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寝るまでは『今日』

僕は夜型の人間だ。
学生の頃からとにかく夜は遅くまで起きて、朝はギリギリまで寝ていた。なんなら休みの日は昼や夕方までよく寝ていた。


その頃の名残りが残っていて、今でも起きる時間はギリギリの7:40だ。社会人としてはなかなか遅い起床時間ではないかと思う。


7:40に起き、7:43ごろにリビングの椅子に座る。子供を膝に乗せて7:47には速攻で朝食を食べ終わり歯磨き&髪のセットを始める。
8:05ごろには出社する準備を整え、子供と『おかあさんといっしょ』&『いないいないばあ』を見ながらソファでダラダラ(二度寝)する。
そして8:20に子供に無理やりチューをして家を出る。一駅分だけ電車に乗って、会社につくのはだいたい8:45だ。僕の会社はフリーアドレスなのでどこの席に座っても良いのだが、だいたいもう残り物の席しかない。仕方なく上司の隣りに座って、仕方なく仕事をを始める。
(2つ前の職場にいたときは、職場が近かったため8:00まで寝ていて、8:35くらいに家を出ていた。)


なぜ、夜早く寝ないのか。
それは寝てしまったら『今日』がおわり、起きたら『明日』が来てしまうからだ。僕の中では何時だろうが、日付が回っていようが『寝るまでは今日』なのだ。


『明日』が来るのは怖い。『明日』には希望などなく、起きれば労働が始まる。『明日』など来てほしくないのだ。毎日朝が来ると絶望的な気持ちになってしまう。


それに、日中ただただ労働をしていると『今日』にやり残したことがあるんじゃないのかと思ってしまう。『今日』を楽しまずに終わるのが嫌で、寝る時間を捨ててでも『今日』のうちになにかしたいと思ってしまう。

とは言っても、遅くまで起きたからと言っても大したことはしてない。YouTubeを見たり、ネットサーフィンをしたりするくらいのものである。
だが、ただただそれだけでも『今日』を取り戻せたような気がしたりしなかったりする。


仕事が忙しく残業時間が長くなってくると、時々「早く寝ればよかった」なんて思ったりもするが、それでもなかなか早く寝ることはできない。


そうこう言いながら、今日も遅寝をしてしまっているのだ。

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