと、先生に「どうやって作ったのー!?」と驚かれることもあったそうです。本当に、誰にでもおすすめしたいツールです。

クリスティーンさんとお話ししていて、デザインを作るのが本当にお好きでいらっしゃるのが伝わってきました。

今までは、お子様向けに動画をはじめとしたデザイン作品を作られていましたが、今後は親御さんにとっても良い学びになるような、親子で学べるマインドフルネスの動画作りに創作の幅を広げていきたいと話してくださいました。

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2回に渡って、#Canvaで壁紙デザイン コンテストの最優秀作品賞受賞者のお二人にインタビューをしてきました。同じテーマ、同じツールを使っても、それぞれの作品に込められた想いやCanvaの使い方も様々ですね。素敵なお話しをお聞かせいただいた喪女さん、クリスティーンさん、そして、素晴らしい作品をご応募いただいた皆さま、ありがとうございました。

本記事でご紹介したクリスティーンさんのように、教育現場でCanvaを活用されている先生方のコミュニティが日本にあります!

先生方の活用事例やアイディアの共有などが活発に行われていますので、教育現場に携わられている方は、ぜひご参加ください。

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