ドラマ『silent』#1
こんにちは! @micchannelです。
今回は現在放送中のドラマ『silent』について、
私の所感を語っていきたいと思います。
まず基本情報からです!
(以下、Wikipediaやフジテレビの公式HPを参考に、
私の文章でまとめております。尚、引用部分は原ママです。)
ドラマ『silent』はフジテレビ系にて
2022年10月6日 10時から放送しているドラマです。
今作は『ヤングシナリオ大賞』を受賞した生方美久さんが脚本、
映画『チア男子!!』や『うわきー友達以上、不倫未満ー』(2021年8月 テレビ東京)などを手掛けた風間太樹さんが監督を務めた
“完全オリジナル作品”です!
キャストは、主人公・青羽 紬(あおば つむぎ)を川口春奈さんが、
紬の一生をかけて愛したいと思えた恋人・佐倉 想(さくら そう)を
目黒連(ジャニーズ/SnowⅯan)が演じており、他にも板垣李光人(りひと)さんや桜田ひよりさんなど、今を時めく若手実力派俳優が揃っています。(※あくまでも筆者の意見です。)
そんな今作のあらすじは、フジテレビ公式HPを拝見すると・・・
と、なっています。
重くなく、かといって、ベッタベタのお涙頂戴でもなく(口が過ぎました。すみません。)それぞれの登場人物の日常の延長にある“当たり前”を、
ドラマとは思えない画で描いている、今期見逃したら一生後悔する超大作であると感じました。
「いやはや、そんな大袈裟な・・・」と感じた方。
間違っていないと思います。何を基準に超大作なの?と。
筆者の私も思いました。
・・・違うんです!!!!
(見逃し配信などで)第一話をご覧いただければわかるかと思いますが、
まず、脚本が良い。
本当に細部にまで気を配られいて、台詞一つとっても本当に無駄がない。
私は作品冒頭の「雪だね」「静かだね」と繰り返されるシーンで
もう、白旗を上げました。無理です。秀逸すぎますよね。
「静か」と言うのは「うるさい」状況に比べ音がないから
「静か」なのであって、元々音のない「静か」な環境にいる人に
「静か」と言っても伝わらない。
だから「静かだね」という台詞が言葉が出るのであって、“若年発症型両側性感音難聴”という難病を患っている今(8年後)の想はその「静か」が分からない。
実はこのシーンには続きがあって、「雪だね」「静かだね」の後、
紬が想に微笑まれながら「うるさい」と言われます。
(このシーンの目黒連さんは流石のイケメン度でした。)
雪がしんしんと降りしきる静かな環境で、好きな女の子(まだ彼女になる前の紬)がニコニコ笑ってキャッキャと騒いでいることに対して、
まるで小さい子を愛でるかのように「うるさい」という想の台詞。
作品終盤の8年後、
想に再会した紬が声を掛けるも手話で「うるさい」と言われる。
聞こえない、分からない、苦しくなるから喋らないで欲しいという想の
残酷なまでにリアルに近い気持ちが込められた「うるさい」。
でもこの「うるさい」の意味は紬は分からない。
あれほど共有できていた《声》が《音》が、もう響かない聞こえないと分かった時、紬はそっと涙を流し、呆然と立ち尽くしてしまう。
高校時代、音楽プレーヤーの交換をすることで愛を深めていった紬と想。
《音》で繋がっていた世界が難病によって切り裂かれた時、
当事者ならその恋人なら、姉妹なら親なら、先生なら友人なら・・・
皆さんならどうしますか?
この作品は《音》を表す伏線として、
イヤホンや手話教室の先生(風間俊介さん)、レコードショップ(紬のバイト先)などが散りばめられています。
この《音》の対比ーコントラストーを台詞や演出をもって描き分けていることで、紬と想の“世界観の違い”を表しているんだなと思いました。
昨日放送された第二話ではこの続きが描かれています。
今所感を制作中なのでまた後日投稿しますが、
紬と想の二人の瑞々しくもどこか悲し気な関係性にきっと私は泣きます。
それぐらいいいお話です。
ざっと私の感想や感じたことをまとめさせていただきました。
障害のある恋愛は過去何度も主題に置かれていますが、
(あれとかあれとかあれとか・・・)
この作品はこれまでの作品とは“異なる角度”で描かれていくのではないかと
期待に胸を膨らませています。
その“異なる角度”はまたの機会に語るとして、
今回はこのあたりで失礼致します。
それでは!!!
@micchannel より
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