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「HAIKU日本大賞2017秋の写真俳句」で秀逸賞をいただきました。それで写真について少し書いてみます。(エッセイ)

 一昨年の春からカメラを持ち歩いています。きっかけはnote。皆さんの写真を拝見しているうちに、私も撮ってみたくなりました。お客様の所へ行く道すがら、オ!っと思うものに出会うとパチリ。

 たいがいは上司である主人と一緒に行動しているため、じっくり腰を据えて撮影することはできません。一つの被写体に対し3回もシャッターを押せれば恩の字。その間も主人はスタスタ歩いていってしまうので、私はまるでゴルフを始めたばかりの人のように止まったり走ったり大忙しです。

 逆境だなぁと思いますが、この逆境のおかげで瞬時にピントを合わせるのが上手になってきたような気がします。

 好きなアングルについて言えば、草月流で習ったことが影響していると思います。真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)を意識することが多いからです。また、被写体の正面を探す作業は、花の一番美しく見える角度を花から聞き出す作業と同じであり、昔取った杵柄か、迷うことはほとんどありません。

 このようにインスタントに撮影した写真、かつ、100%趣味で撮影した写真を、写真だけで評価されるコンテストに出すつもりは毛頭ありません。そのコンテストや他の参加者に失礼なことだと思うからです。

 でも、写真と俳句の両方で評価されるコンテストには出すことがあります。写真で足りない分を俳句で補うことができるかもしれない、また逆に、俳句で足りない分を写真で補うことができるかもしれない、という淡い期待を抱いているからです。

 今回もそんな気持ちから「HAIKU日本大賞2017秋の写真俳句」に応募してみました。すると、ありがたいことに秀逸賞をいただくことができました。この年末におめでたい話題です。終わりよければ全てよしになりそうです。

 受賞作品はこちら。

柔らかく光を孕む芒の穂

(やわらかく ひかりをはらむ すすきのほ)

 写真は無修正です。一方、俳句は修正に修正を重ねました。「孕む」を漢字にするか平仮名にするか、「芒の穂」を「枯れ芒」にするか、等々。やっと落ち着いたこの組み合わせで評価していただけてとても嬉しいです。受賞の様子はこちらのサイトでご覧いただけます。↓

https://haikunippon.net/prize/2017ph-autumn.html

 以上、私の今回の受賞に関するご報告でした☆彡。

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では次に予告です。

【予告】先程、私が写真と俳句の両方で評価されるコンテストには出す理由として「写真で足りない分を俳句で補うことができるかもしれない、また逆に、俳句で足りない分を写真で補うことができるかもしれない」と書きましたが、①俳句だけでも面白い、②写真だけでも面白い、③あわせてもっと面白い俳人がこのnoteにいらっしゃるのをご存知ですか?ピンときた方も多いと思いますが、ヨシカワヨシオ様です。

 そのヨシカワヨシオ様の書店(フラスコ書房)に注文した2冊の本が届きました。やったぁ♪ じっくり拝読してからご紹介したいと思います。どうぞ、お楽しみに。

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 続けて嬉しい情報です。ここまでこの記事を読んで下さった方は、きっと写真が好きな方だと思うので、きっと大喜びされると思います。

【嬉しい情報】note公式様が「みんなのフォトギャラリー」という機能をリリースされたようです。写真を撮る人には発表の場、写真を使いたい人には出会いの場になりそうです。私もまだじっくり読んでいないのですが、コンテストではないようなので、興味があります。参加してみたいです。詳細はコチラ。

(おしまい)