AI OCR「CaptureBrain」で業務効率化~第一回 はじめまして~
みなさま、はじめまして!
AIOCRソリューション CaptureBrain(キャプチャーブレイン)の製品企画担当Yです。
キヤノンITソリューションズ株式会社DX業務推進サポーターのトップバッターとしてコラムを書かせていただくことになりました!
このコラムでは
AI OCRソリューションを使うとどんな利点があるのか
を中心に、製品企画担当者の視点から述べさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します!
AI OCRソリューションの登場まで
さて、世の中にAI OCRソリューションが登場してから、もう数年が経ちますでしょうか。
キヤノンITソリューションズのAI OCRソリューション「CaptureBrain」もバージョン1を2019年にリリースしてから早くも3年を迎えようとしています。
日本では依然として紙の帳票が様々な業種で使われています。
手書き文字をOCRで読み取ることができれば、手書き文字帳票にある情報を人がシステムに入力する作業を効率化することができるのではないだろうか?
という期待に応えるべくAI OCRソリューションは登場しました。
働き方改革やDX(※2)、AIという用語がちょうどこの頃から世間を賑わすようになりました。
※2 DX
デジタルトランスフォーメーションの略。IT技術を用いることで、従来のビジネスモデルを変革し、業務改善や競争力を高めること。
私の経験を振り返ってみますと、もっと早くAI OCRソリューションがあったら良かったのになぁ…と思うのです。
10年以上前になりますでしょうか。当時私は営業職でした。FAXでお客さまから受信した注文書を見ながら、手書き伝票に顧客名、顧客コード、送付先、商品名、数量、単価を手書きし、上長の承認印をもらい見積書と注文書をセットし、伝票を業務部門に手渡ししていました。
その伝票を受け取った業務は、締め切り時間までにシステムに打ち込み受注登録を完了させる…。
業務の人たちは様々な部門から伝票を受け取ってインプットするわけですから、大変な作業だったと思います。
たくさんの人が業務端末の前に座って猛烈なスピードで打ち込んでいたのを覚えています。締め切りに間に合わない場合には、倉庫に電話し、もう少し待ってください…と依頼をしていたような光景も目にしていました。
デジタイゼーションとデジタライゼーション
それから月日は流れ、EDI(※3)が一部の取引先とのあいだで導入された時には、衝撃を受けたものです。
「こんなに受注業務が楽になるなんて…」
と感じたのも10年以上前ではありますが。
DXと言いますと、デジタイゼーション(※4)とデジタライゼーション(※5)という言葉を耳にしますが、
OCRは、紙を残したまま印字されている文字を認識しテキストデータ化する
わけですからデジタイゼーションの領域。
一方で
EDIは、紙やFAXをなくしてデータのやりとりをネットワーク通信で行う
わけですから、これはデジタライゼーションの領域かと思います。
タブレットに手書きで入力できるようにしたり、Webで申し込みを可能にしたりすることもデジタライゼーションになるでしょう。デジタライゼーションのほうが革新的ですよね。
ただし、けっこうな投資費用がかかってしまうケースが多いのです。
※3 EDI
Electronic Data Interchangeの略。企業間の商取引を電子化する仕組みのこと。
※4 デジタイゼーション
デジタル技術を活用し、アナログなものをデジタルに変換すること。
(例:紙文書をテキストファイルに変更)
※5 デジタライゼーション
デジタイゼーションが単純なデジタル化を指すのに対し、デジタライゼーションは、既存のビジネスのやり方、仕組まで変革することを指す。
先日プライベートで、金融機関に学資ローンを申し込みに行きましたが手続きには数枚の申込用紙があり、手書きで記入を繰り返しました。
そのあと、端末に入力する作業が必要なわけですが、これも何枚もあるとけっこうな作業になるのかなあ、と職業病なのか想像してしまいました。
BPR(※6)の観点で見れば、帳票や伝票の情報をシステムに入力する作業というのは、単純な作業であって、効率化させる対象になる業務です。
無くすか、減らすか、やり方を変えるか、ITで自動化してしまうか。
ただ、どうしても無くせない紙の業務が根強く残っている現在では、紙関連の業務を全て無くすことは難しいと思います。
(いつも紙で注文書を送付してくる取引先にWEB申込をお勧めしても、やっぱり紙で注文書が届いてしまう、という事例をよく伺います)
「手書き文字」をデジタイズする技術、ということで、デジタイゼーションでは「AI OCR」をいう機能が活用されてきています。
CaptureBrainは、AI OCR機能を搭載し、手書き紙帳票にある情報をできるだけ、短時間で効率よくテキストデータ化し、それを更にできるだけ自動でシステムに入力するということがコンセプトになりますので、帳票や伝票の情報をシステムに入力する作業を効率化させるソリューションとしてお勧めできます。
(※6)BPR:Business Process Re-engineeringの略。業務目的を達成するために、現状のプロセスを根本から見直し、構築しなおすこと。
次回以降は、「AI OCR」の活用方法や実際の使用感等も含め、具体的にご紹介いたします。
おわりに
記念すべき1回目の記事はいかがでしたでしょうか?
記事を読んで、AIOCRに興味を持っていただけると、とても嬉しく思います!
次はAI OCRの活用により、業務プロセスの改善に成功した事例をご紹介する予定です。
是非フォローして頂き、お待ちいただけると幸いです!
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