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ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』

こんにちは! @micchannel(あっとまーく・みっちゃんねる)です。

最近は朝晩が冷えますね。みなさんお体に気を付けてくださいね。
今回はテレビドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』の所感です。

以下の目次の通りに展開していきますので、
気になる所だけでもお読みください!!

目次

  1. ドラマの基本情報

  2. あらすじ

  3. 作品の見どころ

  4. 所感と感想

  5. 最後に



1.基本情報

まずはこのドラマの基本情報です。
この作品は日本テレビで毎週日曜22:30より放送されているドラマで、
主演の城塚翡翠(じょうづかひすい)を演じるのが
人気女優・清原伽耶さんです!!
彼女の演技は魂のこもった演技で、私がもしドラマの脚本を制作するなら
絶対に起用したいキャストです。(余談です。)


原作は「このミステリーがすごい!2020年版」(国内篇)で1位、「2020本格ミステリ・ベスト10」1位など、数々の賞を総なめする
相沢沙呼さんの小説『medium  霊媒探偵城塚翡翠』(講談社)です。
(日本テレビ公式HP 『霊媒探偵・城塚翡翠』公式サイト参照)




2.あらすじ


次はこの作品のあらすじです!
『霊媒探偵・城塚翡翠』の公式サイトによると・・・

犯人が視える能力を持つ”霊媒師”城塚翡翠(じょうづかひすい)
しかし彼女の霊視には証拠能力がなかった・・・・・・
ある日出会った“推理作家”の頭脳を武器に霊視×論理を組み合わせて
事件の真相を明らかにしていく

日本テレビ公式HP テレビドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』公式サイト より


なんとも興味をそそられる内容です。

この論理的な推理作家・香月士郎(こうげつしろう)を演じているのが人気俳優の瀬戸康史さんで、翡翠のアシスタント・千和崎真(ちわさきまこと)を演じるのが小芝風花さんとなります。

今を時めく人気俳優と読書家の間で人気の小説がタッグを組むときいったいどんな物語が構成されるのか。
非常に興味深い作品だと思いました!
(個人的には裏のドラマより好きです😊)
特に自分の才能に悩んでいる霊媒師という設定が面白いと思いました。


仕事中(霊媒の力を使っての占い)は凛としたかっこいい女性なのに、
業務時間外だと可愛らしい女性になる翡翠(ひすい)

対して自身の推理力にちょっと…いや、相当自信があって、霊媒なんて信じない。
そんな冷徹な孤高の男児である香月との対比が、しっかりと描き分けられていたので、2人ともいい意味で人間味が出ているなと思いました。


3.作品の見どころ


⚠️以下、ネタバレが若干含まれます。

そんな今作の見どころは、清原伽耶さん演じる城塚翡翠の人物像と彼女を取り巻く物語、香月の心情の変化などなど・・・
推理やサスペンスとは別の、緻密な人間関係や心理描写など
挙げられます。


今年の初めに放送されていた『ミステリという勿れ』やコメディータッチが印象的な『メネシス』とは一線を画すミステリ・サスペンス作品となること
間違いなしなのではないでしょうか。
推理もの、サスペンスものが苦手な方でも、挑戦しやすい作風です!


そして…
翡翠を演じている清原伽耶さんが天才的にお芝居が上手!!
その中で最も度肝を抜かれたシーンから、
この作品の見どころを掘り下げていきます。


私が最も度肝を抜かれたシーンは何と言っても
《霊媒で死者の魂を下す(交霊)シーン》です。


テレビドラマで時空の歪みや不思議な力を演出する際、シーンに特殊な加工がなされますが、プラスα、その間を繋ぐ演者の芝居も、作品を面白くするか否かの重要な要素となっています。


そのため
お芝居が一遍通り、又は視聴者を引き込むだけのパワーがお芝居ににない役者(最近は少ないですが、昔で言う所のアイドル女優と言われるような人達です。)は、画を持たせるのに大変苦戦します。


このドラマは今後も霊媒のシーンが毎話登場すると思われますが、
清原伽耶さんはこのシーンで視聴者を引き込むような緩急のある
天才的な芝居
をやってのけます。
22歳以下の若手女優の筆頭と言っても過言ではない彼女の演技力は
圧巻でした。



翡翠(清原伽耶さん)は自身の体に死者の霊を降ろす=交霊を行うための待機姿勢としてソファーに座り手を組み、脱力して目を瞑ります。
これを《静の芝居》とします。

対して交霊後、
死者の魂が宿った翡翠はソファーから飛び起き、発狂します。
その後は、言動や仕草も死者の生前の姿(を演じていた女優さん)に近づけ
演じている為、まさしく生き写しの様な状態になります。
これを《動の芝居》とします。

この《静の芝居》と《動の芝居》の緩急で
本当の翡翠と霊の宿った翡翠を演じ分け、
視聴者にその違いを植え付けています。

その緩急とは、呼吸の乱れや目の揺らぎ、声のトーン、表情の作り、台詞の間、仕草などがあり、そのどれをとってもまさしく”ホンモノ”でした。
交霊をし、香月(瀬戸康史さん)が死者との会話をするシーンが、
約5分に渡って描かれているのですが、その間は翡翠は別人でした。



翡翠の二面性、人間味などを別のシーンで描き親近感を持たせたのち、
霊媒という特殊能力で別人に変わることで、
視聴者と翡翠の距離を離すことに成功します。


霊媒と一般の私達とは距離のあるものだということが丁寧に描かれている
一方で、死者という得体のしれない存在を生身の人間の体に宿すという行為を通じて、死後も魂はあるおざなりにしてはいけない存在である
ということを思わせていただきました。




5.最後に。


城塚翡翠は清原伽耶さんでなければ実現は不可能だったでしょう。
彼女のポテンシャルの高さを知ると共に、
その圧倒的な才能にひれ伏すしかないと思いました。
今後も応援し続けます!!!


今回も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!!
もっと本格的な視点で作品を読み解けるよう、
感じたことのメモを忘れずにとっていきたいです。



他のドラマの所感・感想の執筆も行っていますので、
よろしければこちらもどうぞ!!


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それではまた次回、お会いしましょう。
それでは!


@micchannei(あっとまーく・みっちゃんねる)より




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