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前立腺がん治療後の運動 ~がん治療後も趣味を楽しむための体力作り~

ルネサンス運動支援センター、大阪国際がんセンター認定 がん専門運動指導士の『かずくん』です。
※名前をクリック頂ければスタッフの紹介に飛びます。

今回ご紹介するのは前立腺がん治療後の80代の男性。
ご利用者様は当初、継続しているホルモン療法による筋力低下や脚のだるさを訴えられていました。
現在も運動を続けていただいており、今は以前のように趣味の家族旅行や電車の旅を楽しまれています。
どのような運動をして、どれくらい体力の変化が合ったのか、皆さんのご参考になればと思います。


【運動のきっかけ】

運動のご相談に来られた時、ご利用者様は前立腺がんの治療を終えられ、ホルモン療法を継続中でした。
ホルモン療法を始めてから、特に脚力の低下や脚のだるさを感じるようになったとのことでした。
以前はよく歩いたり、趣味の旅行や電車の旅をされていましたが、今は家の前の坂道やちょっとした階段の上り下りがしんどいとおっしゃっていました。
治療前のように旅行や遠出ができることを目標に運動を開始しました。

【運動の内容】

脚の筋力の向上が一番の目的ですので、脚の運動を中心に行いました。
また姿勢改善や柔軟性向上もしたいとのご希望がありましたので、毎回ストレッチも一緒に行うようにしました。
最初は軽めから、筋力を確認しながら段階的に強度を上げて運動の処方を行いました。

【運動指導開始時】
寝転んだ状態でレッグレイズ、ヒップリフト、アブダクションなど

レッグレイズ
ヒップリフト

【現在】
立った状態のスクワット、アブダクション、バランストレーニングなど

スクワット
アブダクション

【体力の変化:アセスメント】

ルネサンス運動支援センターのご利用者様には、定期的に体力測定を行っていただき、効果を一緒に確認しています。
体力測定を行うことで、現状を把握し、モチベーションのアップや、今後の運動に活かすことができます。

80代男性ご利用者様
下半身筋力テスト(30秒椅子立ち上がりテスト)
初回…13回(やや低い)
3カ月後…17回(やや高い)
6カ月後…23回(高い)

脚の筋力が測定の度に向上し、歩行能力や動的バランス、敏捷性も向上しました。
結果を見られてとても喜んでおられました!

【あとがき】

今も週1回のペースで来られているご利用者様ですが、運動の習慣が身に付き、ご自宅でも運動をされています。
以前のように楽しんで出かけられるようになり、ご家族も喜ばれています。
運動の時には、旅行に行かれたお話や電車旅のお話を聞かせてくれ、「こたえるな~。」と言いながら楽しんで運動もされています。

ルネサンス運動支援センターではお一人お一人に寄り添い、運動の提案を行っております。
運動できるか不安という方も、一度ご相談にお越しください。

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