1 錦秋の宇奈月温泉小旅行へ
所用で金沢に行くことになった私。
せっかく北陸に行くなら用事の前日に乗り込んでどっか温泉に入ろう!芦原温泉がいいかな?和倉温泉がいいかな…?♨♨♨
と、いろいろ思案した結果、行ったのは富山県の東部に位置する宇奈月温泉。
富山には何度か来ているのですが、ここにはなかなか来る機会に恵まれずおよそ25年ぶり。
この四半世紀の間にこの地域へのアクセス方法は劇的に変わりました。
2015年の北陸新幹線、黒部宇奈月温泉駅の誕生です!
北陸新幹線開業前は東京からだと越後湯沢(か長岡)まで新幹線で行き、そこから在来線の特急で魚津まで、さらにそこから富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉へ、という行き方だったのですが、この駅ができて東京からダイレクトに黒部宇奈月温泉駅に来て、隣接する新黒部駅から富山地方鉄道に乗り換えれば行けるようになり格段にアクセスしやすくなりました。
さて、そんな生まれ変わったルートで列車を乗り継いで宇奈月温泉駅に到着。温泉街らしく駅前にはお土産屋さんが集まっています。
ちなみに宇奈月の名は、電源開発の功労者の方が宇治と奈良のような名月の地になるように、という願いを込めてもともとあった地名に当て字をして生まれたのだとか。この漢字が使われるようになったのは最近の話なのですね。
駅を出るとすぐに温泉噴水がお出迎え。
湯気をもうもうとさせて湧き出る噴水はなかなかインパクトがあります⛲
この駅から少し歩くと、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅があります。
ここからさらに山奥、欅平までトロッコ列車が走っていて、この時期はきれいな紅葉を楽しむことができます🍁
今日も平日にもかかわらず沢山の観光客で賑わっていました。
ただわたしは残念ながら夕方に金沢に戻らないといけないので宇奈月温泉にステイ。
それでも秋らしく黄色に色んだ雄大な山々を十分眺めることができました。
黒部峡谷鉄道の駅を少し過ぎると脇には遊歩道があり、鉄橋で黒部川を渡ることができます。
実はこの鉄橋(旧山彦橋)から眺める景色は富山のビューポイントに選ばれるほどの絶景とされているのです!
それがこちら…!
なんと橋の目の前には黒部峡谷鉄道の鉄橋があって、黒部の山々をバックに走るトロッコ列車の勇姿を見ることができるのです!
鉄道ファンでなくてもこれは感動!
にわか撮り鉄のみなさんがこの姿をカメラに収めていました。
さて、橋を渡ると電源開発を彷彿とさせるトンネルが。
ガス灯風の灯りがなかなかいい雰囲気で恐怖感はありませんが、ときどき地下水が頭に落ちてくるので要注意。
朝早くにはコウモリもいるらしいですよ🦇
トンネルにはところどころ外を覗ける場所もあって、そこからはさっきの鉄道橋がこんなに間近に見られました。
トンネルを抜けると宇奈月ダムに到着。この地域はくろよんダムなど有名なダムが多くありますね。近くには宇奈月ダム記念館(大夢来舘)といった施設もありました。
来た道をもどり、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅の売店へ。
しっかり地ビールをいただいてきました。
宇奈月ビールの存在は知ってましたが、プレミアムは初耳!黒部の名水はもちろんのこと、近年売り出し中の富山のブランド米富富富(ふふふ)を副原料に使っています。すっきりした味わいで富山の海産物に合いそうです。450円でした。
温泉地を散策したら最後はやはり温泉で締めたい。というか入らなければいけません。
宇奈月温泉の総湯はちょっとした都会のオフィスビルのような出立ち。湯めどころ宇奈月という温泉施設です。
中もまだ新しく清潔感が溢れています。木がふんだんに使われていて落ち着きますね。今日は男性が桃の湯。女性が月美の湯でした。
お湯は透明無臭のさっぱりした感じの泉質。結構湯温高めでした。雪の多い冬場に合わせているのかもしれません。浴槽は一つでしたけど深さがいろいろあるので足湯してみたり、下半身だけ浸かってみたり、お好みに合わせて入れます。
建物の外には足湯がありました。
宇奈月温泉は駅にも足湯があり、そのほかにも足湯を見かけました。そんなに広くない温泉街で足湯がこんなにあるのは珍しいなと思いました。
そんなこんなで2時間半があっという間に過ぎてしまい、金沢に戻る時間に。ショートステイでしたが見どころ満載で十分楽しめました。
トロッコ列車で欅平に黒薙温泉など他にも見どころ満載の黒部峡谷。次は是非この宇奈月温泉に泊まって一層その魅力を堪能したいと思いました。
サポートいただけたら小躍りして喜びます! 今後一層フットワーク軽く旅先に向かい、情報提供に努めたいと思います。 よろしくお願いいたします!