イブイブライブ私からの総括(最後に鼻歌のオマケ付き)

イブイブライブにつきましては、当日の夜中にお礼のnoteをアップした後はあまり思い出すこともなく、仕事と句集作りに励んでおりました。が、しかし、当日起こったトラブルについて、当該ライブを企画された舞濱りん様や現場監督でいらしたエイトマン様が気にして下さっているようなので、なんとなく申し訳ない気持ちになり、私の立場からもあのライブを総括してみることにしました。

正直に書きます。今回のライブはしんどかった。もちろん、自分のスケジュールや健康状態が万全でなかったこともありますが、それだけではありません。いくつかの変更が重なったのです。

【一つ目の変更】

夏にこのお話をいただいた時は「1部は一人10分間のパフォーマンスをし、2部は何でもいいから1部とは違う自分を見せること」とのことでしたので「1部はロック、2部はしっとり」と決めていて、2部の衣装についてはオペラ歌手の友人からドレスを借りる手筈も整えていました。ところが、11月のリハの際に、私の出番は2部の冒頭になるだろうと言われました。理由はバンドのセッティングに時間を要するためです。さもありなん。であれば、ロックからしっとりへの変身はその場で脱ぎ着ができるものにすればよい。脱ぎっぷりはいい方なのでOK! という感じでこの変更はすんなりと飲み込めるものでしたし、今でも飲んでよかったと思っています。

【二つ目の変更】

問題は二つ目の変更。ロックのステージについて、当初は私のパソコンからキューベースの音を出し、それにあわせてシンセとギターを生演奏し、エイトマン様のパソコンから映像を流す予定でした。それを、時間短縮のためキューベースからwav.に落としておくことになり、更にそのwav.を予め映像に重ねておいてエイトマン様のパソコンから音と映像を一気に流すことになりました。このファイルはmp4.またはmov.でとの指定がありました。であれば、画質のよいmov.でと欲張ったのが間違いでした。いや、そもそも、この二つ目の変更自体、最初から間違えていたのだと思います。やはり音はキューベースから出す方が、当日サウンド・チェックでPAさんに相談しながらパート毎のレベルを微調整できますし、それに、音と映像を別々のパソコンから出す方がパソコンの固まるリスクが少ない。はっきり言います。私は少し怖かった。なので、それもあって、予めユーチューブにアップをしておきました。これを使う事態になりませんようにとお祈りしながら。でもここが私のいけないところ。お祈りしているヒマがあったら「やっぱり別々に出力したい」と自己主張をするべきでした。これは、作品の親である私の務めですし、パフォーマーとしてあるべき姿勢です。それを私が怠っていたのです。

【三つ目の変更】

それでもどうにかこうにかロックの部を終え、スクリーンの影で赤いドレスに着替え、そして舞台に出ていったらスクリーンが上がって、エイトマンバンドのドラムさんとベースさんが登場する筈でした。ところが、ところが、何故かスクリーンが上がらなかった。なので、客席から見ると一番左にピアノのエイトマン様、中央に私、その右はなぜかスクリーンでベースさんとドラムさんはそのスクリーンの裏で演奏をするという状況でした。私は、生演奏の際はバンドの人と呼吸を合わせることを意識するのですが、スクリーンに遮られてベースさんとドラムさんとは同じ空気を吸うことができなかった。それが想定外の変更で歌いづらかったです。

その他にも、本番中にユーチューブからお風呂の鼻歌が流れてきたり等、小さな変更を書き出したらきりがありません。でもそんな中で、妙にステージをハンドルできている自分が、なんだか普段の自分とは乖離した人格のように思えて我ながらカッコよかったです。ですから、本番の最中は度重なる変更に凹むようなことは全然ありませんでした。

でもでも、本番の映像を見ると、やっぱり音は辛いなぁ。当日のリハでは音をどう出力するかで喧々諤々していて、PAさんもサウンド・チェックどころではありませんでした。ですから、ロックの部もしっとりの部もバランスはぶっつけ本番だったと思います。しっとりの部なんて当日リハ自体なかった。カメラなんて言わんやおや。ま、それらはどうでもよいのですが、ロックの部2曲目のユーチューブから拾った音が小さくて痛々しい。でもそれもこれも作品の親としての自覚が足りなかったから。これらは全てパフォーマーとしての私が起こしたハプニングです。

先程、舞濱りん様のコメ欄にも書きましたが、舞濱りん様とエイトマン様のお2人は、企画・運営される側から効率的な方法をいろいろとご提案下さっただけで、当然のお仕事をされたまでです。それをどこまで飲んで、どこから吐き出すかは、パフォーマ-側が自己主張すべきこと。準備の段階で私の自己主張が足りなかったためにあのようなことになったものと反省しております。この経験を次に生かしたい。これが私のイブイブライブの総括です。

舞濱りん様、エイトマン様、これに懲りず、これからも皆さんのために楽しい企画をどんどん打ち上げていって下さいね_(._.)_💕私はしばらくはせっせと句集作りに没頭します。

ここまで読んで下さった方にオマケ。イブイブライブの本番中にユーチューブから流れた鼻歌はコレです。オリジナルですよ。夏の歌ですがよろしければどうぞ♪