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316 新生姜に対する愛をとことん感じられる場所!栃木市「岩下の新生姜ミュージアム」


栃木県南部、栃木市にやってきました。かつての栃木県の県庁所在地があった町であり、蔵の街として知られる情緒あふれる街です。

街の中心部にはこのような歴史を感じる建物や蔵が立ち並びます。

そんな栃木市に本社を置き、「イワシタの新生姜」で一躍有名になった岩下食品。

食の「おいしさ」とは、食品それ自体だけでなく、様々な記憶や環境・知識・情報によって複合的に感じるものである、という考えのもと、もっと新生姜の魅力を多角的に知ってもらいたいと2015年にオープンしたのが「イワシタの新生姜ミュージアム」。入場無料でどなたでも楽しむことができます。

以前の社長、岩下邦夫氏が台湾出張の際に機内食で食べた生姜の味に魅了されて以来、台湾で栽培されていた本島姜(ペンタオジャン)を栽培、漬け具合から搬送法にいたるまでとことん考え抜いた末に開発に至ったのが「イワシタの新生姜」。これまでにない生姜、という意味で「新生姜」と名付けました。

ミュージアム内はピンク一色。イメージキャラクターの「イワシカ」がタワー状になってお出迎えしてくれます。なんともシュールです。これだけピンク一色なら林家パー子師匠もさぞ喜ぶだろうと思っていたら、やっぱりサイン色紙がありました。

天井につっかえるぐらいの高さの新生姜の塔。下の穴からは顔をのぞかせることができます。箸に摘ままれる新生姜の気持ちを感じ取ってほしい、らしいっす。

新生姜の隣に座って記念撮影。
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新生姜だらけの本棚。もとの作品の名前、どれだけわかりますか?
「シン・ショウガ」はなかなかはまりました。

ジンジャー神社。なんでここに神社が…? ジンジャーと神社をかけてるだけじゃ?と思ったら負けです。楽しみましょう。

狛犬ならぬ狛イワシカ。

遊び心いっぱいの新生姜ミュージアム。もちろん新生姜のおいしさのひみつや、新生姜を使ったレシピの紹介などもあるんですが、それ以上に振り切った遊び心あふれる展示は数ある他の食品会社のミュージアムとは一線を画しています。新生姜ひとつでここまでのミュージアムを作ってしまう岩下食品の新生姜に対するこだわりと愛を感じないわけにはいきません。

館内には食堂があり、新生姜を使った料理を頂くことができます。ちょうどお昼時。ここは生姜の代表料理、生姜焼きを頂くことにしましょう。
これまで食べた中で一番生姜の味が効いた生姜焼きだと思いました。生姜の主張が強いんですが、邪魔をするわけではなく肉のうまみを引き立ててくれるから不思議です。こんなおいしい生姜焼きは初めて食べました。

ちなみにライスに載ってるのも新生姜、デザートを飾っているピンクの物体ももちろん新生姜。サニーレタスの上にもすり下ろされた新生姜が乗っています。まさに新生姜尽くしの一品です。

売店にはもちろん「イワシタの新生姜」そのものも売っていたんですが、ここでしか買えない「焼酎ハイボール 岩下の新生姜割り」をゲットして家で楽しみました。もちろん一口飲んだだけで新生姜だとわかります。ジンジャーエールなんていうのもあるわけでもともと炭酸飲料とは相性がいいんですよね。

そういえば去年は千葉県の銚子電鉄とタイアップした「ニュージンジャー号」が車内を派手にデコレートして走っていました。派手なタイアップ好きな「岩下の新生姜」。次はどことタイアップしてくれるのか楽しみです。

「岩下の新生姜」イメージキャラクター 岡田奈々さんのYoutubeもどうぞ。プロジェクションマッピングもなかなかの出来栄え。奈々さん曰く、まさに「洗脳されそう」です。


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