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腎細胞がん 抗がん剤治療をしながら復職をめざす②

こんにちは!!
いつもnoteを読んでいただき本当にありがとうございます。

前回に引き続き、『約3年前に腎細胞がんがみつかった桑原健一さん(52)』の後編です。

※前回のnoteはこちらから!


抗がん剤治療が始まった2020年12月は、普段以上に家にこもりっきり、自分で何かしようと思わなかった桑原さんが
《運動を始めようと思ったのはなぜか?》と疑問に思い聞いてみました。


抗がん剤治療を始めて何日か経ってから、病院に一人で行って待合室で待っている時に運動支援センターのチラシが目に入った桑原さん。

と奥様の言葉がよみがえってきたそうです。
『家内が言ってた時は右から左だったんですが、自分で見たら納得するんですね(笑)』
『帰りに寄ろう!と思った(笑)』

それは、抗がん剤治療が始まって、3か月経った頃で、病院も慣れてきて、徐々に気持ちにも余裕も出てきたので他のことを考えることができたそうです。

桑原さんはこう続けます。

『何かやらなあかんという使命感がなければ動かないタイプの人間なんで、何かここに行こうという目的がなければ動けない。』
『その目的を見つけなあかんというタイミングとここが一致した。』

そんな桑原さん病院の帰りに運動支援センターに寄られ、運動を始めるまでに時間はかかりませんでした。

『自分に合うか合わないか取り合えずやってみないとわからないと思い、やろうと決断したんです!』

《運動をする目的ができて外に出る理由を作った!》
《週3は通うと使命感もある!》

役者は揃いました!!!
そうして、運動を始められた桑原さん。
続けているうちに身体も気持ちもすごく変わったんですって!

しかし、調子いい日ばかりでもなく、今日は運動するのしんどいな。外に行くのは嫌だなと思う日もあると正直に教えてくださいました!
そんな嫌な時も、嫌ながらも運動支援センターに来るんですって。

『そしたら身体が楽になるんですね!』
『そして、気分的にも来てよかったとなるんですね!!開放感が生まれる!!!』
『やっぱり、環境変えるって大事なんだな』
って。

その他にも身体の変化を感じられているのは、睡眠!
『よく寝れますよね。運動から帰ってきて、達成感みたいな。
ほっとするのと少し疲れがでる感じ。寝つきも目覚めもよくなって』

最近、食欲も出てきたそう。
『今までは朝食は抜いたりすることが多かったのですが、朝からきっちり食べる!朝からお腹すくし・・・(笑)』


運動始められてから、身体や気持ちが変わったことをたくさん教えてくださいました。

そして、桑原さんが何で運動指導センターをいいと思っているかまでもお話しくださいました。

◎自分に合ったリハビリを教えてもらえる
◎自分がこれは正しいかと曖昧に思いながらやるよりは、的確に指導していただく方が安心もできる。
◎やり方を教えてくれて、間違ったら正してもらえる。
◎自由にできる面もあるし、最低限することも教えてくれる。
◎自分のペースでできる。

桑原さんは、生活の中に運動することを無理なく取り入れられているなという印象を受けます。
そして、抗がん剤治療をしながらも、復職をする!という目標に向かって着々と体力をつけておられます。


そんな桑原さんが今、思うことは、
私の場合、これからずっと向き合っていかなくてはいけない。
抗がん剤も基本的にはずっと服用しないといけない。終わりは見えてこない。
それと向き合っていくなら、上手く病気と向き合っていける環境を整えなければいけない。
それは、何かと言いますと、身体ですね。
身体が衰えてくると、向き合いにくくもなるし、気力体力もなくなってくる。
それをちょっとでも向き合えるように、こういう運動支援センター的なところと上手く付き合っていきたいですね。』

と話す桑原さんから、がんとともに生きる覚悟と決意を強く感じました。

※今回のインタビューは以前のブログを編集して再アップしたものです。
 運動に取り組まれていた時期など少し前の情報となります。
 悪しからず、ご了承ください。

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