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句集『いのち』制作レポート⑩

花冷えが続きますね。蕾の間は寒い方が開花した後に花もちがよいと聞いたことがあります。真偽の程はわかりませんが、長く花見ができることを楽しみにしましょう🌸

まずは、今が食べごろの苺の句から。

1)散ってこそ赤い実となれ花苺

赤い苺の写真はChie Ito様のnoteから拝借しました。もちろん、ご本人のご承諾をいただいています。何気ない写真ですが、苺や花の配置にIto Chie様らしいセンスの良さを感じます。

普段から思っていることなんですが、パッと見てなんとなくいいなぁと惹かれるものって、これ見よがしに凝っていないのだけれどもよく観察すると上手に計算されていることが多いです。この写真もそう。苺に手を伸ばしたくなります。美味しそう。

白い花だけの写真は2年ほど前に私が撮影したものです。荒川沿いを不法占拠して生活しているおじさん(ホームレスと呼ばれることが多いです)が育てているのを撮影させていただきました。

では次。終わったばかりのお彼岸に関する句。

2)線香を揺らすは君か秋風か

絵はTome館長のHP「Tome美術館」から拝借しました。こちらももちろん、ご本人のご承諾をいただいています。ところで皆様、「Tome美術館」を覗いてみたことはありますか?もしまだの方がいらしたら、ぜひココをポチっと押して飛んでみて下さい。

http://artome.blog60.fc2.com/

Tome館長は何人いらっしゃるのでしょう。あるいは百歳近いのかしら。等と空想が広がるくらい、たくさんの作品が並んでいます。その作品群の中でこの絵には「かわいいけど、白痴かも。かわいそうだけど。」というコメントがついています。絵自身が持つ迫力とTome館長の少し力の抜けたコメントの対比が面白い。この作品に出会った時、この句にはこの作品しかないと惚れこんでお願いをして、めでたく使わせていただくことになりました。

3)トップのイラスト

タイトル上のイラストははりおん(HARION)様です。句集でもエンディングに使わせていただきます。はりおん様は音楽もイラストも独創的なクリエイターさんです。

✿おまけ✿

命をテーマにした句を詠んだり、社会問題を扱った小説を書いたり、candycandyって実は相当暗い人なんじゃない?」と思われているかもしれないので、生の私をお見せします。昨日、高尾山に遠足に出かけたときの写真。蕎麦団子を主人にすすめているところ。こんなおちゃらけた感じのアラフィフです。

ではまた。