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2022年10月の記事一覧
「やがて魔女の森になる」を読んで
萩原朔太郎賞受賞詩集ということで興味を持って読んでみた。
とはいえ、萩原朔太郎を読んだことはない。読んだかもしれないが記憶にない。
「詩」に対する興味はバイオリズムの波のように上がったり下がったりで一定していない。一番がっつり取り組んだ詩集は学生時代の課題で読んだ島崎藤村だと思う。好きか嫌いかで言えば好きだったが、それは定型詩のリズム感や時代の制約の中で使われていた漢字とルビの物珍しさだった気がす
「現代日本の感覚と思想」を読んで
現実(リアリティ)の三つの反対語「理想」「夢」「虚構」という言葉によって、
1945年の敗戦から60年頃まで……「理想」の時代 「プレ高度成長期」
1960年〜70年代前半……「夢」の時代 「高度成長期」
1970年代中葉〜90年まで……「虚構」の時代 「ポスト高度成長期」
このように三つの時代に性格づけして分けることができる。
これらの時代の様々な主題について1985〜86年の新聞の論壇時評に