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30代男性が生まれて初めて舞台を観た話

8/26。ギタリストのCANDY MANです。

8月ももうおしまい。今年は去年より夏らしいことができたので嬉しい。
来年は離島に行ってみたいな~。

先日、舞台を観た。

生まれてこの方、舞台を観たことがない。唯一と言って良いのか、舞台関係で言えば小学生で学芸会をやった以来だ。

そんな初めて観る舞台について話そう。
今日のテーマは「生まれて初めて舞台を観た」です。

もう耳にタコができるぐらいの話だろうが、私が敬愛してやまないポルノグラフィティ新藤晴一さんが原案、プロデュース、作詞曲を手掛けた「ヴァグラント」という舞台を観た。

突然思い立って「よし、明日観に行こう!」というには腰が重たいのが観劇。そのきっかけをくれた新藤さんにまず感謝感激。

普段ライブしか観ないので舞台のいろはが分からず、唯一ルールが厳しいイメージがあった。実際ライブとは違うルールや流れ、感じたことが多々あったので列挙していこう。

①なるべくフォーマルな私服が良いかも

まず服装。イメージとしてはスーツ、ドレスを着て厳かな印象。

調べると「Tシャツ・短パン・サンダルでもOK」とのことだった。よーしじゃあカート・コバーンのTシャツを着て、と思ったが「嘘こけ、そんな奴いねーわ」と心の声が囁いたので酷暑の中ジャケットを羽織り、革靴で向かった。

実際自分のようにフォーマルな方向の服を着てる方が多かった。あぶねぇ。公式グッズにTシャツがあったのでそれを着ている方もいたが少数。やはり簡単でもいいからフォーマルな服装で行くと無難。

②観劇中は前のめりにならない

話が盛り上がってくると思わず前のめりになって見てしまう。ライブだと皆やってるのだが舞台ではNG。

こんな形で注意喚起をされている舞台場所もある。

より遠くを見たいときは双眼鏡が必須。

③舞台の途中で休憩がある

事前に舞台の上演時間は約3時間と伝えられていた。

3時間!?

ちょっと長いなぁ、ご飯食べてなかった、途中でトイレに行くことを避けるため水は飲みすぎないようにしたほうがいいかなと心配していたが、1時間20分ほどたったあとに幕が下り一時休憩と告げられた。これがいわゆる「幕間(まくあい)」と呼ばれるもの。ここでご飯を食べたりトイレに行ったりする。

ライブじゃ途中休憩なんてないから、そう考えるとハードだよな。

④どこを見ていればいいか迷う

例えば映画は見て欲しいところだけしか映せない。舞台はスポットライトが当たっている人たちが注目すべきところなんだろうけど、その周りでも俳優さんたちが演技をしている。突然スポットライトとは別の所で騒ぎ出すのでなんだなんだ?とびっくりする。

映画や小説とは全く異なる、作られた世界への没入感がある。その世界の一員になった気持ちになれる。

⑤舞台上の音楽が生演奏だった

これも事前に言われてた(と思うが)舞台上で流れる曲の演奏が生だった。

これ本当に生?あまりに上手過ぎると思ったけど、カーテンコールで楽器隊が出て来て正直ひいた。あの演奏本当に生でやっていたのか。上手すぎる。

以上、普段味わったことのないことが本当に多かった。他にもカーテンコールなる、終演後の挨拶があったのも驚いた。
本編ではとても頼りのない役柄なのに、カーテンコールではそんな様子を全く見せずピシッと挨拶をしているのを見ると、普段ヘラヘラした友人が、自分の母と会って礼儀正しく挨拶したときのあの見直す感があってグッとくる。

年をとると新しいことをするのに億劫になる。きっかけは別にあったが、普段避けて通っていたところに意を決して踏み込むと、新しい発見があると改めて思う。

是非皆も足を踏み入れてみてはいかがだろうか。そこには深い沼があるかもな。

以上。

今日の一曲 Tele「ことほぎ」

最近出会ったアーティストTele。
「街の裾から、朝がほどける」というフレーズが美しい。新しい沼。

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