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モビリティの課題をアートにして持ち歩く!?

2021年5月25日(火)から6月23日(水)まで、株式会社蔦屋家電エンタープライズによるショールーム「蔦屋家電+」にて、「アートが痛みを減らすっ展!?」が開催されています。

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「蔦屋家電+」では初めての絵画を展示する試みで、「アートと痛みの関係性を探る」という斬新な実証実験を兼ねています。 

アートを使った無関心層へのアプローチ

本展は、CancerXのメンバーである長縄拓哉さん(歯科医師/医学博士/画家)が推進する“医学情報を含んだアートを身につけコミュニケーションを促す研究プロジェクト”の実験展示です。医療に対する無関心層へのアプローチや行動変容を促す検証を行っています。

CancerXモビリティnoteではこれまで、がんに関わる方々にインタビューを行い、それぞれの立場で感じている課題を共有してきました。その中で「ヘルプマーク」についての課題が何度か紹介されています。 

たとえば、ヘルプマークを身につけているひとが、「それどうしてつけてるんですか?」と聞かれることはあまりないそうです。

どちらかというとネガティブな印象を持たれることが多いヘルプマークですが、その代わりに、医学情報やがんを取り巻く課題を含んだアートを身につけていたらどうなるでしょうか。

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「それかっこいいね、なにそれ?」とポジティブなきっかけから会話が始まり、自分の病気を話すきっかけになるかもしれません(病気の情報や課題の共有ができます)。 

きっかけはCancerX課題発見セッション

World Cancer Week2021で行われた「CancerX課題発見」分科会で、”がんに関わる生活の中で感じている課題や違和感”を写真に撮って可視化し、共有するセッションが開催されました。

今回の展示作品は、その写真をモチーフにして描かれた絵画が展示されています。

課題をアート作品にして持ち歩く?

課題が撮られた写真をアート作品にすることで、「医療やがんに対しては無関心でもアートは好き」なひとが興味を持ってくれるかもしれません。アート作品を観てそのコンテクスト(背景)を読むと、無意識にがんや医療の課題に触れるようデザインされています。

また、その作品を持ち歩く(ステッカー、Tシャツなど)ことで、「それなに?」と言ったコミュニケーションが生まれ、がんを取り巻く社会課題が共有されていきます。 


展覧会は二子玉川の蔦屋家電で、6月23日まで開催されています。ぜひ足を運んでみてください。 


 ■期間: 2021年5月25日(火)~6月23日(水)

 ■開催場所: 蔦屋家電+ 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット 二子玉川蔦屋家電 1F 

 ■問い合わせ先: 蔦屋家電+ tel. 03-5491-8550 url. https://store.tsite.jp/tsutayaelectricsplus-futako/


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