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開発コラム:Googleスプレッドシートの活用法

東京は先週は桜が満開でしたね!お花見には行きましたが?
桜がハラハラと舞う様子が素敵だなと私は何回もお花見に行ってしまいました!

さて、今回の開発コラムは、Googleスプレッドシートの活用法についてです。
利用したことはあるけど、なかなか使いこなせない…なんて方も多いのではないでしょうか?
かくいうnote担当の私もさわり程度しか使ったことなかったのですが、こんな使い方があったのか…と驚きでした!


業務システムの保守・エンハンスなどを担当している、クラウドサービス推進部のOです。
今回はGoogleスプレッドシートの活用法をご紹介します!

※本記事は2024年 3月時点の情報です。

はじめに

皆さんはGoogleのクラウドサービスは利用されているでしょうか。
クラウドというと AWS や Azure のような位置付けの GCP を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、様々なアプリが存在し、誰でも簡単に利用できるサービスから「スプレッドシート」をご紹介します。

スプレッドシートで出来ること

ご存じの方も多いかと思いますが、GoogleスプレッドシートはMicrosoft Excelと同じ、表計算ソフトです。
Googleアカウントがあれば誰でも利用することができます。

テンプレートの利用

Excelと同様にテンプレートを使うこともできます。

スプレッドシートの共有

アクセス許可ユーザーやグループを追加したり、公開範囲を設定することで、作成したスプレッドシートを他者と共有することができます。

共有の状態では複数人同時にファイルを操作することが可能で、リアルタイムで編集状況を確認することもできます。
また、ユーザー毎に閲覧のみ・編集可能などの権限設定が可能です。

スプレッドシート独自の関数

ここまでの内容ではMicrosoft 365のExcel Onlineと大きく変わりませんが、スプレッドシートにはExcelには無い独自の関数が存在します。
今回は筆者の主観で役に立ちそうなものをいくつかご紹介いたします!

IMAGE関数

URLを指定してWeb上の公開画像を直接セル内に表示させることができます。他のサービスとの組み合わせでは、Googleドライブに保存した写真を読み込むといった活用も可能です。

DXサポーターのプロフィールアイコンを読み込んでみました!

QUERY関数

なんと、スプレッドシートではSQLライクなクエリを使うことができます。
データ処理用の検索領域を用意し、その領域をDBのテーブルのように見立ててクエリで情報を取得することが可能です。

IMPORTXML関数

IMPORTXML関数を利用することで、スプレッドシートでWebスクレイピングを行うことができます。
参考例として、キヤノンITソリューションズの会社データを情報の取得対象とします。

ホームページの要素から、インポートに必要な取得したい情報のXPathを取得します。今回の例では、従業員数を取得するため、従業員数を表示しているカラムのXPathが必要です。

IMPORTXMLの引数として、スクレイピング対象のURLとXPathを与えることで該当の情報を取得してスプレッドシート上に直接表示することができます。

関数の組み合わせ

前述のQUERY関数とIMPORTXML関数を組み合わせて、
スクレイピングしたデータのテーブルからクエリで情報を取れるようにするといった活用も可能です。

おわりに

いかがだったでしょうか。
無料で使えるExcelのようなもの、という認識の方も多かったのではないかと思いますが、スプレッドシートはExcelとは異なる面白い使い方もできます。
Google Sitesのような他サービス側からの連携で、スクレイピングしたデータをまとめたサイトの作成など、組み合わせ次第で色々なことができそうですね。

余談ですが、筆者は友人との旅行の計画や情報共有などにスプレッドシートをよく利用しています。業務以外でも日常の中で手軽に利用できるサービスですので是非活用してみてください!


キヤノンITソリューションズでは高度な技術力で、お客様に安心・安全を提供するために、日ごろからクラウドやAWSなど、DXに関する技術習得をおこなっております!
なにかクラウドやAWS、DXに関するお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

※本記事に記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
※Google スプレッドシートの業務での活用は社内のセキュリティポリシー等をご確認のうえご利用ください。


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